検索
AND検索
OR検索
トップ
|
リロード
|
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
| Color:
Top
/ victory of wisdom 06
victory of wisdom 06 の編集
Last update on |
編集
|
複製
|
名前変更
|
差分
|
バックアップ
|
添付
重要なお知らせ
サイトがSSL/TLSに対応しました。
【詳細はこちら】
↑
Menu
↑
概要
【トップページ表示イメージ確認】
トップページ表示内容を編集
スパム対策のためトップページを編集禁止にし、別ページの内容を表示しています
左メニューを編集
【MobileStation】
軽量簡易トップページです
編集要望
編集メモ
編集の手引き
特別演習室
まだ備忘録状態
SandBox
サイト構成
臨時難民ゲットー
公民館
サークル活動等はこちらから
DAEMON X MACHINAや模型、TRPG等
DAEMON X MACHINA
DAEMON X MACHINA談話室
法務部
各種ルール制定及び問題解決はこちらまで
討論ページ「サンダードーム」
おみくじ
画像アップローダー
【全ページの添付ファイル一覧】
Google:
↑
最近の作品
↑
ARMORED CORE Ⅵ
FIRES OF RUBICON
+
パーツリスト
頭部パーツ
HEAD
胴体パーツ
CORE
腕部パーツ
ARMS
脚部パーツ
LEGS
火器管制器
F.C.S.
ジェネレータ
GENERATOR
ブースタ
BOOSTER
腕部兵装
A.UNIT
左腕部兵装
L-A.UNIT
背部兵装
B.UNIT
コア拡張機能
EXPANSION
OS TUNING
初心者向け講座
レギュレーション
Ver 1.05更新チェックリスト追記
アセンブルの手引き
ミッションリスト
システム・操作・テクニック
登場人物
/
登場AC
ロケーション
エネミー
/
勢力
アーカイブ
用語集
/
世界観考察
談話室
/
攻略情報交換所
発売前情報
オンライン用相談室
↑
ELDEN RING
エネミー
/
ボス攻略
+
武器
武器
短剣
/
直剣
大剣
/
特大剣
刺剣
/
重刺剣
曲剣
/
大曲剣
刀
/
両刃剣
斧
/
大斧
槌
/
フレイル
/
大槌
特大武器
槍
/
大槍
斧槍
/
鎌
鞭
/
拳
/
爪
小弓
/
長弓
/
大弓
クロスボウ
/
バリスタ
杖
/
聖印
松明
小盾
/
中盾
/
大盾
/
戦技
?
/
装備の強化
防具
/
タリスマン
戦灰
魔法
(
魔術
/
祈祷
)
システム・操作等
素性
/
キャラクター育成
侵入・侵入対策
+
アイテム
アイテム
道具
/
遺灰
製作素材
/
強化素材
貴重品
/
矢・ボルト
情報
登場人物
(
イベント
?
/
商人
)
レギュレーション
世界観
/
用語集
エルデンリング談話室
情報提供
↑
各種攻略情報
↑
アーマード・コア シリーズ
PSタイトル
PS2タイトル
PS3 / 360タイトル
PS4・5 / Xbox One・SeriesX・S / STEAM
PSPタイトル
携帯電話向けタイトル
↑
ソウル シリーズ
Demon's Souls
DARK SOULS
DARK SOULSⅡ
DARK SOULSⅢ
↑
その他
METAL WOLF CHAOS(XD)
Bloodborne
Déraciné(デラシネ)
SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE
↑
創作関連
Illustration[投稿画像]
全年齢向け
成人向け
Picture[投稿写真]
Movie[投稿動画]
Novels[投稿小説]
連載中作品
完結済作品
長編
短編
R-18系作品
アップローダー
画像アップローダー
↑
機体関連
AC Showroom[機体画像展示室]
AC Garage[アセンブル相談室]
↑
メディアミックス・グッズ情報
出版物情報
音楽関連情報
プラモデル・立体物関連情報
グッズ情報
?
↑
Link
公式サイト
FROM SOFTWARE
ARMORED CORE
DARK SOULS
Bloodborne
↑
各種ログ
過去の公式発表
各種コメントログ
サイト名ダービー跡地
強化月間ログ
TRPGログ
TRPG愛好会外部サイト進出投票結果
削除ページ一覧
削除したページはここから確認・復旧できます
過去のトップページ
編集の参考に過去のトップページを保存してあります
↑
ヤーナムおみくじ
トスニルス
↑
今日の運勢
【小吉】
ハロ~ナイストゥーミーチュー
話せる?のかな?アーユー何人?
