アーマード・コア2(AC2)
アーマード・コア2 アナザーエイジ(AC2AA)
AC2系登場企業・組織 †
ジオ・マトリクス †
- ZIO MATRIX."Zio(伊:叔父, 伯父)" "Matrix(英:母体・基盤)"
- "geo"(英:大地、地球)じゃねーのかよ!騙された!
- 火星第1位の企業。ジオシティの火星支社ビルを火星での本拠地としている。
- 旧ムラクモ系の流れを汲む。ジオマトリクスと中黒(・)抜きか、単にジオ社と表記されることが多い。
エンブレムはスシローとちょっと似てる
- かつて『大破壊』以前に行われた「火星テラフォーミング計画」を発見して独自に調査を行い、同計画再開をさせる事で火星での利権、そして火星トップ企業の地位を得た。
- なお、火星テラフォーミング計画の存在について、他企業どころか地球政府にまでその情報開示を遅らせていた。
- 地球においてはエムロードの後塵を拝しているようである。
- 火星支社はディソーダー技術独占を以て火星支配を目論んだが、キレたLCCにボコボコにされた挙句地球支社側から和解案を出されるという失態を演じた。
- なお和解案を蹴ってLCCどころか地球の本社と地球政府まで敵に回し、最期は地球本社に雇われたプレイヤーによって火星支社はその野望ごと潰えた。
- なお地球本社はこの騒乱をすべて火星支社のせいとすることで責任とそれに伴う損害を最小に回避、エムロードの凋落も相まって世界最大企業の座に上り詰めた。エムロードよりは表向き大人しいようだが、地球政府との関係性は悪化の傾向にある。
- 製品は旧ムラクモの曲線的なデザインを踏襲しつつ、可変機構やフロート脚にに見られる独自の浮遊機構のような高度かつ先進的な技術により構築され、さらにビジュアル性も高い。
- しかし高価で複雑、生産性が良くない、メンテナンス性が独特などの理由から兵器関連市場ではエムロード程のシェアを得るに至っていない様だ。
- 依頼人は丁寧な物腰の若い女性。そういった人物に限って物騒な事をサラリと言って来るのは、後のSLのミラージュ依頼人やインテリオル依頼人等と変わらない。
- 火星本社の依頼人は大人しそうな若い男性。落ち着いた、もしくは火星支社の暴走振りにげんなりしているような口調。
エムロード †
- EMERAUDE.フランス語に於ける「エメラルド」に相当する語。
- 旧クローム系の地盤を継ぐ火星第2位の企業。旧クローム系のエネルギー企業セプテム社を母体としている。
- 初代シリーズの大深度戦争におけるクローム解体以降、地球地下社会において最も早く勢力を取り戻して事実上のNo.1の地位を築いていた。
- しかしジオマトリクスの「火星テラフォーミング計画発見」に伴う火星進出の流れに痛恨の出遅れを喫し、火星第2位の座に甘んじる事となった。
- ただし地球、および人類圏においてはジオ社すら凌ぐ世界最大の企業グループであり、「剛腕のエムロード」とも称されるようにクロームと同様随分強気の姿勢をとる。
所業的には狂犬エムロードの方が実情に即している気がしないでもない。
- 企業活動を統制せんとするLCCに対して反旗を翻すも、フライトナーズとプレイヤーによってボコボコにされて降伏、LCC管理下となった後、解体消滅した模様。
- これにより地球本社も地球政府の指示に従うとの声明を発表せざるを得なくなり、利権戦争からの脱落、ひいては同社の凋落を招いた。
- 火星の騒乱後は弱体化や地球政府の締め付けも相まって世界最大の座をジオ社に明け渡すも、火星支社再建を目論んだり雇ったレイヴンで地球政府と喧嘩したりB兵器始めて見ましたしたりと良くも悪くも元気である。こんなんでも大企業であり決して悪の組織とか何かでは断じてない。
- 製品デザインは旧クロームの流れを汲んで直線的で角ばったデザイン・実体弾中心かつ実剛健路線であり、扱いやすさとリーズナブルさ、そして高い信頼性をもって兵器関連市場で大きなシェアを持ち続けている。
- 2の依頼人は高圧的な中年男性。旧クローム時代から他社やレイヴンに対する高慢ちきな姿勢が全く変わっていない。
