検索
AND検索
OR検索
トップ
|
リロード
|
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
| Color:
Top
/ 機械の鴉10(小説・全年齢)
機械の鴉10(小説・全年齢) の編集
Last update on |
編集
|
複製
|
名前変更
|
差分
|
バックアップ
|
添付
重要なお知らせ
サイトがSSL/TLSに対応しました。
【詳細はこちら】
↑
Menu
↑
概要
【トップページ表示イメージ確認】
トップページ表示内容を編集
スパム対策のためトップページを編集禁止にし、別ページの内容を表示しています
左メニューを編集
【MobileStation】
軽量簡易トップページです
編集要望
編集メモ
編集の手引き
特別演習室
まだ備忘録状態
SandBox
サイト構成
臨時難民ゲットー
公民館
サークル活動等はこちらから
DAEMON X MACHINAや模型、TRPG等
DAEMON X MACHINA
DAEMON X MACHINA談話室
法務部
各種ルール制定及び問題解決はこちらまで
討論ページ「サンダードーム」
おみくじ
画像アップローダー
【全ページの添付ファイル一覧】
Google:
↑
最近の作品
↑
ARMORED CORE Ⅵ
FIRES OF RUBICON
+
パーツリスト
頭部パーツ
HEAD
胴体パーツ
CORE
腕部パーツ
ARMS
脚部パーツ
LEGS
火器管制器
F.C.S.
ジェネレータ
GENERATOR
ブースタ
BOOSTER
腕部兵装
A.UNIT
左腕部兵装
L-A.UNIT
背部兵装
B.UNIT
コア拡張機能
EXPANSION
OS TUNING
初心者向け講座
レギュレーション
Ver 1.05更新チェックリスト追記
アセンブルの手引き
ミッションリスト
システム・操作・テクニック
登場人物
/
登場AC
ロケーション
エネミー
/
勢力
アーカイブ
用語集
/
世界観考察
談話室
/
攻略情報交換所
発売前情報
オンライン用相談室
↑
ELDEN RING
エネミー
/
ボス攻略
+
武器
武器
短剣
/
直剣
大剣
/
特大剣
刺剣
/
重刺剣
曲剣
/
大曲剣
刀
/
両刃剣
斧
/
大斧
槌
/
フレイル
/
大槌
特大武器
槍
/
大槍
斧槍
/
鎌
鞭
/
拳
/
爪
小弓
/
長弓
/
大弓
クロスボウ
/
バリスタ
杖
/
聖印
松明
小盾
/
中盾
/
大盾
/
戦技
?
/
装備の強化
防具
/
タリスマン
戦灰
魔法
(
魔術
/
祈祷
)
システム・操作等
素性
/
キャラクター育成
侵入・侵入対策
+
アイテム
アイテム
道具
/
遺灰
製作素材
/
強化素材
貴重品
/
矢・ボルト
情報
登場人物
(
イベント
?
/
商人
)
レギュレーション
世界観
/
用語集
エルデンリング談話室
情報提供
↑
各種攻略情報
↑
アーマード・コア シリーズ
PSタイトル
PS2タイトル
PS3 / 360タイトル
PS4・5 / Xbox One・SeriesX・S / STEAM
PSPタイトル
携帯電話向けタイトル
↑
ソウル シリーズ
Demon's Souls
DARK SOULS
DARK SOULSⅡ
DARK SOULSⅢ
↑
その他
METAL WOLF CHAOS(XD)
Bloodborne
Déraciné(デラシネ)
SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE
↑
創作関連
Illustration[投稿画像]
全年齢向け
成人向け
Picture[投稿写真]
Movie[投稿動画]
Novels[投稿小説]
連載中作品
完結済作品
長編
短編
R-18系作品
アップローダー
画像アップローダー
↑
機体関連
AC Showroom[機体画像展示室]
AC Garage[アセンブル相談室]
↑
メディアミックス・グッズ情報
出版物情報
音楽関連情報
プラモデル・立体物関連情報
グッズ情報
?
