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第三話 『女王種討伐作戦』交渉フェイズ1
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[[TRPGログ]] #setlinebreak(on) 【ミドルフェイズ4 ~1日目①~】 質疑応答 GM:あのミーティングから1日。サスケは当然ミーナと合流して、本日の行動方針を決めようとしてるんだが、さぁ、何したい? リュウ:震えているんだ、体がよ リュウ:でも、心はわくわくするんだ GM:やれることは第3話のリプレイにリスト化しておいたので、そちらをご参照ください GM:あ、勿論。「拙者パンピー英雄にござれば、このような面倒ごとにかかわるのお断り申す」とおっしゃるならそれでもかまいません。 風間サスケ:ふむふむ GM:あ、ちなみにリストの改修点を今一度説明。 GM:絶対奏甲の戦闘力リストを更新。華飾絶対奏甲を追加しました GM:また、リュウさんがゼクストを持ち出すことも不可能ではないのでクロイツも追加しています。同じく交渉相手として自由を追加しております リュウ:げっ リュウ:……ですよねぇ 風間サスケ:リュウ=サンのかっこいいところみたいなー リュウ:覇道を進めと申すか…… リュウ:まあ、結果は決めてきた GM:大丈夫ですよ。プレイヤーの行動、選択をGMは常に尊重いたします GM:覇道を進んでも、全てを捨てて逃げのびて隠遁しても、どちらでも問題ありません GM:お心の望むままに、後悔のない選択をお願いします リュウ:うむ GM:では、サスケ。最初の行動方針をどうぞ。別に相談しても構いませんよ GM:相談NGの場合はそう申します 風間サスケ:まずは輸送手段の確保ということでシュピルドーゼに交渉にいこうかなーと ツテ無いけど GM:ファイナルアンサーですか? 風間サスケ:そうだ、ブリギットを頼りに出来そうだから選んだのを忘れていた 風間サスケ:FA! GM:了解しました。ちなみに本国行く?大使館で対応する? 風間サスケ:まずは大使館にご挨拶かな GM:転移門を開けば本国に行けます。本国にいけば直接リーダーに会えて成功率も上がるが、転移門は一日1か所にしか開けません リュウ:6日*2*2=24回の交渉権が私達にあるわけですね GM:その通りです。あと調べものも交渉権の範囲内で可能です 風間サスケ:それって全体で1カ所ですか? GM:そうです。例えば今日、サスケ、ミーナペアがシュピルドーゼに向かうために転移門を使うと GM:シュピルドーゼからの往復はフリーですが、シュピルドーゼ以外の国には行けません 風間サスケ:なるほど… GM:また、例えば今日シュピルドーゼに残留を選んだ場合、翌日リュウさんが別の国に対して転移門を使ってしまった場合 GM:サスケたちは別の手段で移動手段を確保する必要がありますし、移動時間もかかります 風間サスケ:ぎゃー! GM:アーカイア全体で1日1か所にしか使えないどこでもドアを共有しているものだとお考え下さい GM:ちなみにこの門。相手側で止めることが出来る 風間サスケ:ギャー! リュウ:現状私は評議会、トロンメルですかね 風間サスケ:うーん…リュウさん転移門使います? 風間サスケ:って評議会か GM:評議会もトロンメイルも現在地なので転移門必要ないですな 風間サスケ:じゃあどこでもドア使っちゃう! GM:了解しました。ではあたらめて、 【ミドルフェイズ4 ~1日目①~】 シーンプレイヤー:サスケ、ミーナ GM:はい、シュピルドーゼへの門が開きました。で、どうします? GM:ちなみにさっき話に出てたので補足しておくとブリギットは現在トロンメイルに居ます。君らと移動してきた形ですね 風間サスケ:じゃあブリギットに付いてきてもらえるか、ダメなら実家に一筆したためてもらえるか頼みたい GM:では初日1回目は 交渉:ブリギット ですね 風間サスケ:はい 風間サスケ:(あ、これ門開けるの早まったな…) GM:交渉で判定をどうぞ。目標値は70以下です GM:判定値が70で、70以下で成功です 風間サスケ:ちょっとまってね 風間サスケ:難易度が70で交渉が13だから 風間サスケ:1d100<=83 DiceBot : (1D100<=83) → 54 → 成功 GM:成功ですね GM:では、サスケ君はミーナと一緒にブリギットの部屋を訪れていた 風間サスケ:「この一大事、ブリギット殿の力をお借りしたく…」 風間サスケ:「こんにちわでござるー」 ミーナ:「私からもお願い。ブリギット。あなたが実家と仲が悪いのはわかってるけど、いまはシュピルドーゼの力が必要なのよ」 GM:あ、もう話し始めてるスタンスでいいですよ ブリギット:「……うん。わかった」 風間サスケ:「うむ、そういうことなのでござる」 ブリギット:「うちの親にも協力してもらえるように、手紙、書いとくね」 ミーナ:「……ブリギット?どうしたの?何か元気がないようだけど」 風間サスケ:「もしやセルのやつがまたなにか?」 ブリギット:「ううん!そういうわけじゃないの。ただ、うちの親、英雄の事よく思ってないから私の手紙くらいで動いてくれるかどうか」 セルビウム:「お前、サスケ。俺の事なんだと思ってんだ!」 ミーナ:「シュピルドーゼの英雄不要論は有名だものね」 風間サスケ:「何って…友にそれを言うのはあまりに酷でござる…」 風間サスケ:「この一大事に力を見せてこそ、あなた方の論の正しさを証明できるとかそんな感じで納得してくれないでござるかな…」 ブリギット:「うん……でも大丈夫。多分わかってくれるよ。じゃあ手紙書いとくから明日受け取りに来て」 風間サスケ:「ありがたい…ではまた明日取りに来るでござるよ。」 GM:ブリギットが「あはははっ」と明らかにわかるから元気の笑い声をあげる GM:その表情からも「わかってくれる」という言葉が気休めに過ぎないことはこの場に居る誰の目にも明らかだった 風間サスケ:うん… ミーナ:「ええ、そうしましょう。じゃあ、他にも回らないといけないところがあるから、また明日ね。ブリギット」 ブリギット:「あ、ミーナ……」 ミーナ:「ん?なに?」 ブリギット:「あ……ううん。何でもない。気にしないで」 ミーナ:「……ブリギット、あなた……もしかして昨日の……」 ブリギット:「ううん。あれは本当になんでもないの。ごめんね、ちょっとヴァッサマインから帰ってからちょっと調子悪くて」 ブリギット:「風邪かな。ちゃんと手紙は書いとくね」 ミーナ:「そう……気を付けてね。