- AAでは大塚芳忠ボイスの中年男性。弱体化の影響か、前作程の強気さは無い。
バレーナ †
- BALENA.イタリア語で「クジラ」の意味。
- 画期的かつ高い技術力のAC用パーツを主力商品として火星で躍進を遂げた企業。
- 地球において旧ムラクモ・クローム系列の企業を吸収成長しつつも特筆する所の無い企業であったようで、火星進出も後発だった。だが火星に来て……彼らは弾けた。
- ちなみにプログテック社との関係は特に言及されていない。
- 火星においてはトップ2企業と異なり中立や友好な立場を示して利権確保を目論み、LCCとの協力関係やフライトナーズへの装備提供といった成果を挙げていた。しかしフライトナーズの反乱により立場が危うくなるわボコられたLCCから自慢の製品であったSTAIが奪われるわとなど散々な目に遭ってしまった。
- 火星の騒乱以降は裏での活動が原因でジオ社・エムロードとの関係が悪化したり地球政府にすり寄ったり、テロ組織を政府とジオ・エム両社にけしかけたりと地球でも元気にやれるようになったようである。狂犬枠はエムロードでおなかいっぱいなんですけど!
- しかし自慢の技術力は既に頭打ちの傾向で、ジオ社やエムロードとの差も埋められつつあり、
暗黒メガコーポトップ2企業との地力の差をまざまざと感じさせてくれる。
- AC用内装パーツや武装・装備品を主力としてるが、MTや通常兵器もいくつか開発販売している。
- 大型兵器枠も手掛けており、STAIとグレイクラウドを建造した。
- AC用フレームパーツについて、以前は販売していたようだが余程売れなかったらしく、現在は武器腕を除いて撤退している。
- AC2の開発段階ではブリッツと命名されてロゴまで作られていたが、のちに現在のバレーナに変更・差し替えされた模様。
- 依頼人は、ジオと同じく丁寧な態度の若い女性。似た属性の依頼人が一作品に2人も居るのは珍しい。
LCC †
- Large scale enterprise Central Comumittee.正式名称は「企業中央委員会」。
格安航空ではない
- 地球政府により火星の統治機関として設置された火星の第一機関であるが、政府の地球復興注力の方針とそもそもの火星への影響力の無さが災いして組織として弱体で、各企業を監督する立場でありながら長年火星でのイニシアチブを握れずにいた。
- その為か企業からの扱いもかなりぞんざい。LCCの保有施設が当たり前のように占領・襲撃されるなど、かなりナメた態度を取られている。
- 逆も然りで、統治機関・調停者としての自負からかその姿勢はかなり強気であり、企業に対する武力行使も当たり前のように繰り出す。
- しかし地球政府からのフライトナーズ派遣とバレーナの支援によりジオ社とエムロードの両火星支社を実力で制圧、非合法活動をする傭兵も叩き潰し一時は火星の企業間抗争の終結宣言と全レイヴンを管理下に置く声明を出すまでに至った。
- ここまでは良かったものの、地球からの新長官到着のタイミングでフライトナーズによるクーデターが発生、長官暗殺を始めとした甚大な損害を受けて機能停止に追い込まれた。その後のLCCについては語られていない。
- 依頼人は尊大な態度の若い男性。
フライトナーズ †
- 地球政府からLCCへ派遣されたACを主力とする治安維持部隊。
- Frightenerという英単語は"怯えさせる"を意味する英単語であり、複数系(Frighteners)として「揺すり屋、恐喝屋」といった意味にもなる。
- 隊長としてレオス・クラインを据え、構成メンバーには複数の現役のレイヴンも雇用されており、高い戦闘能力のみならず統率能力にも定評があるようだ。
- 所属するACの名前は「○○ドッグ」で統一されている。
- 立場の弱かったLCCの暴力装置としてプレイヤーと共にジオマトリクスとエムロードの両社をしばき倒してLCC管理下に置く立役者となった。
- LCCが火星を治めた後に態度を豹変させ、LCCの新長官暗殺と壊滅を皮切りに火星各地の施設を制圧したが、ぽっと出の新人レイヴンによって施設を奪回されたり戦力の多くを撃破され、遂には隊長かつ反乱の首謀者であるレオス・クラインの討伐によって組織は消滅した。