火星人?ハセヨ?
現在、215 人がアクセス中です。
Total:2131/Today:3
-- 雛形とするページ --
2系 エネミー・メカニック
3系 エネミー・メカニック
404_Not_Found
ACfA/in the end 1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 3(小説・全年齢))
ACfA/in the end 4(小説・全年齢))
ACfA/in the end 5(小説・全年齢))
ACfA/in the end 6(小説・全年齢))
ACfA/in the end 7(小説・全年齢))
ACfA/in the end 8(小説・全年齢))
ACfA/in the end 9(小説・全年齢))
ACfA/in the end 10(小説・全年齢))
ACfA/in the end 11(小説・全年齢))
ACfA/in the end 12(小説・全年齢))
ACfA/in the end 13(小説・全年齢))
ACfA/in the end 14(小説・全年齢))
ACfA/in the end 15(小説・全年齢))
ACfA/in the end 16(小説・全年齢))
ACfA/in the end 17(小説・全年齢))
ACfA/in the end 18(小説・全年齢))
ACfA/in the end 19 エピローグ(小説・全年齢))
ACfA/in the end 20 後日談 1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 21 後日談 2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 22 後日談 3【最終話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 23 クリスマス番外編その1【12月18日のお話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 24 クリスマス番外編その2【12月21日のお話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 25 クリスマス番外編その3【12月24日 イブのお話】(小説・全年齢))
ACfA/in the end 26 クリスマス番外編 エピローグ【年明け後のお話】
ACfA/in the end 27 バレンタイン番外編その1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 28 バレンタイン番外編その2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 29.5A ホワイトデー番外編 前編(小説・全年齢))
ACfA/in the end 29.5B ホワイトデー番外編 中編(小説・全年齢))
ACfA/in the end 29 バレンタイン番外編その3(小説・全年齢))
ACfA/in the end 30 -after the end-(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 1(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 2(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 3(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 4(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 5(小説・全年齢))
ACfA/in the end 過去編 -The Journey of Past- 6 end(小説・全年齢))
ACFA/Iria's Report 01
ACFA/Iria's Report 02
ACFA/Iria's Report 03
ACFA/Iria's Report 04
ACFA/Iria's Report 05
ACFA/Iria's Report 06
ACFA/Iria's Report 07
ACFA/Iria's Report 08
ACFA/Iria's Report 09
ACFA/Iria's Report 10
ACFA/Iria's Report 11
ACFA/Iria's Report 12
ACFA/Iria's Report 13
ACFA/Iria's Report 14
ACFA/Iria's Report 15
ACFA/Iria's Report 16
ACFA/Iria's Report 17
ACFA/Iria's Report 18
ACFA/Iria's Report 19
ACFA/Iria's Report 20
ACFA/Iria's Report 21
ACfA_CWUBRG_01/Dirty Worker(小説・全年齢)
ACfA_CWUBRG_02/Dearly Beloved(小説・全年齢)
AC Garage
AC Showroom
AR2E第1回テストセッション 『入団試験』
ARMORED CORE
ARMORED CORE 2
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE/ミッション
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE/ロケーション
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE/登場人物
ARMORED CORE 2 SERIES 用語集
ARMORED CORE 2/FCS
ARMORED CORE 2/インサイド
ARMORED CORE 2/エクステンション
ARMORED CORE 2/オプショナルパーツ
ARMORED CORE 2/コアパーツ
ARMORED CORE 2/ジェネレータ
ARMORED CORE 2/ブースタ
ARMORED CORE 2/ミッション
ARMORED CORE 2/ラジエータ
ARMORED CORE 2/ロケーション
ARMORED CORE 2/世界観考察
ARMORED CORE 2/企業
ARMORED CORE 2/右腕部武器
ARMORED CORE 2/左腕部武器
ARMORED CORE 2/登場人物
ARMORED CORE 2/背部武器
ARMORED CORE 2/脚部パーツ
ARMORED CORE 2/腕部パーツ
ARMORED CORE 2/頭部パーツ
ARMORED CORE 3 / 企業
ARMORED CORE 3/エネミー
ARMORED CORE V
Bloodborne
FrontPage
MenuBar
PHP
...