じゃあお大事に」 風間サスケ:「セル、ちゃんとブリギット殿を見ておくのでござるよー」 セルビウム:「ああ、ありがとう。ちゃんとブリギットの介護は俺がしとくよ」 ブリギット:「それを言うなら介抱」 GM:突っ込まれたセルがほほをかく。暗かった部屋の雰囲気がどこか軽くなったような、そんな気がした リュウ:あ、そうだ リュウ:自由民はどこにいるんでしたっけ GM:自由民は本体はシュピルドーゼに居ます GM:ちなみに同じ非評議会所属組織の現世騎士団は本拠地はファゴッツにありますが、こちらは実質旅団ですね GM:現在はビャクライを筆頭とした実質的な本体はトロンメイルに駐留しています リュウ:ふむふむ リュウ:自由民を忍者チームに任せようかな、と 風間サスケ:門開いちゃったしね… リュウ:自由民の代表って誰でしたっけね? 風間サスケ:セリアメンテ氏 【ミドルフェイズ4 ~1日目①~】 シーンプレイヤー:リュウ リュウ:頑張ってねー 風間サスケ:はーい リュウ:はい、では雑談に書いたとおり評議会を勧誘します GM:それなんですが、評議会は作戦協力を要求する側なので、とりあえず特に説得するような案件ありませんがどうします? リュウ:えー!本当! GM:はい。いや、十二賢者のばあちゃんと何か話すことがあれば構いませんが リュウ:ま、まあ、そうだな。何事もなく協力してくれるならイイケド GM:あ、それと左肩にある共有メモの3つ目をごらんください GM:これが現在のプレイヤーたちの戦力ですが GM:これは現状評議会が保有する戦力とイコールであると思ってください GM:トータルで50機。つまり、現状ポザネオ島奪還作戦の為の上陸戦力は最大値の半数は確保してあると言えます GM:50機という数を多いと取るか、少ないと取るかは皆さんにお任せします リュウ:ふむ。とりあえず評議会のばっちゃと話すことはない リュウ:トロンメルを進めますか 風間サスケ:すいません、勢力紹介ってどこに書かれてましたっけ…? GM:勢力紹介は第三話でもざっくり説明しましたが、どこが知りたい感じですか? PC1:全体的に確認しようと思ったら、ちょっとログからじゃわからなくて… GM:ああ、なるほど基本的には 歌術国家:ヴァッサマイン 貴族国家:トロンメイル 軍事国家:シュピルドーゼ 商業国家:ファゴッツ 農業国:ハルフェア GM:と思っていただければ大丈夫です。現世騎士団が男性英雄が組織した英雄至上主義者の傭兵団。自由民が英雄は遺跡をうたうう歌姫の組織。ペールゼン協会がファゴッツを裏から支配すると言われている大商会です 風間サスケ:ありがとうございます GM:では改めて 交渉:トロンメイル でよろしいですか? リュウ:FA GM:イーディスは?同行させます? リュウ:来るかな、と思ってます GM:ところが、イーディスは割とトロンメイル政府同行するのには消極的のようです PC1:なんと イーディス:「いえ、私は……」 GM:と、言って同行したがりません。 リュウ:ほほう リュウ:しかたがないのでひとりでいきます リュウ:「そうか。無理にとは言わない。行ってくるよ」といって出陣! GM:了解しました GM:では交渉で目標値は60で判定をどうぞ リュウ:1d100=<60 DiceBot : (1D100<=60) → 72 → 失敗 リュウ:はい ゼロッテ:「お断りいたします」 GM:執務室で君を迎えたゼロッテはリュウに用件を聞くとその相貌を崩さないまま、君の増援要求をはねのけた ゼロッテ:「私共も協力したいことはやまやまではございますが、ポザネオ島に対して奇声蟲が集結している今、国内の軍備をそちらに回すわけにはまいりません」 ゼロッテ:「申し訳ありませんが、評議会の皆様にいただきましてはご理解いただきますよう、よろしくお伝えください」 リュウ:「そう、ですか。わかりました。失礼します」 リュウ:さて、どうしよっか リュウ:リュウは交渉が得意なタイプじゃないみたい 風間サスケ:ダイス様は気まぐれだからなぁ ゼロッテ:「ところで貴方は三騎士のリュウさまで間違いありませんか?」 リュウ:「そうですが、何か?」 GM:ゼロッテはどこか値踏みするような表情で政務机越しにリュウの顔を眺める ゼロッテ:「ああ、いいえ。お気になさらず。事件の関係者の英雄がどんな人物か少々興味がありましたので」 ゼロッテ:「老婆心から忠告させていただきますが、あなたはあまりこの国では動かれない方がいいでしょう。国民感情というものもございますので」 リュウ:……事件、か リュウ:「ご忠告感謝致します。それでは」感情は見せないようにして ゼロッテ:「こちらこそ、お呼び止めしてしまい申し訳ありませんでした……評議会の使者の方がお帰りになります。丁重にお送りするように」 GM:ゼロッテがそば付きの人間にリュウを送らせる。そのそば付きの人間も礼儀自体は正しいが、慇懃無礼とまではいかないがなんとなく対応が冷たい感じだ リュウ:こんなんじゃ俺、この世界を守りたくなくなっちまうよ…… PC1:感じ悪いなー GM:礼節の国として知られ、国民の3割が貴族で構成され、国民が総じてノブリスオブリージュを心掛けるトロンメイルとしては異例な状態と言える PC1:なにやらかしたんです? リュウ:クラリス劇場 リュウ:キーワードはこれだな PC1:むぅ… GM:それは何とも。ご自身で調べられるとよいかと 【ミドルフェイズ4 ~交渉1日目②~】 シーンプレイヤー:サスケ、ミーナ GM:さて、では初日2回目 GM:サスケ・ミーナペア。どうします? 風間サスケ:滞在を選ばなければ、門使ってもその日のうちに帰ってこれるんですよね GM:残るって宣言しなければすぐに帰れます 風間サスケ:じゃあ伝手のある自由民に話しを聞きに行こうかなと 風間サスケ:なんか英雄にっぽいとこばっかだな… 風間サスケ:あれ、ミーナから死んだ先輩の姉が自由民やってるって聞いてるのかな… 風間サスケ:はい。それで構いません。ちなみにサスケとミーナ二人で行くでいい? 風間サスケ:はい、ミーナと一緒じゃ無いと誰おまえだし… GM:ちなみに、トロンメイルは英雄には比較的友好的な国家です。ヴァッサマイン、トロンメイル、ハルフェアは英雄に対しては基本スタンスは友好的 GM:ファゴッツは中立。シュピルドーゼのみ排除の姿勢を見せ続けています リュウ:トロンメルは評議会に肯定的なんでしたっけね 風間サスケ:フード目深に被っていこう… リュウ:それでこの対応ねぇ GM:では 交渉:自由民 で交渉判定を。 