- そのものズバリ「Frighteners」というタイトルのテーマ曲が与えられており、登場シーンで毎回流れる。軽快でゴキゲンなAC2屈指の人気曲である。
地球政府 †
- 地球の都市「セントラルオブアース」に本拠を置く。エンブレムは地球と月の図案化。
- 初代シリーズの大深度戦争後に設置された「地下世界停戦委員会」を母体として設立された政府機関。
- 英語表記はまんま"the Central Union of Earth”、または単に"Government"である。
- 地球再建に注力し、地球地下社会の復興・地上帰還計画などを推進している。
- 半面、火星などの外部の世界への影響力は弱い。
- これでもACでも珍しい、というか唯一まともに稼働している政府機関である。
- 悲しい事に企業を統制するどころかナメられまくっているが、ちゃんと仕事してはいる。
- クラインの反乱による騒動で火星各企業もLCCも倒れた事で、終盤のレイヴンのクライアントはほぼここ一本となる。
- 最終的に「LCCによる管理を撤回しレイヴンの自由と独立を保証すること」を報酬にフォボス突入を依頼する。
- 火星の騒乱後は、クーデターの後始末と治安回復に奔走。結果として主旨の地球復興が手薄になり民衆の不安を招いたり、企業から
逆恨み警戒されたりと状況が悪化。ついには火星が元の騒乱を地球に持ち込まれて騒ぎの中心地にされてしまった。この時代に厄払いの文化は残っているのだろうか。
- 依頼人は若年~中年くらいの男性。丁寧な態度ながらジオ本社のような疲れた様子でもない、はきはきとした物言いをしている。
インディーズ †
- Indies.ある業種において「メジャー(大手)」に属さない、独立性の高い状態を指す言葉。
- AA時代に登場する反政府武装集団。
- 簡単に言うとテロリスト。政府や企業に対して"新たなる統治機構の建設"を標榜して攻撃を行っている。
- 不法な武装集団は例によっていくつか存在するが、最大勢力であるのがこのインディーズである。
- テロリストの例に漏れず貧民中心だったり政府から弾圧されたりしているが。
- バレーナ社の支援を受けているらしく資金面は充実している模様。
バレーナの施設に借りぐらしテロライフ。何ならレイヴンに依頼出す金すら持ってる。
- テロリストではあるが、さすがにスポンサー様を攻撃する程の狂犬ではない様である。
- なので周りはバレーナに対してキレ気味である。
その一方でバレーナはすり寄ってるはずの地球政府に間接攻撃をカマし続けているが、見なかったことにしよう(魂の選択)。
コンコード †
- 地球および火星のアリーナの運営企業。火星進出の流れに乗って早期に進出し、火星にアリーナ文化を定着させた立役者。
- 地球においてレイヴンズ・ネスト崩壊に伴い帰属を失ったレイヴン達の新しい受け皿となり、火星におけるレイヴン達の元締めとなった。
- アリーナ運営、傭兵斡旋、AC実戦データの提供などを主な業務としている。
- コンコードはレイヴンに対しアリーナ参加を義務付けており、ACにおける他の傭兵斡旋組織と比べたときの特徴である。
- 火星進出後、かつてのレイヴンズ・ネストのような機構(ナーヴス・コンコード)を一夜にして設置する能力や依頼内容への不干渉、その他火星各企業へのそつのない中立的な立ち回りなど随所に組織としてのしたたかさと能力の高さが伺える。
- 本作のオペレーターを務めるネル・オールターも例に漏れずここの所属である。
ナーヴス・コンコード †
- NERVES CONCORD.「神経の調和」の意味。
- コンコード社の運営する、かつてのレイヴンズ・ネストの様に企業に対して傭兵仲介サービスを提供するシステム。
- 大っぴらに傭兵派遣業を運営しているネストやらコーテックスやらとは異なり、ナーヴス・コンコードの傭兵派遣ビジネスは所謂「裏の顔」であるため、一部から「マフィア」に例えられる事も。