[[小説/長編]] #setlinebreak Written by えむ ---- 今、インテリオルの基地では、着々とVOBの発射準備が進んでいた。取り付けられているのは言うまでもないタンク型のネクスト。ランク31 レックス・アールグレイの駆るフォートネクストだ。 「今回の装備は―――これは…」 「ギガベースは張り付ければ、こちらに勝機はある。さすがに主砲の威力はランドクラブとは比較にならないから、接近戦挑むしかない。だから機動性重視にした」 「…そうか。だが…これはアリ…なのか…?」 フォートネクストを見上げる。その両手には、レーザーブレードのドラゴンスレイヤー。肩には追加ブースター。これだけ見れば、ブレードを主体に置いたアセンと言えよう。問題は機体がタンクという一点に限るが。 「そして、何が何でもグレネードは積むんだな…」 「タンク乗りの命だからな。これでも妥協したんだ」 そう答えるレックスの視線には、背中に積まれたアルドラのGRB-TRAVERSの姿があった。 今回の切り札は、あくまでドラゴンスレイヤーであって、グレネードを使う予定はないが、それでも積むのがレックスなのである。 その後、順調に準備は進み、いよいよミッション開始まで3分を切った。 レックスはすでにフォートネクストへと乗り込み、あとはVOB点火を待つだけだ。 が、発射直前。 「どうしてもやらなきゃ…駄目?」 レックスの情けない声が通信機越しに届いた。そんな彼の声を、セレンはムーンライトでばっさり断ち切る。 「駄目だ。問答無用。VOB点火してくれ」 「ちょっ。待っ―――いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 巨大なブースターが点火され、その大推力によって一気にフォートネクストを前へと飛ばす。速度計は、見る見るうちにあがっていき、時速1300kmへ到達。 「やっぱり怖いっ。怖いってぇぇぇぇぇぇぇっ」 例のごとくパニクるレックスの悲鳴を聞き流しつつ、セレンは密かに思った。今後のために、何が何でもクイックブーストなどに慣らしておく必要があると。この調子では、将来的に絶対にまずいと…。 が、まずは目前の敵だ。生きて帰らねば、特訓どころではない。 VOB点火から約4分。第8艦隊の駐留する海域へと到達。 「もうすぐ作戦海域だ。ギガベースからの砲撃に注意しろ。拠点型とはいえ、AF。火力はでかいぞ」 「今度は、相対速度的に考えて、ギガベースの砲撃かわせる自信もないんですけど」 レックスの不安は最もだった。前回のミッションのように同じ方向に進んでいるわけではなく、砲撃は逆方向に飛んでくる。つまり、VOBのスピード的に考えて、通常とは比較にならない速度で飛んでくるのだ。そんな高速に対応できるはずがない。 が、セレンのアドバイスはこうだった。 「砲声が聞こえたら、サイドへクイックブーストで動け。それで避けれる」 「…なんていいかげんな…。……うおっ!?」 そう言いかけたところで、前方から轟く砲声。レックスは弾道も確認せず、ただクイックブーストで機体を横へとスライドさせた。その、すぐ横を超高速で大口径の砲弾がすり抜けていく。 「ひぃぃっ!?」 「避けれただろう?その調子で行け。次が来るぞ」 「つ、次…? き、来たぁぁっ!?」 第二射。それも避ける。第三射。避ける。 「はぁ…はぁ…。こ、この間隔なら―――」 連射速度はそれほどでもない。このくらいなら、なんとかなるかもしれない。そう考え始めるレックスだったが甘かった。 連射速度が上がったのである。 「え?ちょっ。うわっ!?何か音が連続で…おわっ。どわっ。ぎゃぁぁぁっ!? こ、こんなのっ。聞いてっ!!ねぇっってっ!! てか…っ!!もうや…っ!!だぁぁぁっ!!」 間髪いれずに飛んでくるギガベースの砲撃。しかし、なんだかんだ言いつつレックスはそれらを全弾回避していた。砲撃を見切っているわけではない。ただセレンの言うとおり、音がしたら横へクイックブーストをしているだけのことなのだが。 それでも、なんとか全弾回避しつつ突き進む。 この調子なら、なんとかなるか。そうセレンも思いかけた、その時のことだった。 「……!?」 非常事態を知らせる表示が点灯する。すぐさま調べると、VOBのブースターの一つに突然爆発したことがわかった。 「くそっ。VOBに異常発生だ。このままでは爆発するぞ!!」 「な、なんだって!?」 後方を確認する術のないレックスは、ただ驚くしかない。一応コクピット内にも、VOBの異常を知らせる表示は出ているのだが、砲撃回避で精一杯の彼にそこまで気を配る余裕はない。 