↑
Link
公式サイト
FROM SOFTWARE
ARMORED CORE
DARK SOULS
Bloodborne
↑
各種ログ
過去の公式発表
各種コメントログ
サイト名ダービー跡地
強化月間ログ
TRPGログ
TRPG愛好会外部サイト進出投票結果
削除ページ一覧
削除したページはここから確認・復旧できます
過去のトップページ
編集の参考に過去のトップページを保存してあります
↑
ヤーナムおみくじ
トスニルス
↑
今日の運勢
【小吉】
日本原産『大雀蜂』
現在、164 人がアクセス中です。
Total:3697/Today:3
-- 雛形とするページ --
2系 エネミー・メカニック
3系 エネミー・メカニック
404_Not_Found
ACfA/in the end 1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 3(小説・全年齢))
ACfA/in the end 4(小説・全年齢))
ACfA/in the end 5(小説・全年齢))
ACfA/in the end 6(小説・全年齢))
ACfA/in the end 7(小説・全年齢))
ACfA/in the end 8(小説・全年齢))
ACfA/in the end 9(小説・全年齢))
ACfA/in the end 10(小説・全年齢))
ACfA/in the end 11(小説・全年齢))
ACfA/in the end 12(小説・全年齢))
ACfA/in the end 13(小説・全年齢))
ACfA/in the end 14(小説・全年齢))
ACfA/in the end 15(小説・全年齢))
ACfA/in the end 16(小説・全年齢))
ACfA/in the end 17(小説・全年齢))
ACfA/in the end 18(小説・全年齢))
ACfA/in the end 19 エピローグ(小説・全年齢))
ACfA/in the end 20 後日談 1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 21 後日談 2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 22 後日談 3【最終話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 23 クリスマス番外編その1【12月18日のお話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 24 クリスマス番外編その2【12月21日のお話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 25 クリスマス番外編その3【12月24日 イブのお話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 26 クリスマス番外編 エピローグ【年明け後のお話】
ACfA/in the end 27 バレンタイン番外編その1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 28 バレンタイン番外編その2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 29.5A ホワイトデー番外編 前編(小説・全年齢))
ACfA/in the end 29.5B ホワイトデー番外編 中編(小説・全年齢))
ACfA/in the end 29 バレンタイン番外編その3(小説・全年齢))
ACfA/in the end 30 -after the end-(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 3(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 4(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 5(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 6 end(小説・全年齢))
ACFA/Iria's Report 01
ACFA/Iria's Report 02
ACFA/Iria's Report 03
ACFA/Iria's Report 04
ACFA/Iria's Report 05
ACFA/Iria's Report 06
ACFA/Iria's Report 07
ACFA/Iria's Report 08
ACFA/Iria's Report 09
ACFA/Iria's Report 10
ACFA/Iria's Report 11
ACFA/Iria's Report 12
ACFA/Iria's Report 13
ACFA/Iria's Report 14
ACFA/Iria's Report 15
ACFA/Iria's Report 16
ACFA/Iria's Report 17
ACFA/Iria's Report 18
ACFA/Iria's Report 19
ACFA/Iria's Report 20
ACFA/Iria's Report 21
ACfA_CWUBRG_01/Dirty Worker(小説・全年齢)
ACfA_CWUBRG_02/Dearly Beloved(小説・全年齢)
AC Garage
AC Showroom
AR2E第1回テストセッション 『入団試験』
ARMORED CORE
ARMORED CORE 2
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE/ミッション
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE/ロケーション
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE/登場人物
ARMORED CORE 2 SERIES 用語集
ARMORED CORE 2/FCS
ARMORED CORE 2/インサイド
ARMORED CORE 2/エクステンション
ARMORED CORE 2/オプショナルパーツ
ARMORED CORE 2/コアパーツ
ARMORED CORE 2/ジェネレータ
ARMORED CORE 2/ブースタ
ARMORED CORE 2/ミッション
ARMORED CORE 2/ラジエータ
ARMORED CORE 2/ロケーション
ARMORED CORE 2/世界観考察
ARMORED CORE 2/企業
ARMORED CORE 2/右腕部武器
ARMORED CORE 2/左腕部武器
ARMORED CORE 2/登場人物
ARMORED CORE 2/背部武器
ARMORED CORE 2/脚部パーツ
ARMORED CORE 2/腕部パーツ
ARMORED CORE 2/頭部パーツ
ARMORED CORE 3 / 企業
ARMORED CORE 3/エネミー
ARMORED CORE V
Bloodborne
FrontPage
MenuBar
PHP
...