GM:目標値は60で、男性英雄が同行しているので-30、ミーナがセリアメンテと面識があるので+10の補整が入って 風間サスケ:ぐえー GM:目標値40です 風間サスケ:1d100<=53 どうかなぁ… DiceBot : (1D100<=53) → 77 → 失敗 風間サスケ:だめでした GM:ミーナぶんの判定もどうぞ 風間サスケ:技能内から素振りかな 風間サスケ:1d100<=40 DiceBot : (1D100<=40) → 2 → 成功 GM:ミーナが成功しました、しかもクリティカルで リュウ:わーすごいなーあこがれちゃうなー 風間サスケ:うちの姫様はすごいなぁ 風間サスケ:もしやミーナだけ別行動も出来たのか GM:やはり自由民は男性に対して反感や嫌悪感を持っている歌姫が多いので、女性の方が交渉しやすいんでしょうね。ちなみに別行動は出来ません。同行するかしない。 風間サスケ:やっぱりかー GM:自由民の本拠地はシュピルドーゼの郊外にある屋敷を改修した建物で、よく手入れをされているのが一目でわかる 風間サスケ:「おー立派な建物でござるな…」 GM:ミーナがセリアメンテへの面会を申し出ると二人があっさりと屋敷にあげられる 風間サスケ:「顔パスでござるか…」 GM:英雄排斥を掲げる組織という事だったので君たちは身構えていったわけだが、何のことは無い GM:屋敷の中にも英雄は普通に歩いている。まぁ、勿論英雄と歌姫の間に明らかに何がしかの形で壁があるのは感じ取れるが ミーナ:「ん?……あれ、なにかしら?」 GM:ミーナが窓の外を指さす 風間サスケ:釣られてその先を見る GM:そこには屋敷の外に立つ禍々しい外装の見知らぬ絶対奏甲が立っている GM:量産機なのだろうか、それも一機ではなく複数 風間サスケ:「なんと禍々しいでざいん…威圧でも狙っているのでござろうか…」 セリアメンテ:「キューレヘルト、と言うのよ」 GM:気づかないうちに部屋に入っていたセリアメンテが声をかけてくる 風間サスケ:「見慣れぬ機体でござる、あなたがた独自の奏甲で?」 セリアメンテ:「いい機体でしょう?工房の協力を得て開発しました」 GM:と、いうことでキューレヘルトはこんな機体です 風間サスケ:歌姫が死ぬって リュウ:まあ、そうなるな 風間サスケ:英雄がなくても歌姫だけで運用できるけどリスキーと セリアメンテ:「プルパの技術の発展機で、歌姫だけで運用可能な絶対奏甲です」 風間サスケ:「あなたがたの理念に法った機体でござるな。」 リュウ:ちなみにブルパとはブルパケーファという歌姫なしで運用できる絶対奏甲です。第2話で私が乗りましたね セリアメンテ:「ええ。生産コスト的にもプルパと大差ありません。これがもっと早く準備できていればあなたたちを呼び出す必要なんてなかったのにね」 ミーナ:(違う……やっぱり似ているけど……違う……) 風間サスケ:「はっはっは、確かに。」 セリアメンテ:「そう思うでしょう?あなたも。私もね、あなたたち英雄には申し訳ない事をしたと思っているのです」 セリアメンテ:「縁もゆかりもない世界に一方的に、且つ無理やり呼び出され、奇声蟲と戦わされる」 セリアメンテ:「ああ、なんて理不尽な事なのでしょう」 風間サスケ:「拙者は元より忍びの者。戦うことに問題はござらぬが、そうでは無いもののほうが多いでござろうな」 セリアメンテ:「ええ、ですが、このキューレヘルトがあればそんな必要はなくなるのです」 セリアメンテ:「あなたたちが血を流す必要は無くなる。私たちの世界はわたしたちが守ります」 セリアメンテ:「この屋敷の中をみてもらったと思うけれど、この屋敷に居る英雄はみんな、私たちの考えに賛同してくれている人たち」 セリアメンテ:「このアーカイアから英雄が必要なくなるように尽力してくれている方々です」 風間サスケ:「ふむ…」 セリアメンテ:「まぁ、残念だけどすぐに、とはいかないからまだこうして賛同者の英雄の人たちに協力してもらっているんだけどね」 セリアメンテ:「そうだ!ミーナさん。よかったらあなたも協力してくれないかしら?」 GM:嬉々とした表情でセリアメンテがミーナの両手を取りニコニコと話しかける。サスケの方にあまり視線がいかないのは多分期のせいではないのだあろう。 リュウ:なーるほど。それでブリギットか 風間サスケ:「奇声蟲も一朝一夕でどうにか出来るのなら、皆苦労しておらんでござるからな…」 セリアメンテ:「よければあなたの英雄も一緒に。心強いわ」 リュウ:サスケはどう思うのよ 風間サスケ:機体のデメリットに目をつむれば、良いこと言ってるね リュウ:で、この人の誘いには乗る?乗らない? 風間サスケ:自由民って明確に評議会と対立してます? GM:評議会とは対立はしていませんが、英雄召喚に対しては責任を問うスタンスです ミーナ:「それは……ご本心からですか?」 セリアメンテ:「ええ。勿論。どうして?」 風間サスケ:ふーむ リュウ:サスケって評議会側ってわけでもないよね GM:評議会は言うならば国家そのものなので、例えば国会で与野党が議論をしていても野党が国家そのものに敵対することは無い、みたいな感じです 風間サスケ:技術がアレという1点で迷う 風間サスケ:とりあえず他の勢力の様子を見たいのでこの件については一度持ち帰らさせていただきたく GM:わかりました。ちなみに機体のデメリット面は自由民側が開示していないのでPC的には不明ですよ 風間サスケ:そうだった ミーナ:「嘘を言っているとは思いません。理想も間違ったことでもないと思います。私も、先日自分の理想と現実の差を目の当たりにしてきました」 リュウ:そっか、ミーナに自分の考えていることを伝えておいたほうがいいと思う ミーナ:「だからこそ、セリアメンテさんの言う理想の通りで、ここに居る皆さんがそれに同意しているとするのなら」 ミーナ:「何故、ここに居る人たちはあんなにも離れているのでしょう?」 ミーナ:「物理的な距離の話ではありません。心の話です」 セリアメンテ:「……」 ミーナ:「理想をすぐに達成出来ないなら、まずは信頼を築いて、協力すればいいじゃないですか」 ミーナ:「英雄は英雄、歌姫は歌姫というものの分け方にしばられる必要はない筈です」 セリアメンテ:「……その通りだわ!」 ミーナ:「だから……え?」 風間サスケ:「えっ!?」 GM:セリアメンテが大仰な動きで肩を震わせる。潤んだ瞳に喜びの色がうつりこむ。 セリアメンテ:「ありがとうミーナさん!私たちも歌姫と英雄という慣れない価値観に振り回されていたようです」 セリアメンテ:「あなたの言葉でそのことに気づけました。本当にありがとう」 リュウ:さあ、どうするサスケ セリアメンテ:「そうよ!まずは信頼関係、人と人とのつながりよね!