「やむをえん。VOBをパージする」 ギガベースまでの距離は、まだ相当にある。だが、今はレックスの安全を確保する方が先だ。 パージ用の爆発ボルトが点火し、VOBが空中で分解。大推力によって押し出されていたフォートネクストは、その勢いで前方へと投げ出されるも、なんとか海面へと着水する。 「ここから通常推力でギガベースに接近するしかない」 「……ぼ、僕的には、そっちのほうがいい…」 VOBの高速環境下から解放され、落ち着きを取り戻し始めるレックス。 すぐさまオーバードブーストを展開し、前方正面―――ではなく斜め方向へと機体を飛ばす。 「どこに行く気だレックス!!ギガベースのいる方向はそっちじゃないぞ!?」 「わ、わかってる。でも艦隊のど真ん中を突っ切ったって的になるだけだ」 機動性に長けたタイプならともかく、こちらは所詮はタンクだ。機動性がほとんどない以上、全方位からの集中砲火を受ければ、回避力が低い分…無事ではすまない。オーバードブーストを使えば、その間は安全かもしれないが、エネルギーが切れた時が危険だ。 じゃあどうするのか。答えは艦隊を避けていけばいいのである。いくら機動性がないとは言え、艦船とネクストでは天と地の差もある。向こうはこちらを追いかけることは出来ない。 それを踏まえて、、大きく横にそれたルート――艦隊の端の、さらに外側から回り込むルートをとり、オーバードブーストで突っ切る。途中でエネルギーが切れるが、艦隊を避けたルートであるため、大した攻撃も来ない。危険なのは、ギガベースの砲撃くらいだ。 しかし、それも高速下でなければ、レックス自信の技量でも充分回避可能なものだった。 オーバードブーストのエネルギーチャージの時間をクイックブーストで稼ぎ、再びオーバードブーストを起動。それを数回にわたって繰り返し、ついにギガベースの横腹を視認できる距離まで近づいた。 「見えた…!!」 なおも飛んでくる砲撃をかわし、最後のオーバードブーストを吹かす。 あとは正面突破あるのみ。主砲の死角に入ったのか、脅威的だった砲撃は止まっており、代わりにミサイルや機銃による迎撃攻撃が始まる。 しかし、その程度問題はない。タンクとは言え、オーバードブーストで1000km近い速さはあるのだ。機銃の弾幕などによって多少の被弾はあるものの、それらはPAと装甲で弾き、そのままギガベースの横腹へとフォートネクストを突っ込ませる。 グレネードを撃ちつつ近づいていき、両手のドラゴンスレイヤーを起動。そのまま勢いに任せて、両手をギガベースへと突き刺す。 収束されたエネルギーが装甲を貫いた。その一撃は、ギガベース全体からすれば小さな物だったが――――燃料タンクか弾薬庫か何かを貫いたのだろう。 そこから起きた爆発は瞬く間に広がり、ギガベース全体を包み込んだ。 「ギガベースの撃破を確認。よくやったな」 とりあえず完全に沈黙したギガベースの上へとフォートネクストを降ろしたレックスに、セレンの労いの言葉が届いた。 「あぁ、ありがとう。一時はどうなるかと思ったけどな。VOBは爆発するし―――。もう本当にVOBとか嫌だ…」 「まぁ、今回ばかりは私も同情を覚えざるを得ないな。とりあえず今日は休め」 「わかった。そうする」 そう答え、少しばかりコクピットの中で身体を伸ばす。すでにギガベースが敗れたことで第8艦隊の残存艦は撤退を始めているが、そちらへの攻撃は依頼の枠の外だ。 そんなわけでインテリオルの回収部隊が来るまでの間、レックスは少しばかり足を伸ばすのであった。 その数日後。 それは訓練のため、カラードへとやってきた時の事だった。 「色々考えたのだが、やはり高速下の動きになれるべきだと私は思うんだ。タンクで高機動戦をやれとは言わんが、お前の高速嫌いはなんとかする必要がある」 シミュレーターでスタンバイするレックスに、セレンはそう語りかけてきた。 「そこで高速下という環境に慣れるため、特別に機体を組んでおいた。お前はただそれに乗っておけばいい。戦闘機動とかはこちらでやる」 つまり乗っておけばいいということらしい。だが、この時すでに―――レックスは少なからず嫌な予感を感じていた。例えるなら、セレンのおやつを盗み食いして、それがばれた時のような……。 そして、その予感は見事に的中することになる。 「一体どんな機体なん……だ………と!?」 シミュレーターが起動し、自分がどんな機体に乗っているかをコクピットのモニターで確認したレックスは絶句した。それこそVOBに乗ったときとは比較にならないくらいに。 