[[小説/長編]] #setlinebreak Written by 独鴉 ---- ---- ランク23 フランソワ=ネリスとの戦い パッチザ・グットラックやウィスやイエェーイはカラードマッチを忙しいことを理由に拒否し、 自らより上位のものと戦う権利を明け渡した。 ドン・カーネルはカラードマッチを行うことを望んではいたが、 奇襲とはいえ実戦で敗れたことからGA上層部がストレイドとのカラードマッチを行うことを許さず、 順当にバッカニアとのカラードマッチを行うこととなった。 バッカニアとのカラードマッチに備え、最後のパーツ交換を行っていた。 さすがに光学兵器に弱いGA系では無理だということで新たなパーツの購入契約を結んでいたが、 インテリオル輸送隊が不明部隊に襲われたことで納品が遅れ、 カラードマッチが行われる今日までパーツは届かなかった。 「コアの調整が終わり次第各パーツと接続する!各部パーツの調整急げ!」 『了解!』 カラードマッチ開始まで残り2時間を切り、整備場は歌劇の舞台裏の様に慌しく、 機体調整に追われる整備士達が駆けずり回っていた。 AMSの調整を残してコアの調整が終わり、各パーツとの接続が行われている中大問題が発生した。 「注文したCANOPUSが納品されてません!」 「なんだと!?どうして納品時にチャックしなかった!」 納品がぎりぎりになれば小さなミスが発生する確立が上がるのは当然だが、 肝心なメイン兵装がないとなるとただ事ではない。 「届いてないなんて知られたら・・・・セレンに殺されるぞ!!急いで連絡をつけてなんとかしないと!!」 レジール整備士長は青ざめ、急いで通信室へと走っていった。 レオーネ・メカニカ時代から付き合いが長い彼女はセレン・ヘイズの性格をよく分かっている。 どんな時でも最善を尽くさなければ、彼女は決して許さない。 それ故に彼女に付いてこられる者はほとんどいないのだが。 急いで通信室へと向かっている途中、見慣れない女性が整備場の渡り廊下からストレイドを眺めているのに気が付いた。 (誰だ・・・?) ストレイドのパーツを一通り確認したのだろうか、見慣れない女性はゆっくりと渡り廊下から姿を消した。 今回の戦闘エリアはシミュレーターA、セレンさんの見立てではバッカニアと真正面からやりあっても、 機体と武装タイプの相性から勝てると判断している。その為シミュレーターAを選択した。 戦闘が開始した瞬間僅かに光が走り、反射的に右へのSQBで機体を走らせた瞬間二条の蒼い光が先ほど居た場所を貫いていった。 「超長距離からの精密狙撃!?あの武器で!」 BFFのFCSでもロック不可能な長距離からの精密狙撃、普通では考えられないことをバッカニアは行ってみせた。 「中・遠距離は不利と判断。予定されていた中距離からの撃ち合いではなく、接近し近距離での戦闘に変更します」 オペレーターからの応答は禁止されているが、こちらの声はセレンさんに届いている。 当初の予定を変更するのだからすぐに報告をしなければ後で何を言われるか分かったものではない。 (・・・初弾を外した?) フランソワ=ネリスはコックピットでそう呟くと嫌な汗が出てくるのを感じた。 いまだかつて初弾を外した相手は自分を過去に倒した一人しか居ないからだ。 (いえ、外させたのね。・・・良いわ。こいつ) テルスは距離を詰めるためだろうOBの光を放ち始めている。 遠距離では不利と判断し、あの男と同じように接近距離で仕留めるつもりなのだろう。 「上等だよ!かかってきな!」 それから2連同時発射から1射ごとの単射に切り替えられた蒼いハイレーザーは正確にこちらを捉え、 回避行動を予測して襲い掛かかってくる。 