流石、あの子の後輩。私も姉として鼻が高いわ」 ミーナ:「え、ええ。ありがとうございます」 セリアメンテ:「やはりお話出来てよかったわぁ。やっぱり是非、あなた達には私たちに協力してもらえると嬉しい」 セリアメンテ:「どうかしら?」 ミーナ:「え?え、ええっと……どうしようサスケ?」 風間サスケ:「拙者としては、あなたがたと手を組んで良いと思っているのでござる」 風間サスケ:「ただ、信頼という者は一朝一夕で築けるようなものではないでござる。」 風間サスケ:「まずは、段階を踏んでお付き合いさせていただきたい。」 風間サスケ:「来たるボサネオ島奪還作戦。そこであなたがたの力を見せて欲しいのでござるよ」 風間サスケ:「勿論、そちらからの要請にも答えるつもりでござる。ぎぶあんどていくというやつですな セリアメンテ:「話は聞いています。評議会からの親書も受け取りました。でもごめんなさい。流石に私も今日もらって即答という事には出来ないの」 セリアメンテ:「ちゃんと仲間に相談してから、ね」 GM:勢いをそがれて複雑な表情をする表情のミーナのとなりでセリアメンテがやわらかく微笑む 風間サスケ:「(正直勢いで話に乗るのはまずい気がするでござる…ここは一旦保留でござるよ…)」 セリアメンテ:「二人とは是非ゆっくりとお話をしたいわぁ。ねっ、これからお時間あります?」 風間サスケ:「これから…?明日には用事があるのでござるが…」 ミーナ:「そっ、それに。転移門の時間もありますので」 風間サスケ:「今日は忙しい中、時間を作ってくださり感謝するでござるよ。是非また話を聞かせてくだされ」 セリアメンテ:「あらそう。残念ね、一緒にお食事でもと思ったのだけど……じゃあまたの機会ね。シュピルドーゼにまた来たら是非声をかけてください」 風間サスケ:「ええ、是非に」 風間サスケ:帰ろう帰ろう GM:セリアメンテが残念そうに別れを告げる。ヴィルヘミーナは後に語る「思えばこれが、一つのターニングポイントだったのかもしれない」と 【~幕間~】 GM:見送りの歌姫に送られ、二人が館を出ていく姿をセリアメンテはさしたる感慨もなく見つめていた 歌姫A:「両名とも屋敷を出ました」 セリアメンテ:「そう、ご苦労様でした」 歌姫A:「勘づかれたでしょうか?」 セリアメンテ:「キューレヘルトの事?大丈夫。内部構造の問題は専門の技師でも装甲を開いてみなければわかりません」 歌姫A:「信頼、ですか?」 セリアメンテ:「あら、聞いていたの?」 歌姫A:「ええ、セリアメンテ様のシスコンぶりは学院では有名でしたから。まさか、姿勢を転換されるのではないかと」 セリアメンテ:「まさか……でも、そう馬鹿にした話でもないのですよ」 歌姫A:「と、いいますと?」 セリアメンテ:「あくまで一側面としての話ではありますが、組織が肥大化するということは大衆の支持を得なければならないという事を意味します」 セリアメンテ:「評議会がアーカイアにおいてこれだけの絶大な力を維持できているのは武力、出生の管理の他に、歴代の母姫様方の治世と、『常に片親が母姫様である』という絶対の信頼関係が形成されていることに依存します」 セリアメンテ:「あなただって家族は大切でしょう?」 歌姫A:「それは、まぁ……」 セリアメンテ:「ですから、我々は大義を掲げる。それも民衆に寄り添う、耳障りのいい大義を。実現の可能性がある耳障りのいい大義」 セリアメンテ:「これこそが市民からの支持を得るもっとも単純で、効率の良い方法なのです」 セリアメンテ:「これに実益を裏打ちしてあげれば……個人個人の信頼関係など、実に脆い、あるいは容易いものなのですよ」 GM:セリアメンテは語る、武力ではない治世としての理。ミーナの語る情熱的な理想論と対をなす冷徹な現実論。 セリアメンテ:「本当に、あの子の後輩らしい……」 GM:街灯の光の先に二人の姿が消えるのを確認して、セリアメンテはふっと、目を胸元のロケットへと落とすのだった…… 【ミドルフェイズ4 ~交渉1日目②~】 シーンプレイヤー:リュウ GM:はい、リュウさんお待たせしました。どこ行きます? リュウ:黄金の工房って今どこでしたっけ? GM:支部なら全国にあります。本部はポザネオ島ですが、ご存知の通り立ち入りは出来ません GM:赤銅の歌姫は現在トロンメイルに移動して作業中です。ちなみにハイリガーの件も工房案件です リュウ:ふむふむ リュウ:では黄金の工房に行きます GM:ちなみに用件は? リュウ:ハイリガートリテートが不要である旨を伝えに リュウ:あとは、一人調べ物をしてくれる人が欲しい GM:ハイリガーは別に伝えるだけなので問題ないですので、そのまま調べものが出来ます GM:案件は? リュウ:クラリス劇場、というよりはイーディスについて、ですね リュウ:このトロンメルでどんな事件があったのか、イーディスがどう関与するのか GM:偵察、推理、交渉 のどれかで判定可能です。どれも得られる情報ソースが違います リュウ:ああ、それで、表立ってリュウが動けないので誰か欲しかったのですが GM:誰がいいです?指名してもらってもいいですよ リュウ:だ、誰がいます? GM:モブ、ブリギット、セル の3択 GM:あと金を出せば現世騎士団の英雄を雇ったりも出来ます。彼ら一種の何でも屋ですから リュウ:……ふむ リュウ:セルで リュウ:ただ、クラリス劇場についてだけです GM:セルだと目標値60ですね GM:判定をどうぞ リュウ:1d100=<60 交渉 DiceBot : (1D100<=60) → 80 → 失敗 リュウ:だめだー セルビウム:「いやーだめっすわー」 セルビウム:「もう全然。町の人に聞いて回ったんですけど、皆『あんな忌まわしい話したくもない』って話してくれないんですよ」 GM:参った参ったとセルが額の汗をぬぐいながら手でパタパタと顔を仰ぐ。 セルビウム:「なーんなんですかね」 セルビウム:「ああ、ちなみにクラリス劇場ってのは町の中心部にあるあのでっかいのらしいですね。なんでも何年か前に派手に壊れたらしくていまでも修理中だとか」 リュウ:「ありがとう、それだけわかれば十分だ」 セルビウム:「で、何なんです?なんか事件がらみなんでしょ?」 リュウ:「詳細はこっちも掴んでいない。どうやらここでは、私は人気者らしくてな」 リュウ:「みんな恥ずかしがって話してくれないから君に頼んだんだ」 セルビウム:「へー。まぁ、こっちもなんか聞いたら連絡しますんで」 セルビウム:「あんまり期待しないで待っててください」 リュウ:「すまない。助かる」 GM:セルはにやっと笑うと部屋を出ていく。こうして、初日は駆け足で過ぎていく、アーカイアの運命を変える日まであと5日