そこには――――アスピナの傑作機「X-ソブレロ」の姿があった。ただし頭は、オーメルの最軽量ヘッドHD-HOLOFERNES。極め付けに背中には、追加ブースター。 気になって内装をチェックしたら、メインブースターはレイレナードのS-04 VIRTUE。ジェネレーターはアクアビットのLINSTANT/Gになっていた。その他の装備は全て重量重視でスペックは度外視。 FRSメモリは全てジェネレーターとブースター周りに全振り。 とりあえずアスピナでもやらないだろうと思える、超高速仕様だった。 「いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 ムンクの叫び状態で叫ぶレックス。だが時はすでに遅かった。 特訓の結果。高速下への耐性はつくにはついた。あんな機体で1時間以上もクイックブースト機動をされれば、大抵の機体の機動は可愛いものだ。 ただ……その後、数日にわたって毎晩毎晩うなされることになったのは、ここだけの話である。 To Be Countinue… ---- now:&online; today:&counter(today); yesterday:&counter(yesterday); total:&counter(total); ---- **移設元コメント [#nc533385] -惜しい。一番最後、「MRSメモリ」じゃないぞ。しかしタンクの防御力を利用して中央突破かと思ったら普通に避けて通りやがったw -- 2010-03-28 (日) 20:05:46 -特訓時のレギュは1.20ですね!これからも期待してます! -- 2010-03-28 (日) 20:19:59 -なんて経済的な戦い方をw -- 2010-03-28 (日) 20:21:43 -セレンさん、これ忘れてますよ! っ両肩の追加ブースター これで左右回避もバッチリ☆ -- 2010-03-28 (日) 20:40:29 -俺ならタンクで出たときは、艦隊を盾にしながら進むw -- 2010-03-28 (日) 20:46:48 -艦隊をグレネードで吹き飛ばしてガチタン☆パラダイスだと思ったが…なかなか冷静に-対処したなこの首輪付き。まぁ、アリじゃないか? -- 2010-03-28 (日) 21:28:06 -俺は落ち着いて正面突破だった(速度ぜんぜん出ないけど)が、まさか回り込むとはw 特訓時のレギュは1.15だろうな これならEN切れと無縁でQB連発できるしw -- 2010-03-28 (日) 21:43:47 -どん底に叩き込む?時期的に先生じゃないだろうし・・・。乙樽?エイプーさんか!?楽しみにしてます。 -- 2010-03-28 (日) 22:27:24 -ガチタン乗りにソブレロで恐怖の機動訓練か…アスピナでもやっていなさそうな気がしてきたwww -- 2010-03-28 (日) 23:21:37 -この調子でいけば、ものの見事にSOMと当たりそうな気がしてならないな、レックス君は。 -- 2010-03-29 (月) 00:38:34 -ラスト、アクアビット製のジェネだと連続した高機動に息が続かないのではないだろうか。1,15以外は -- 2010-03-29 (月) 01:34:48 -ギガベースの主砲って、まさに音で避ける感じだよねw 至極冷静に艦隊避ける首輪付きはなんかおかしいwけど、強すぎないってのは魅力の一つだと思ったりする。短所も目立つからこそ、ガチタンの強みも輝くのさ! -- 2010-03-29 (月) 12:21:49 -グレネードはタンク乗りの命か・・・分かってらっしゃる。 社長とともにシャミアとド・スを霧もろともグレネードで吹っ飛ばす様が想像できるぞ…! -- 2010-03-29 (月) 12:37:47 ---- ☆作者の一言コーナー☆ 気がつけば隔日更新をやってる気のしているえむです。 予告どおりのAFギガベース戦(HARD)は、完全に自分のプレイが元となりました。 いやぁ、やれば出来る物ですね。何度か挑戦しましたが、S評価取れました。出費は2400cr。 ポイントは大回り。艦隊の外側からギガベースの横っ腹を突くようなルートで行くといけます。たぶん。 さて次回は――。 何人もの主人公リンクスをどん底に叩き込んでいそうなあの人が登場です。 お楽しみにっ。 ---- **コメント [#u7138af5] #comment ---- RIGHT:[[小説へ戻る>小説/長編]]
タイムスタンプを変更しない