ハイレーザーを無理やり回避するため、連続したMQBとSQBの連続で必然的にEN残容量が減り、 苦し紛れにQBの反動でぶれる照準を合わせながらCANOPUSを撃つが銃口が向けられる方向に反応、 バッカニアはSQBで射線軸からいち早く外れ、逆にこちらのENの残量を減らす結果に繋がるだけだった。 シミュレーターAの中心で2機のネクストは全方向のQBを派手に吹き上げ、サイドとバックの取り合いを行っている。 テルスはバッカニアの僅かな反応によって回避するため統合制御体は予測処理を行えず、 突如として入力される命令になんとか反応しているが、 目まぐるしく変わる機体状態と敵位置の情報がAMSを通してこちらに高負荷をかける。 僅か二分間の攻防でテルスから与えられるAMS負荷はすでに許容量を超えていた。 「なんでこんな負荷に耐えられる!?」 莫大な情報量に意識が潰れそうになりながらそう叫ぶとテルスを空中に飛ばせた。 その動きに合わせて振り上げられたA12‐OPSの2条の蒼い光がテルスのPAを貫きコアと頭部の右半分の装甲を抉る。 「ッッ!」 絶叫を上げる余裕さえも押し潰す高負荷が意識を食い荒らし自らが消えていく。 テルスは無防備かつ不安定な状態で降下。AUTOMODE特有の無駄な低速ブースト着地をしたあと動こうとしない。 「・・・どうやら負荷を超えてブラックアウトしたみたいね。それじゃあ止めを刺させてもらうわ」 A12‐OPSがテルスに向けられ、2つの砲口から僅かな光が漏れたときテルスが動き、 2条のハイレーザーを通常よりも大きな噴出炎を巻き投げながらテルスは左にSQBで回避、 両腕のCANOPUSから2条の光が放たれバッカニアの右胸部装甲に叩き込まれる。 バッカニアはBQBと右SQBでテルスの左サイドに回りこむが、 また大きな噴出炎を上げながらテルスは右・前と2連続QBで左サイドに回りこみCANOPUSが胸部装甲を抉りとる。 「2段QB!?」 機体とリンクスに過度の負担をかける2段QBはそれ相応の代償を覚悟しなければ使うことは出来ない。 通常よりも遥かに増える機体情報とその情報処理量から比例して増大するAMS負荷は並大抵では耐えられない。 それ故に2段の不要な高出力QBが開発されているのだから。 (標的ロック、照準誤差5%修正、敵移動予測、敵行動予測、照射タイミングから推測し、全工程の再修正・・・完了) トリガーを引きながらCANOPUSの照準を微調整し、QBで回避しようとしているバッカニアのコア目掛けて二条の光は正確に叩き込まれ、 損傷を追っていた部位を貫き、残っていたAPは一瞬で消え去りかラードマッチは終わった。 だが、テルスは動きの止まったバッカニアに向けてCANOPUSを何発も撃ち込み、シミュレーターとの統合制御体の接続が切れるまでそれは続いた。 「ご苦労だった。もういいぞ」 セレンはそう伝えたが、テルスのコアから降りてくる気配はなく、コックピットハッチは閉じたまま動くことはなかった。 「おい、どうし」 疑問に思ったセレンがサイド声をかけたときネクストのカメラアイが急に光り、AMS以外停止していた機体の各部が起動プロセスを開始した。 「何をしている!カラード内だぞ!」 だが、テルスは各部の機能の起動プロセスを停止せず、後一分もすれば戦闘可能な状態までジェネレーターの稼働率は上がるだろう。 「止めろと命令しているのが聞こえないのか!!」 「命・・令・・・・」 生気のない声が聞こえた後テルスの機能は停止、コアのコックピットが開かれた。 表情のまったくないまま機体から降りると力が抜けたように体に傾く、 駆け寄ってきた整備士がとっさに支えると近くの長椅子まで引き摺っていく。 「すぐにいく!医者を呼んでおけ!」 セレンはオペレーター室から急いで駆け出した。 セレンが整備場に着いたときにはすでに到着した医者があれこれ調べていた。 その中長イスに寝かされたままのリンクスは相変わらず生気のない顔をしている。 「大丈夫か!?」 