タイムスタンプを変更しない
[[TRPGログ]] #setlinebreak(on) 【ミドルフェイズ4 ~1日目①~】 質疑応答 GM:あのミーティングから1日。サスケは当然ミーナと合流して、本日の行動方針を決めようとしてるんだが、さぁ、何したい? リュウ:震えているんだ、体がよ リュウ:でも、心はわくわくするんだ GM:やれることは第3話のリプレイにリスト化しておいたので、そちらをご参照ください GM:あ、勿論。「拙者パンピー英雄にござれば、このような面倒ごとにかかわるのお断り申す」とおっしゃるならそれでもかまいません。 風間サスケ:ふむふむ GM:あ、ちなみにリストの改修点を今一度説明。 GM:絶対奏甲の戦闘力リストを更新。華飾絶対奏甲を追加しました GM:また、リュウさんがゼクストを持ち出すことも不可能ではないのでクロイツも追加しています。同じく交渉相手として自由を追加しております リュウ:げっ リュウ:……ですよねぇ 風間サスケ:リュウ=サンのかっこいいところみたいなー リュウ:覇道を進めと申すか…… リュウ:まあ、結果は決めてきた GM:大丈夫ですよ。プレイヤーの行動、選択をGMは常に尊重いたします GM:覇道を進んでも、全てを捨てて逃げのびて隠遁しても、どちらでも問題ありません GM:お心の望むままに、後悔のない選択をお願いします リュウ:うむ GM:では、サスケ。最初の行動方針をどうぞ。別に相談しても構いませんよ GM:相談NGの場合はそう申します 風間サスケ:まずは輸送手段の確保ということでシュピルドーゼに交渉にいこうかなーと ツテ無いけど GM:ファイナルアンサーですか? 風間サスケ:そうだ、ブリギットを頼りに出来そうだから選んだのを忘れていた 風間サスケ:FA! GM:了解しました。ちなみに本国行く?大使館で対応する? 風間サスケ:まずは大使館にご挨拶かな GM:転移門を開けば本国に行けます。本国にいけば直接リーダーに会えて成功率も上がるが、転移門は一日1か所にしか開けません リュウ:6日*2*2=24回の交渉権が私達にあるわけですね GM:その通りです。あと調べものも交渉権の範囲内で可能です 風間サスケ:それって全体で1カ所ですか? GM:そうです。例えば今日、サスケ、ミーナペアがシュピルドーゼに向かうために転移門を使うと GM:シュピルドーゼからの往復はフリーですが、シュピルドーゼ以外の国には行けません 風間サスケ:なるほど… GM:また、例えば今日シュピルドーゼに残留を選んだ場合、翌日リュウさんが別の国に対して転移門を使ってしまった場合 GM:サスケたちは別の手段で移動手段を確保する必要がありますし、移動時間もかかります 風間サスケ:ぎゃー! GM:アーカイア全体で1日1か所にしか使えないどこでもドアを共有しているものだとお考え下さい GM:ちなみにこの門。相手側で止めることが出来る 風間サスケ:ギャー! リュウ:現状私は評議会、トロンメルですかね 風間サスケ:うーん…リュウさん転移門使います? 風間サスケ:って評議会か GM:評議会もトロンメイルも現在地なので転移門必要ないですな 風間サスケ:じゃあどこでもドア使っちゃう! GM:了解しました。ではあたらめて、 【ミドルフェイズ4 ~1日目①~】 シーンプレイヤー:サスケ、ミーナ GM:はい、シュピルドーゼへの門が開きました。で、どうします? GM:ちなみにさっき話に出てたので補足しておくとブリギットは現在トロンメイルに居ます。君らと移動してきた形ですね 風間サスケ:じゃあブリギットに付いてきてもらえるか、ダメなら実家に一筆したためてもらえるか頼みたい GM:では初日1回目は 交渉:ブリギット ですね 風間サスケ:はい 風間サスケ:(あ、これ門開けるの早まったな…) GM:交渉で判定をどうぞ。目標値は70以下です GM:判定値が70で、70以下で成功です 風間サスケ:ちょっとまってね 風間サスケ:難易度が70で交渉が13だから 風間サスケ:1d100<=83 DiceBot : (1D100<=83) → 54 → 成功 GM:成功ですね GM:では、サスケ君はミーナと一緒にブリギットの部屋を訪れていた 風間サスケ:「この一大事、ブリギット殿の力をお借りしたく…」 風間サスケ:「こんにちわでござるー」 ミーナ:「私からもお願い。ブリギット。あなたが実家と仲が悪いのはわかってるけど、いまはシュピルドーゼの力が必要なのよ」 GM:あ、もう話し始めてるスタンスでいいですよ ブリギット:「……うん。わかった」 風間サスケ:「うむ、そういうことなのでござる」 ブリギット:「うちの親にも協力してもらえるように、手紙、書いとくね」 ミーナ:「……ブリギット?どうしたの?何か元気がないようだけど」 風間サスケ:「もしやセルのやつがまたなにか?」 ブリギット:「ううん!そういうわけじゃないの。ただ、うちの親、英雄の事よく思ってないから私の手紙くらいで動いてくれるかどうか」 セルビウム:「お前、サスケ。俺の事なんだと思ってんだ!」 ミーナ:「シュピルドーゼの英雄不要論は有名だものね」 風間サスケ:「何って…友にそれを言うのはあまりに酷でござる…」 風間サスケ:「この一大事に力を見せてこそ、あなた方の論の正しさを証明できるとかそんな感じで納得してくれないでござるかな…」 ブリギット:「うん……でも大丈夫。多分わかってくれるよ。じゃあ手紙書いとくから明日受け取りに来て」 風間サスケ:「ありがたい…ではまた明日取りに来るでござるよ。」 GM:ブリギットが「あはははっ」と明らかにわかるから元気の笑い声をあげる GM:その表情からも「わかってくれる」という言葉が気休めに過ぎないことはこの場に居る誰の目にも明らかだった 風間サスケ:うん… ミーナ:「ええ、そうしましょう。じゃあ、他にも回らないといけないところがあるから、また明日ね。ブリギット」 ブリギット:「あ、ミーナ……」 ミーナ:「ん?なに?」 ブリギット:「あ……ううん。何でもない。気にしないで」 ミーナ:「……ブリギット、あなた……もしかして昨日の……」 ブリギット:「ううん。あれは本当になんでもないの。ごめんね、ちょっとヴァッサマインから帰ってからちょっと調子悪くて」 ブリギット:「風邪かな。ちゃんと手紙は書いとくね」 ミーナ:「そう……気を付けてね。じゃあお大事に」 風間サスケ:「セル、ちゃんとブリギット殿を見ておくのでござるよー」 セルビウム:「ああ、ありがとう。ちゃんとブリギットの介護は俺がしとくよ」 ブリギット:「それを言うなら介抱」 GM:突っ込まれたセルがほほをかく。