[[小説/長編]] #setlinebreak Written by えむ ---- 今、インテリオルの基地では、着々とVOBの発射準備が進んでいた。取り付けられているのは言うまでもないタンク型のネクスト。ランク31 レックス・アールグレイの駆るフォートネクストだ。 「今回の装備は―――これは…」 「ギガベースは張り付ければ、こちらに勝機はある。さすがに主砲の威力はランドクラブとは比較にならないから、接近戦挑むしかない。だから機動性重視にした」 「…そうか。だが…これはアリ…なのか…?」 フォートネクストを見上げる。その両手には、レーザーブレードのドラゴンスレイヤー。肩には追加ブースター。これだけ見れば、ブレードを主体に置いたアセンと言えよう。問題は機体がタンクという一点に限るが。 「そして、何が何でもグレネードは積むんだな…」 「タンク乗りの命だからな。これでも妥協したんだ」 そう答えるレックスの視線には、背中に積まれたアルドラのGRB-TRAVERSの姿があった。 今回の切り札は、あくまでドラゴンスレイヤーであって、グレネードを使う予定はないが、それでも積むのがレックスなのである。 その後、順調に準備は進み、いよいよミッション開始まで3分を切った。 レックスはすでにフォートネクストへと乗り込み、あとはVOB点火を待つだけだ。 が、発射直前。 「どうしてもやらなきゃ…駄目?」 レックスの情けない声が通信機越しに届いた。そんな彼の声を、セレンはムーンライトでばっさり断ち切る。 「駄目だ。問答無用。VOB点火してくれ」 「ちょっ。待っ―――いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 巨大なブースターが点火され、その大推力によって一気にフォートネクストを前へと飛ばす。速度計は、見る見るうちにあがっていき、時速1300kmへ到達。 「やっぱり怖いっ。怖いってぇぇぇぇぇぇぇっ」 例のごとくパニクるレックスの悲鳴を聞き流しつつ、セレンは密かに思った。今後のために、何が何でもクイックブーストなどに慣らしておく必要があると。この調子では、将来的に絶対にまずいと…。 が、まずは目前の敵だ。生きて帰らねば、特訓どころではない。 VOB点火から約4分。第8艦隊の駐留する海域へと到達。 「もうすぐ作戦海域だ。ギガベースからの砲撃に注意しろ。拠点型とはいえ、AF。火力はでかいぞ」 「今度は、相対速度的に考えて、ギガベースの砲撃かわせる自信もないんですけど」 レックスの不安は最もだった。前回のミッションのように同じ方向に進んでいるわけではなく、砲撃は逆方向に飛んでくる。つまり、VOBのスピード的に考えて、通常とは比較にならない速度で飛んでくるのだ。そんな高速に対応できるはずがない。 が、セレンのアドバイスはこうだった。 「砲声が聞こえたら、サイドへクイックブーストで動け。それで避けれる」 「…なんていいかげんな…。……うおっ!?」 そう言いかけたところで、前方から轟く砲声。レックスは弾道も確認せず、ただクイックブーストで機体を横へとスライドさせた。その、すぐ横を超高速で大口径の砲弾がすり抜けていく。 「ひぃぃっ!?」 「避けれただろう?その調子で行け。次が来るぞ」 「つ、次…? き、来たぁぁっ!?」 第二射。それも避ける。第三射。避ける。 「はぁ…はぁ…。こ、この間隔なら―――」 連射速度はそれほどでもない。このくらいなら、なんとかなるかもしれない。そう考え始めるレックスだったが甘かった。 連射速度が上がったのである。 「え?ちょっ。うわっ!?何か音が連続で…おわっ。どわっ。ぎゃぁぁぁっ!? こ、こんなのっ。聞いてっ!!ねぇっってっ!! てか…っ!!もうや…っ!!だぁぁぁっ!!」 間髪いれずに飛んでくるギガベースの砲撃。しかし、なんだかんだ言いつつレックスはそれらを全弾回避していた。砲撃を見切っているわけではない。ただセレンの言うとおり、音がしたら横へクイックブーストをしているだけのことなのだが。 それでも、なんとか全弾回避しつつ突き進む。 この調子なら、なんとかなるか。そうセレンも思いかけた、その時のことだった。 「……!?」 非常事態を知らせる表示が点灯する。すぐさま調べると、VOBのブースターの一つに突然爆発したことがわかった。 「くそっ。VOBに異常発生だ。このままでは爆発するぞ!!」 「な、なんだって!?」 後方を確認する術のないレックスは、ただ驚くしかない。一応コクピット内にも、VOBの異常を知らせる表示は出ているのだが、砲撃回避で精一杯の彼にそこまで気を配る余裕はない。 