「落ち着いてください」 急いで駆け寄ろうとしたが看護士に制され、他の整備士達と共に近くで診察が終わるのを待った。 それから15分ほどして診察が終わったのか、医者はセレン達を呼んだ。 「一度精密検査をして見なければ分かりませんが・・・、AMSによる脳や神経への影響はないと思います」 全員ほっと胸をなでおろしたが、セレンは聞きたいことがいくつかあった。長イスで寝ている男の顔には生気が戻ってきてはいるが、また似た事態がおきてはことだ。 「異常行動の原因は?」 医者は神妙な面持ちで少し考え込んでから口を開いた。 「恐らく・・・、一種の精神的問題でしょう。長期に渡って高負荷を受け続け、頭部に攻撃を受けた事でAMS限界を超え、その影響でなんらかの記憶のフラッシュバックか何かが起きたのではないかと推測しますが・・・・、精神科は私の専門ではないので断言はできません」 「そうか・・・、今回は助かった。料金は後で送っておく」 (少しこいつの過去のことを調べなくてはならないな) ---- now:&online; today:&counter(today); yesterday:&counter(yesterday); total:&counter(total); ---- **移植元コメント [#w377e3a9] - 随分と遅くなりました。読んでいる方々には大変お待たせしてしまい申し訳ありません。いただけるコメントは参考にさせてもらっています。ありがとうございます。 -- [[独鴉]] &new{2009-08-13 (木) 23:05:10}; - どうして納品時にチャックしなかった!←チェック? -- [[凄くいまさらですが…]] &new{2011-06-26 (日) 17:05:53}; **コメント [#u7a1f664] #comment(below) ---- RIGHT:[[小説へ戻る>小説/長編]]
タイムスタンプを変更しない
[[小説/長編]] #setlinebreak Written by 独鴉 ---- ---- ランク23 フランソワ=ネリスとの戦い パッチザ・グットラックやウィスやイエェーイはカラードマッチを忙しいことを理由に拒否し、 自らより上位のものと戦う権利を明け渡した。 ドン・カーネルはカラードマッチを行うことを望んではいたが、 奇襲とはいえ実戦で敗れたことからGA上層部がストレイドとのカラードマッチを行うことを許さず、 順当にバッカニアとのカラードマッチを行うこととなった。 バッカニアとのカラードマッチに備え、最後のパーツ交換を行っていた。 さすがに光学兵器に弱いGA系では無理だということで新たなパーツの購入契約を結んでいたが、 インテリオル輸送隊が不明部隊に襲われたことで納品が遅れ、 カラードマッチが行われる今日までパーツは届かなかった。 「コアの調整が終わり次第各パーツと接続する!各部パーツの調整急げ!」 『了解!』 カラードマッチ開始まで残り2時間を切り、整備場は歌劇の舞台裏の様に慌しく、 機体調整に追われる整備士達が駆けずり回っていた。 AMSの調整を残してコアの調整が終わり、各パーツとの接続が行われている中大問題が発生した。 「注文したCANOPUSが納品されてません!」 「なんだと!?どうして納品時にチャックしなかった!」 納品がぎりぎりになれば小さなミスが発生する確立が上がるのは当然だが、 肝心なメイン兵装がないとなるとただ事ではない。 「届いてないなんて知られたら・・・・セレンに殺されるぞ!!急いで連絡をつけてなんとかしないと!!」 レジール整備士長は青ざめ、急いで通信室へと走っていった。 レオーネ・メカニカ時代から付き合いが長い彼女はセレン・ヘイズの性格をよく分かっている。 どんな時でも最善を尽くさなければ、彼女は決して許さない。 それ故に彼女に付いてこられる者はほとんどいないのだが。 