暗かった部屋の雰囲気がどこか軽くなったような、そんな気がした リュウ:あ、そうだ リュウ:自由民はどこにいるんでしたっけ GM:自由民は本体はシュピルドーゼに居ます GM:ちなみに同じ非評議会所属組織の現世騎士団は本拠地はファゴッツにありますが、こちらは実質旅団ですね GM:現在はビャクライを筆頭とした実質的な本体はトロンメイルに駐留しています リュウ:ふむふむ リュウ:自由民を忍者チームに任せようかな、と 風間サスケ:門開いちゃったしね… リュウ:自由民の代表って誰でしたっけね? 風間サスケ:セリアメンテ氏 【ミドルフェイズ4 ~1日目①~】 シーンプレイヤー:リュウ リュウ:頑張ってねー 風間サスケ:はーい リュウ:はい、では雑談に書いたとおり評議会を勧誘します GM:それなんですが、評議会は作戦協力を要求する側なので、とりあえず特に説得するような案件ありませんがどうします? リュウ:えー!本当! GM:はい。いや、十二賢者のばあちゃんと何か話すことがあれば構いませんが リュウ:ま、まあ、そうだな。何事もなく協力してくれるならイイケド GM:あ、それと左肩にある共有メモの3つ目をごらんください GM:これが現在のプレイヤーたちの戦力ですが GM:これは現状評議会が保有する戦力とイコールであると思ってください GM:トータルで50機。つまり、現状ポザネオ島奪還作戦の為の上陸戦力は最大値の半数は確保してあると言えます GM:50機という数を多いと取るか、少ないと取るかは皆さんにお任せします リュウ:ふむ。とりあえず評議会のばっちゃと話すことはない リュウ:トロンメルを進めますか 風間サスケ:すいません、勢力紹介ってどこに書かれてましたっけ…? GM:勢力紹介は第三話でもざっくり説明しましたが、どこが知りたい感じですか? PC1:全体的に確認しようと思ったら、ちょっとログからじゃわからなくて… GM:ああ、なるほど基本的には 歌術国家:ヴァッサマイン 貴族国家:トロンメイル 軍事国家:シュピルドーゼ 商業国家:ファゴッツ 農業国:ハルフェア GM:と思っていただければ大丈夫です。現世騎士団が男性英雄が組織した英雄至上主義者の傭兵団。自由民が英雄は遺跡をうたうう歌姫の組織。ペールゼン協会がファゴッツを裏から支配すると言われている大商会です 風間サスケ:ありがとうございます GM:では改めて 交渉:トロンメイル でよろしいですか? リュウ:FA GM:イーディスは?同行させます? リュウ:来るかな、と思ってます GM:ところが、イーディスは割とトロンメイル政府同行するのには消極的のようです PC1:なんと イーディス:「いえ、私は……」 GM:と、言って同行したがりません。 リュウ:ほほう リュウ:しかたがないのでひとりでいきます リュウ:「そうか。無理にとは言わない。行ってくるよ」といって出陣! GM:了解しました GM:では交渉で目標値は60で判定をどうぞ リュウ:1d100=<60 DiceBot : (1D100<=60) → 72 → 失敗 リュウ:はい ゼロッテ:「お断りいたします」 GM:執務室で君を迎えたゼロッテはリュウに用件を聞くとその相貌を崩さないまま、君の増援要求をはねのけた ゼロッテ:「私共も協力したいことはやまやまではございますが、ポザネオ島に対して奇声蟲が集結している今、国内の軍備をそちらに回すわけにはまいりません」 ゼロッテ:「申し訳ありませんが、評議会の皆様にいただきましてはご理解いただきますよう、よろしくお伝えください」 リュウ:「そう、ですか。わかりました。失礼します」 リュウ:さて、どうしよっか リュウ:リュウは交渉が得意なタイプじゃないみたい 風間サスケ:ダイス様は気まぐれだからなぁ ゼロッテ:「ところで貴方は三騎士のリュウさまで間違いありませんか?」 リュウ:「そうですが、何か?」 GM:ゼロッテはどこか値踏みするような表情で政務机越しにリュウの顔を眺める ゼロッテ:「ああ、いいえ。お気になさらず。事件の関係者の英雄がどんな人物か少々興味がありましたので」 ゼロッテ:「老婆心から忠告させていただきますが、あなたはあまりこの国では動かれない方がいいでしょう。国民感情というものもございますので」 リュウ:……事件、か リュウ:「ご忠告感謝致します。それでは」感情は見せないようにして ゼロッテ:「こちらこそ、お呼び止めしてしまい申し訳ありませんでした……評議会の使者の方がお帰りになります。丁重にお送りするように」 GM:ゼロッテがそば付きの人間にリュウを送らせる。そのそば付きの人間も礼儀自体は正しいが、慇懃無礼とまではいかないがなんとなく対応が冷たい感じだ リュウ:こんなんじゃ俺、この世界を守りたくなくなっちまうよ…… PC1:感じ悪いなー GM:礼節の国として知られ、国民の3割が貴族で構成され、国民が総じてノブリスオブリージュを心掛けるトロンメイルとしては異例な状態と言える PC1:なにやらかしたんです? リュウ:クラリス劇場 リュウ:キーワードはこれだな PC1:むぅ… GM:それは何とも。ご自身で調べられるとよいかと 【ミドルフェイズ4 ~交渉1日目②~】 シーンプレイヤー:サスケ、ミーナ GM:さて、では初日2回目 GM:サスケ・ミーナペア。どうします? 風間サスケ:滞在を選ばなければ、門使ってもその日のうちに帰ってこれるんですよね GM:残るって宣言しなければすぐに帰れます 風間サスケ:じゃあ伝手のある自由民に話しを聞きに行こうかなと 風間サスケ:なんか英雄にっぽいとこばっかだな… 風間サスケ:あれ、ミーナから死んだ先輩の姉が自由民やってるって聞いてるのかな… 風間サスケ:はい。それで構いません。ちなみにサスケとミーナ二人で行くでいい? 風間サスケ:はい、ミーナと一緒じゃ無いと誰おまえだし… GM:ちなみに、トロンメイルは英雄には比較的友好的な国家です。ヴァッサマイン、トロンメイル、ハルフェアは英雄に対しては基本スタンスは友好的 GM:ファゴッツは中立。シュピルドーゼのみ排除の姿勢を見せ続けています リュウ:トロンメルは評議会に肯定的なんでしたっけね 風間サスケ:フード目深に被っていこう… リュウ:それでこの対応ねぇ GM:では 交渉:自由民 で交渉判定を。 