「やむをえん。VOBをパージする」 ギガベースまでの距離は、まだ相当にある。だが、今はレックスの安全を確保する方が先だ。 パージ用の爆発ボルトが点火し、VOBが空中で分解。大推力によって押し出されていたフォートネクストは、その勢いで前方へと投げ出されるも、なんとか海面へと着水する。 「ここから通常推力でギガベースに接近するしかない」 「……ぼ、僕的には、そっちのほうがいい…」 VOBの高速環境下から解放され、落ち着きを取り戻し始めるレックス。 すぐさまオーバードブーストを展開し、前方正面―――ではなく斜め方向へと機体を飛ばす。 「どこに行く気だレックス!!ギガベースのいる方向はそっちじゃないぞ!?」 「わ、わかってる。でも艦隊のど真ん中を突っ切ったって的になるだけだ」 機動性に長けたタイプならともかく、こちらは所詮はタンクだ。機動性がほとんどない以上、全方位からの集中砲火を受ければ、回避力が低い分…無事ではすまない。オーバードブーストを使えば、その間は安全かもしれないが、エネルギーが切れた時が危険だ。 じゃあどうするのか。答えは艦隊を避けていけばいいのである。いくら機動性がないとは言え、艦船とネクストでは天と地の差もある。向こうはこちらを追いかけることは出来ない。 それを踏まえて、、大きく横にそれたルート――艦隊の端の、さらに外側から回り込むルートをとり、オーバードブーストで突っ切る。途中でエネルギーが切れるが、艦隊を避けたルートであるため、大した攻撃も来ない。危険なのは、ギガベースの砲撃くらいだ。 しかし、それも高速下でなければ、レックス自信の技量でも充分回避可能なものだった。 オーバードブーストのエネルギーチャージの時間をクイックブーストで稼ぎ、再びオーバードブーストを起動。それを数回にわたって繰り返し、ついにギガベースの横腹を視認できる距離まで近づいた。 「見えた…!!」 なおも飛んでくる砲撃をかわし、最後のオーバードブーストを吹かす。 あとは正面突破あるのみ。主砲の死角に入ったのか、脅威的だった砲撃は止まっており、代わりにミサイルや機銃による迎撃攻撃が始まる。 しかし、その程度問題はない。タンクとは言え、オーバードブーストで1000km近い速さはあるのだ。機銃の弾幕などによって多少の被弾はあるものの、それらはPAと装甲で弾き、そのままギガベースの横腹へとフォートネクストを突っ込ませる。 グレネードを撃ちつつ近づいていき、両手のドラゴンスレイヤーを起動。そのまま勢いに任せて、両手をギガベースへと突き刺す。 収束されたエネルギーが装甲を貫いた。その一撃は、ギガベース全体からすれば小さな物だったが――――燃料タンクか弾薬庫か何かを貫いたのだろう。 そこから起きた爆発は瞬く間に広がり、ギガベース全体を包み込んだ。 「ギガベースの撃破を確認。よくやったな」 とりあえず完全に沈黙したギガベースの上へとフォートネクストを降ろしたレックスに、セレンの労いの言葉が届いた。 「あぁ、ありがとう。一時はどうなるかと思ったけどな。VOBは爆発するし―――。もう本当にVOBとか嫌だ…」 「まぁ、今回ばかりは私も同情を覚えざるを得ないな。とりあえず今日は休め」 「わかった。そうする」 そう答え、少しばかりコクピットの中で身体を伸ばす。すでにギガベースが敗れたことで第8艦隊の残存艦は撤退を始めているが、そちらへの攻撃は依頼の枠の外だ。 そんなわけでインテリオルの回収部隊が来るまでの間、レックスは少しばかり足を伸ばすのであった。 その数日後。 それは訓練のため、カラードへとやってきた時の事だった。 「色々考えたのだが、やはり高速下の動きになれるべきだと私は思うんだ。タンクで高機動戦をやれとは言わんが、お前の高速嫌いはなんとかする必要がある」 シミュレーターでスタンバイするレックスに、セレンはそう語りかけてきた。 「そこで高速下という環境に慣れるため、特別に機体を組んでおいた。お前はただそれに乗っておけばいい。戦闘機動とかはこちらでやる」 つまり乗っておけばいいということらしい。だが、この時すでに―――レックスは少なからず嫌な予感を感じていた。例えるなら、セレンのおやつを盗み食いして、それがばれた時のような……。 そして、その予感は見事に的中することになる。 「一体どんな機体なん……だ………と!?」 シミュレーターが起動し、自分がどんな機体に乗っているかをコクピットのモニターで確認したレックスは絶句した。それこそVOBに乗ったときとは比較にならないくらいに。 