急いで通信室へと向かっている途中、見慣れない女性が整備場の渡り廊下からストレイドを眺めているのに気が付いた。 (誰だ・・・?) ストレイドのパーツを一通り確認したのだろうか、見慣れない女性はゆっくりと渡り廊下から姿を消した。 今回の戦闘エリアはシミュレーターA、セレンさんの見立てではバッカニアと真正面からやりあっても、 機体と武装タイプの相性から勝てると判断している。その為シミュレーターAを選択した。 戦闘が開始した瞬間僅かに光が走り、反射的に右へのSQBで機体を走らせた瞬間二条の蒼い光が先ほど居た場所を貫いていった。 「超長距離からの精密狙撃!?あの武器で!」 BFFのFCSでもロック不可能な長距離からの精密狙撃、普通では考えられないことをバッカニアは行ってみせた。 「中・遠距離は不利と判断。予定されていた中距離からの撃ち合いではなく、接近し近距離での戦闘に変更します」 オペレーターからの応答は禁止されているが、こちらの声はセレンさんに届いている。 当初の予定を変更するのだからすぐに報告をしなければ後で何を言われるか分かったものではない。 (・・・初弾を外した?) フランソワ=ネリスはコックピットでそう呟くと嫌な汗が出てくるのを感じた。 いまだかつて初弾を外した相手は自分を過去に倒した一人しか居ないからだ。 (いえ、外させたのね。・・・良いわ。こいつ) テルスは距離を詰めるためだろうOBの光を放ち始めている。 遠距離では不利と判断し、あの男と同じように接近距離で仕留めるつもりなのだろう。 「上等だよ!かかってきな!」 それから2連同時発射から1射ごとの単射に切り替えられた蒼いハイレーザーは正確にこちらを捉え、 回避行動を予測して襲い掛かかってくる。 ハイレーザーを無理やり回避するため、連続したMQBとSQBの連続で必然的にEN残容量が減り、 苦し紛れにQBの反動でぶれる照準を合わせながらCANOPUSを撃つが銃口が向けられる方向に反応、 バッカニアはSQBで射線軸からいち早く外れ、逆にこちらのENの残量を減らす結果に繋がるだけだった。 シミュレーターAの中心で2機のネクストは全方向のQBを派手に吹き上げ、サイドとバックの取り合いを行っている。 テルスはバッカニアの僅かな反応によって回避するため統合制御体は予測処理を行えず、 突如として入力される命令になんとか反応しているが、 目まぐるしく変わる機体状態と敵位置の情報がAMSを通してこちらに高負荷をかける。 僅か二分間の攻防でテルスから与えられるAMS負荷はすでに許容量を超えていた。 「なんでこんな負荷に耐えられる!?」 莫大な情報量に意識が潰れそうになりながらそう叫ぶとテルスを空中に飛ばせた。 その動きに合わせて振り上げられたA12‐OPSの2条の蒼い光がテルスのPAを貫きコアと頭部の右半分の装甲を抉る。 「ッッ!」 絶叫を上げる余裕さえも押し潰す高負荷が意識を食い荒らし自らが消えていく。 テルスは無防備かつ不安定な状態で降下。AUTOMODE特有の無駄な低速ブースト着地をしたあと動こうとしない。 「・・・どうやら負荷を超えてブラックアウトしたみたいね。それじゃあ止めを刺させてもらうわ」 A12‐OPSがテルスに向けられ、2つの砲口から僅かな光が漏れたときテルスが動き、 2条のハイレーザーを通常よりも大きな噴出炎を巻き投げながらテルスは左にSQBで回避、 両腕のCANOPUSから2条の光が放たれバッカニアの右胸部装甲に叩き込まれる。 バッカニアはBQBと右SQBでテルスの左サイドに回りこむが、 また大きな噴出炎を上げながらテルスは右・前と2連続QBで左サイドに回りこみCANOPUSが胸部装甲を抉りとる。 「2段QB!?」 機体とリンクスに過度の負担をかける2段QBはそれ相応の代償を覚悟しなければ使うことは出来ない。 