GM:目標値は60で、男性英雄が同行しているので-30、ミーナがセリアメンテと面識があるので+10の補整が入って 風間サスケ:ぐえー GM:目標値40です 風間サスケ:1d100<=53 どうかなぁ… DiceBot : (1D100<=53) → 77 → 失敗 風間サスケ:だめでした GM:ミーナぶんの判定もどうぞ 風間サスケ:技能内から素振りかな 風間サスケ:1d100<=40 DiceBot : (1D100<=40) → 2 → 成功 GM:ミーナが成功しました、しかもクリティカルで リュウ:わーすごいなーあこがれちゃうなー 風間サスケ:うちの姫様はすごいなぁ 風間サスケ:もしやミーナだけ別行動も出来たのか GM:やはり自由民は男性に対して反感や嫌悪感を持っている歌姫が多いので、女性の方が交渉しやすいんでしょうね。ちなみに別行動は出来ません。同行するかしない。 風間サスケ:やっぱりかー GM:自由民の本拠地はシュピルドーゼの郊外にある屋敷を改修した建物で、よく手入れをされているのが一目でわかる 風間サスケ:「おー立派な建物でござるな…」 GM:ミーナがセリアメンテへの面会を申し出ると二人があっさりと屋敷にあげられる 風間サスケ:「顔パスでござるか…」 GM:英雄排斥を掲げる組織という事だったので君たちは身構えていったわけだが、何のことは無い GM:屋敷の中にも英雄は普通に歩いている。まぁ、勿論英雄と歌姫の間に明らかに何がしかの形で壁があるのは感じ取れるが ミーナ:「ん?……あれ、なにかしら?」 GM:ミーナが窓の外を指さす 風間サスケ:釣られてその先を見る GM:そこには屋敷の外に立つ禍々しい外装の見知らぬ絶対奏甲が立っている GM:量産機なのだろうか、それも一機ではなく複数 風間サスケ:「なんと禍々しいでざいん…威圧でも狙っているのでござろうか…」 セリアメンテ:「キューレヘルト、と言うのよ」 GM:気づかないうちに部屋に入っていたセリアメンテが声をかけてくる 風間サスケ:「見慣れぬ機体でござる、あなたがた独自の奏甲で?」 セリアメンテ:「いい機体でしょう?工房の協力を得て開発しました」 GM:と、いうことでキューレヘルトはこんな機体です 風間サスケ:歌姫が死ぬって リュウ:まあ、そうなるな 風間サスケ:英雄がなくても歌姫だけで運用できるけどリスキーと セリアメンテ:「プルパの技術の発展機で、歌姫だけで運用可能な絶対奏甲です」 風間サスケ:「あなたがたの理念に法った機体でござるな。」 リュウ:ちなみにブルパとはブルパケーファという歌姫なしで運用できる絶対奏甲です。第2話で私が乗りましたね セリアメンテ:「ええ。生産コスト的にもプルパと大差ありません。これがもっと早く準備できていればあなたたちを呼び出す必要なんてなかったのにね」 ミーナ:(違う……やっぱり似ているけど……違う……) 風間サスケ:「はっはっは、確かに。」 セリアメンテ:「そう思うでしょう?あなたも。私もね、あなたたち英雄には申し訳ない事をしたと思っているのです」 セリアメンテ:「縁もゆかりもない世界に一方的に、且つ無理やり呼び出され、奇声蟲と戦わされる」 セリアメンテ:「ああ、なんて理不尽な事なのでしょう」 風間サスケ:「拙者は元より忍びの者。戦うことに問題はござらぬが、そうでは無いもののほうが多いでござろうな」 セリアメンテ:「ええ、ですが、このキューレヘルトがあればそんな必要はなくなるのです」 セリアメンテ:「あなたたちが血を流す必要は無くなる。私たちの世界はわたしたちが守ります」 セリアメンテ:「この屋敷の中をみてもらったと思うけれど、この屋敷に居る英雄はみんな、私たちの考えに賛同してくれている人たち」 セリアメンテ:「このアーカイアから英雄が必要なくなるように尽力してくれている方々です」 風間サスケ:「ふむ…」 セリアメンテ:「まぁ、残念だけどすぐに、とはいかないからまだこうして賛同者の英雄の人たちに協力してもらっているんだけどね」 セリアメンテ:「そうだ!ミーナさん。よかったらあなたも協力してくれないかしら?」 GM:嬉々とした表情でセリアメンテがミーナの両手を取りニコニコと話しかける。サスケの方にあまり視線がいかないのは多分期のせいではないのだあろう。 リュウ:なーるほど。それでブリギットか 風間サスケ:「奇声蟲も一朝一夕でどうにか出来るのなら、皆苦労しておらんでござるからな…」 セリアメンテ:「よければあなたの英雄も一緒に。心強いわ」 リュウ:サスケはどう思うのよ 風間サスケ:機体のデメリットに目をつむれば、良いこと言ってるね リュウ:で、この人の誘いには乗る?乗らない? 風間サスケ:自由民って明確に評議会と対立してます? GM:評議会とは対立はしていませんが、英雄召喚に対しては責任を問うスタンスです ミーナ:「それは……ご本心からですか?」 セリアメンテ:「ええ。勿論。どうして?」 風間サスケ:ふーむ リュウ:サスケって評議会側ってわけでもないよね GM:評議会は言うならば国家そのものなので、例えば国会で与野党が議論をしていても野党が国家そのものに敵対することは無い、みたいな感じです 風間サスケ:技術がアレという1点で迷う 風間サスケ:とりあえず他の勢力の様子を見たいのでこの件については一度持ち帰らさせていただきたく GM:わかりました。ちなみに機体のデメリット面は自由民側が開示していないのでPC的には不明ですよ 風間サスケ:そうだった ミーナ:「嘘を言っているとは思いません。理想も間違ったことでもないと思います。私も、先日自分の理想と現実の差を目の当たりにしてきました」 リュウ:そっか、ミーナに自分の考えていることを伝えておいたほうがいいと思う ミーナ:「だからこそ、セリアメンテさんの言う理想の通りで、ここに居る皆さんがそれに同意しているとするのなら」 ミーナ:「何故、ここに居る人たちはあんなにも離れているのでしょう?」 ミーナ:「物理的な距離の話ではありません。心の話です」 セリアメンテ:「……」 ミーナ:「理想をすぐに達成出来ないなら、まずは信頼を築いて、協力すればいいじゃないですか」 ミーナ:「英雄は英雄、歌姫は歌姫というものの分け方にしばられる必要はない筈です」 セリアメンテ:「……その通りだわ!」 ミーナ:「だから……え?」 風間サスケ:「えっ!?」 GM:セリアメンテが大仰な動きで肩を震わせる。潤んだ瞳に喜びの色がうつりこむ。 セリアメンテ:「ありがとうミーナさん!私たちも歌姫と英雄という慣れない価値観に振り回されていたようです」 セリアメンテ:「あなたの言葉でそのことに気づけました。本当にありがとう」 リュウ:さあ、どうするサスケ セリアメンテ:「そうよ!まずは信頼関係、人と人とのつながりよね!流石、あの子の後輩。私も姉として鼻が高いわ」 ミーナ:「え、ええ。ありがとうございます」 セリアメンテ:「やはりお話出来てよかったわぁ。