そこには――――アスピナの傑作機「X-ソブレロ」の姿があった。ただし頭は、オーメルの最軽量ヘッドHD-HOLOFERNES。極め付けに背中には、追加ブースター。 気になって内装をチェックしたら、メインブースターはレイレナードのS-04 VIRTUE。ジェネレーターはアクアビットのLINSTANT/Gになっていた。その他の装備は全て重量重視でスペックは度外視。 FRSメモリは全てジェネレーターとブースター周りに全振り。 とりあえずアスピナでもやらないだろうと思える、超高速仕様だった。 「いぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 ムンクの叫び状態で叫ぶレックス。だが時はすでに遅かった。 特訓の結果。高速下への耐性はつくにはついた。あんな機体で1時間以上もクイックブースト機動をされれば、大抵の機体の機動は可愛いものだ。 ただ……その後、数日にわたって毎晩毎晩うなされることになったのは、ここだけの話である。 To Be Countinue… ---- now:&online; today:&counter(today); yesterday:&counter(yesterday); total:&counter(total); ---- **移設元コメント [#nc533385] -惜しい。一番最後、「MRSメモリ」じゃないぞ。しかしタンクの防御力を利用して中央突破かと思ったら普通に避けて通りやがったw -- 2010-03-28 (日) 20:05:46 -特訓時のレギュは1.20ですね!これからも期待してます! -- 2010-03-28 (日) 20:19:59 -なんて経済的な戦い方をw -- 2010-03-28 (日) 20:21:43 -セレンさん、これ忘れてますよ! っ両肩の追加ブースター これで左右回避もバッチリ☆ -- 2010-03-28 (日) 20:40:29 -俺ならタンクで出たときは、艦隊を盾にしながら進むw -- 2010-03-28 (日) 20:46:48 -艦隊をグレネードで吹き飛ばしてガチタン☆パラダイスだと思ったが…なかなか冷静に-対処したなこの首輪付き。まぁ、アリじゃないか? -- 2010-03-28 (日) 21:28:06 -俺は落ち着いて正面突破だった(速度ぜんぜん出ないけど)が、まさか回り込むとはw 特訓時のレギュは1.15だろうな これならEN切れと無縁でQB連発できるしw -- 2010-03-28 (日) 21:43:47 -どん底に叩き込む?時期的に先生じゃないだろうし・・・。乙樽?エイプーさんか!?楽しみにしてます。 -- 2010-03-28 (日) 22:27:24 -ガチタン乗りにソブレロで恐怖の機動訓練か…アスピナでもやっていなさそうな気がしてきたwww -- 2010-03-28 (日) 23:21:37 -この調子でいけば、ものの見事にSOMと当たりそうな気がしてならないな、レックス君は。 -- 2010-03-29 (月) 00:38:34 -ラスト、アクアビット製のジェネだと連続した高機動に息が続かないのではないだろうか。1,15以外は -- 2010-03-29 (月) 01:34:48 -ギガベースの主砲って、まさに音で避ける感じだよねw 至極冷静に艦隊避ける首輪付きはなんかおかしいwけど、強すぎないってのは魅力の一つだと思ったりする。短所も目立つからこそ、ガチタンの強みも輝くのさ! -- 2010-03-29 (月) 12:21:49 -グレネードはタンク乗りの命か・・・分かってらっしゃる。 社長とともにシャミアとド・スを霧もろともグレネードで吹っ飛ばす様が想像できるぞ…! -- 2010-03-29 (月) 12:37:47 ---- ☆作者の一言コーナー☆ 気がつけば隔日更新をやってる気のしているえむです。 予告どおりのAFギガベース戦(HARD)は、完全に自分のプレイが元となりました。 いやぁ、やれば出来る物ですね。何度か挑戦しましたが、S評価取れました。出費は2400cr。 ポイントは大回り。艦隊の外側からギガベースの横っ腹を突くようなルートで行くといけます。たぶん。 さて次回は――。 何人もの主人公リンクスをどん底に叩き込んでいそうなあの人が登場です。 お楽しみにっ。 ---- **コメント [#u7138af5] #comment ---- RIGHT:[[小説へ戻る>小説/長編]]
テキスト整形のルールを表示する