通常よりも遥かに増える機体情報とその情報処理量から比例して増大するAMS負荷は並大抵では耐えられない。 それ故に2段の不要な高出力QBが開発されているのだから。 (標的ロック、照準誤差5%修正、敵移動予測、敵行動予測、照射タイミングから推測し、全工程の再修正・・・完了) トリガーを引きながらCANOPUSの照準を微調整し、QBで回避しようとしているバッカニアのコア目掛けて二条の光は正確に叩き込まれ、 損傷を追っていた部位を貫き、残っていたAPは一瞬で消え去りかラードマッチは終わった。 だが、テルスは動きの止まったバッカニアに向けてCANOPUSを何発も撃ち込み、シミュレーターとの統合制御体の接続が切れるまでそれは続いた。 「ご苦労だった。もういいぞ」 セレンはそう伝えたが、テルスのコアから降りてくる気配はなく、コックピットハッチは閉じたまま動くことはなかった。 「おい、どうし」 疑問に思ったセレンがサイド声をかけたときネクストのカメラアイが急に光り、AMS以外停止していた機体の各部が起動プロセスを開始した。 「何をしている!カラード内だぞ!」 だが、テルスは各部の機能の起動プロセスを停止せず、後一分もすれば戦闘可能な状態までジェネレーターの稼働率は上がるだろう。 「止めろと命令しているのが聞こえないのか!!」 「命・・令・・・・」 生気のない声が聞こえた後テルスの機能は停止、コアのコックピットが開かれた。 表情のまったくないまま機体から降りると力が抜けたように体に傾く、 駆け寄ってきた整備士がとっさに支えると近くの長椅子まで引き摺っていく。 「すぐにいく!医者を呼んでおけ!」 セレンはオペレーター室から急いで駆け出した。 セレンが整備場に着いたときにはすでに到着した医者があれこれ調べていた。 その中長イスに寝かされたままのリンクスは相変わらず生気のない顔をしている。 「大丈夫か!?」 「落ち着いてください」 急いで駆け寄ろうとしたが看護士に制され、他の整備士達と共に近くで診察が終わるのを待った。 それから15分ほどして診察が終わったのか、医者はセレン達を呼んだ。 「一度精密検査をして見なければ分かりませんが・・・、AMSによる脳や神経への影響はないと思います」 全員ほっと胸をなでおろしたが、セレンは聞きたいことがいくつかあった。長イスで寝ている男の顔には生気が戻ってきてはいるが、また似た事態がおきてはことだ。 「異常行動の原因は?」 医者は神妙な面持ちで少し考え込んでから口を開いた。 「恐らく・・・、一種の精神的問題でしょう。長期に渡って高負荷を受け続け、頭部に攻撃を受けた事でAMS限界を超え、その影響でなんらかの記憶のフラッシュバックか何かが起きたのではないかと推測しますが・・・・、精神科は私の専門ではないので断言はできません」 「そうか・・・、今回は助かった。料金は後で送っておく」 (少しこいつの過去のことを調べなくてはならないな) ---- now:&online; today:&counter(today); yesterday:&counter(yesterday); total:&counter(total); ---- **移植元コメント [#w377e3a9] - 随分と遅くなりました。読んでいる方々には大変お待たせしてしまい申し訳ありません。いただけるコメントは参考にさせてもらっています。ありがとうございます。 -- [[独鴉]] &new{2009-08-13 (木) 23:05:10}; - どうして納品時にチャックしなかった!←チェック? -- [[凄くいまさらですが…]] &new{2011-06-26 (日) 17:05:53}; **コメント [#u7a1f664] #comment(below) ---- RIGHT:[[小説へ戻る>小説/長編]]
テキスト整形のルールを表示する