やっぱり是非、あなた達には私たちに協力してもらえると嬉しい」 セリアメンテ:「どうかしら?」 ミーナ:「え?え、ええっと……どうしようサスケ?」 風間サスケ:「拙者としては、あなたがたと手を組んで良いと思っているのでござる」 風間サスケ:「ただ、信頼という者は一朝一夕で築けるようなものではないでござる。」 風間サスケ:「まずは、段階を踏んでお付き合いさせていただきたい。」 風間サスケ:「来たるボサネオ島奪還作戦。そこであなたがたの力を見せて欲しいのでござるよ」 風間サスケ:「勿論、そちらからの要請にも答えるつもりでござる。ぎぶあんどていくというやつですな セリアメンテ:「話は聞いています。評議会からの親書も受け取りました。でもごめんなさい。流石に私も今日もらって即答という事には出来ないの」 セリアメンテ:「ちゃんと仲間に相談してから、ね」 GM:勢いをそがれて複雑な表情をする表情のミーナのとなりでセリアメンテがやわらかく微笑む 風間サスケ:「(正直勢いで話に乗るのはまずい気がするでござる…ここは一旦保留でござるよ…)」 セリアメンテ:「二人とは是非ゆっくりとお話をしたいわぁ。ねっ、これからお時間あります?」 風間サスケ:「これから…?明日には用事があるのでござるが…」 ミーナ:「そっ、それに。転移門の時間もありますので」 風間サスケ:「今日は忙しい中、時間を作ってくださり感謝するでござるよ。是非また話を聞かせてくだされ」 セリアメンテ:「あらそう。残念ね、一緒にお食事でもと思ったのだけど……じゃあまたの機会ね。シュピルドーゼにまた来たら是非声をかけてください」 風間サスケ:「ええ、是非に」 風間サスケ:帰ろう帰ろう GM:セリアメンテが残念そうに別れを告げる。ヴィルヘミーナは後に語る「思えばこれが、一つのターニングポイントだったのかもしれない」と 【~幕間~】 GM:見送りの歌姫に送られ、二人が館を出ていく姿をセリアメンテはさしたる感慨もなく見つめていた 歌姫A:「両名とも屋敷を出ました」 セリアメンテ:「そう、ご苦労様でした」 歌姫A:「勘づかれたでしょうか?」 セリアメンテ:「キューレヘルトの事?大丈夫。内部構造の問題は専門の技師でも装甲を開いてみなければわかりません」 歌姫A:「信頼、ですか?」 セリアメンテ:「あら、聞いていたの?」 歌姫A:「ええ、セリアメンテ様のシスコンぶりは学院では有名でしたから。まさか、姿勢を転換されるのではないかと」 セリアメンテ:「まさか……でも、そう馬鹿にした話でもないのですよ」 歌姫A:「と、いいますと?」 セリアメンテ:「あくまで一側面としての話ではありますが、組織が肥大化するということは大衆の支持を得なければならないという事を意味します」 セリアメンテ:「評議会がアーカイアにおいてこれだけの絶大な力を維持できているのは武力、出生の管理の他に、歴代の母姫様方の治世と、『常に片親が母姫様である』という絶対の信頼関係が形成されていることに依存します」 セリアメンテ:「あなただって家族は大切でしょう?」 歌姫A:「それは、まぁ……」 セリアメンテ:「ですから、我々は大義を掲げる。それも民衆に寄り添う、耳障りのいい大義を。実現の可能性がある耳障りのいい大義」 セリアメンテ:「これこそが市民からの支持を得るもっとも単純で、効率の良い方法なのです」 セリアメンテ:「これに実益を裏打ちしてあげれば……個人個人の信頼関係など、実に脆い、あるいは容易いものなのですよ」 GM:セリアメンテは語る、武力ではない治世としての理。ミーナの語る情熱的な理想論と対をなす冷徹な現実論。 セリアメンテ:「本当に、あの子の後輩らしい……」 GM:街灯の光の先に二人の姿が消えるのを確認して、セリアメンテはふっと、目を胸元のロケットへと落とすのだった…… 【ミドルフェイズ4 ~交渉1日目②~】 シーンプレイヤー:リュウ GM:はい、リュウさんお待たせしました。どこ行きます? リュウ:黄金の工房って今どこでしたっけ? GM:支部なら全国にあります。本部はポザネオ島ですが、ご存知の通り立ち入りは出来ません GM:赤銅の歌姫は現在トロンメイルに移動して作業中です。ちなみにハイリガーの件も工房案件です リュウ:ふむふむ リュウ:では黄金の工房に行きます GM:ちなみに用件は? リュウ:ハイリガートリテートが不要である旨を伝えに リュウ:あとは、一人調べ物をしてくれる人が欲しい GM:ハイリガーは別に伝えるだけなので問題ないですので、そのまま調べものが出来ます GM:案件は? リュウ:クラリス劇場、というよりはイーディスについて、ですね リュウ:このトロンメルでどんな事件があったのか、イーディスがどう関与するのか GM:偵察、推理、交渉 のどれかで判定可能です。どれも得られる情報ソースが違います リュウ:ああ、それで、表立ってリュウが動けないので誰か欲しかったのですが GM:誰がいいです?指名してもらってもいいですよ リュウ:だ、誰がいます? GM:モブ、ブリギット、セル の3択 GM:あと金を出せば現世騎士団の英雄を雇ったりも出来ます。彼ら一種の何でも屋ですから リュウ:……ふむ リュウ:セルで リュウ:ただ、クラリス劇場についてだけです GM:セルだと目標値60ですね GM:判定をどうぞ リュウ:1d100=<60 交渉 DiceBot : (1D100<=60) → 80 → 失敗 リュウ:だめだー セルビウム:「いやーだめっすわー」 セルビウム:「もう全然。町の人に聞いて回ったんですけど、皆『あんな忌まわしい話したくもない』って話してくれないんですよ」 GM:参った参ったとセルが額の汗をぬぐいながら手でパタパタと顔を仰ぐ。 セルビウム:「なーんなんですかね」 セルビウム:「ああ、ちなみにクラリス劇場ってのは町の中心部にあるあのでっかいのらしいですね。なんでも何年か前に派手に壊れたらしくていまでも修理中だとか」 リュウ:「ありがとう、それだけわかれば十分だ」 セルビウム:「で、何なんです?なんか事件がらみなんでしょ?」 リュウ:「詳細はこっちも掴んでいない。どうやらここでは、私は人気者らしくてな」 リュウ:「みんな恥ずかしがって話してくれないから君に頼んだんだ」 セルビウム:「へー。まぁ、こっちもなんか聞いたら連絡しますんで」 セルビウム:「あんまり期待しないで待っててください」 リュウ:「すまない。助かる」 GM:セルはにやっと笑うと部屋を出ていく。こうして、初日は駆け足で過ぎていく、アーカイアの運命を変える日まであと5日
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