ARMORED CORE Ⅵ
アーカイブ †
マップ上に配置されている機体の残骸などから入手した雑多なデータ群のアーカイブ。通信記録やシステムログ、ひいては傭兵登録のライセンスコードまで世界観をうかがい知ることができる内容となっている。
アーカイブ一覧 †
アーカイブ名 | 入手場所 |
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ライセンスコード:レイヴン | chapter1:「密航」 |
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各アーカイブ詳細 †
ライセンスコード:レイヴン †
汚染市街にてACの残骸から抜き取ったライセンスコード
パイロットの登録情報が確認できる
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登録番号:Rb23
識別名:レイヴン
ランク:--/F
所属:独立
・ライセンス失効まであと3日
- チュートリアルミッション「密航」の最後の地点で入手。内容を確認できるのはクリア後になる
ライセンスコード:トーマス・カーク †
汚染市街にてACの残骸から抜き取ったライセンスコード
パイロットの登録情報が確認できる
----------------
登録番号:Rb18
識別名:トーマス・カーク
ランク:26/E
所属:独立
・ライセンス失効済み
- チュートリアルミッション「密航」で内部が燃えている大きな残骸に居る盾持ちMTの近くの機体の残骸から入手
- 画像は全身BASHOフレーム
ライセンスコード:モンキー・ゴード †
汚染市街にてACの残骸から抜き取ったライセンスコード
パイロットの登録情報が確認できる
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登録番号:Rb37
識別名:モンキー・ゴード
ランク:--/-
所属:独立
・ライセンス失効まであと15日
- チュートリアルミッション「密航」の多数のヘリとMTに囲まれた残骸から入手
- ランク圏外には用はないと言われる
- 名前の由来は1958年12月13日に、宇宙開発の一環でNASAによってロケットの乗組員として打ち上げられたリスザルのゴード。その飛行時間は15分間であり、最終的に脱出カプセルのパラシュートの故障により行方不明になった。
ライセンスコード:G7 ハークラー †
汚染市街にてACの残骸から抜き取ったライセンスコード
パイロットの登録情報が確認できる
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登録番号:Rb29
識別名:G7 ハークラー
ランク:22/D
所属:ベイラム・インダストリー
・ライセンス失効まであと12時間
- チュートリアルミッション「密航」の惑星封鎖機構が爆撃する付近の残骸から入手
- このミッションの後失効したからかゲーム中のアリーナの22/DはG3五花海になっている
- 名前の由来はおそらくガッガル・ハークラー川。パキスタン北部パンジャブ地方~インド北東部グジャラート州までを、モンスーン期にのみ流れる季節河川
システムログ:一方的な戦闘 †
残骸から抜き取ったシステムログ
機体の制御状況が確認できる
FCSがフル稼働していた形跡が見られるが
まるで敵影を捉えられていない
ヴェスパー第4隊長ラスティの速度に翻弄された
極めて一方的な戦闘だったようだ
システムログ:脱出した兵士 †
残骸から抜き取ったシステムログ
機体が受け付けた操作状況が確認できる
攻撃や回避に関わるレコードが1件もない
どうやらこの機体のパイロットは
作戦開始と同時に脱出レバーを引いたようだ
映像記録:スティールヘイズ †
残骸から抜き取った映像記録
ヴェスバー第4隊長ラスティのAC
「スティールヘイズ」 の機体構成が確認できる
シュナイダー製高機動フレームを軸に
手数や速度で優れる武器が携行されている
ラスティはヴェスパー部隊では通常運用されない
実弾兵装も使いこなしているらしい
映像記録:敵機との通信施行 †
残骸から抜き取った映像記録
ヴェスパー第4隊長ラスティとの交戦中に
通信の接続を試みていた形跡がある
――――――――――――
何を考えているんだ…!
俺は…俺は見たんだ!
帥叔のファイルを 俺は…
なぜこんなことを…!
- 後の展開を考えればラスティがスパイなのに本気で潰しに来ていることに驚いているのだろう
映像記録:BAWS第2工廠 †
残骸から抜き取った映像記録
カメラに記録されていた過去の映像が確認できる
この機体はかつて
BAWS第2工廠に配備されていたようだ
一見何事もない日常風景だが
よく見ると映像の片隅に干渉された形跡がある
モニター欺瞞形式のジャミングを受けたのだろうか
映像記録:ルビコニアンの糾弾 †
残骸から抜き取った映像記録
同志への演説が撮影されていたものと思われる
――――――――――――――
アイビスの火より以前
コーラルが尽きることはなかったのだという
それを技研の罪人たちが焼き払った
倒錯した衒学者どもがルビコンの恵みを弄び
挙句手に負えず焼き払ったのだ!
映像記録:G4の最期 †
残骸から抜き取った映像記録
このレッドガン隊員は死亡する直前
同僚との通信を行っていたようだ
――――――――――――――
イグアス ミシガンの言うことは聞いとけ
あいつは本社のボケどもとは違う
クソ親父だが俺らを切り捨てるような真似はしねぇ
この作戦を考えたゴミ野郎を殺してやりたいぜ
おめえは上手いことサボッたな 俺も…
- ミッション「壁越え」の橋を渡り左側、背の高い集合住宅群の奥の背の低い建物の近くにある残骸から入手
映像記録:BAWS哨兵の最期 †
残骸から抜き取った映像記録
BAWS第2工廠の警備に当たっていた哨兵が
何者かによって撃ち抜かれている
――――――――――――――
そうビクビクするな
BAWSは星外企業にもMTを提供している
この工廠が目を付けられることはない
なるべく多く売りつけて資金をエルカノに回すんだ
それが俺たちルビコニアンの生きる…
どうした?通信が途切れ…
- ミッション「BAWS第二工廠調査」で最初の所属不明機体を撃破した後進行方向右側の設備の影に落ちている残骸から入手
- この哨兵の予想とは裏腹に第2工廠(のコーラル井戸)は封鎖機構に目を付けられてしまい、この記録が拾える1・2周目ルートでは正体不明機(=オールマインド)に口封じされてしまう。3週目ルートでは621により封鎖機構を退ける目処が立った(『強制監査妨害』)ので、この哨兵は無事だと思いたい
- まあ「放っとけばじき枯れる」とウォルターが言ってた井戸にオールマインドがここまでする必要があったかはちょっと怪しい気がするが
映像記録:債権回収業者の最期 †
残骸から抜き取った映像記録
グリッド086に侵入した機体がRaDの歓迎を受けたようだ
――――――――――――
待て!待ってくれ!
俺はしがない債権回収業者だ
ここがあんたらのシマとは知らなかったんだよ
あいつは逃げ隠れるのが得意なんだ
今ごろこのグリッドのどこかに…
やっ…やめてくれ!
殺さないで…!
- ミッション「グリッド086侵入」で溶鉱炉の溶けた鉄が流れている側の筒の奥の残骸から入手。
- 拾える場所が場所だけに、"歓迎"の内容が想像に難くないのが恐ろしい
映像記録:部品性能試験 †
残骸から抜き取った映像記録
無人ACの性能テストを行っている様子が見て取れ
責任者らしき人物の音声も残っている
――――――――――――――
AIと有意な差は認められませんね
実験は失敗です
興味があったのですよ
無人機の時代を終わらせたのがACなら
その優位性がどこから来るのか
ファクトリーに伝達しておきなさい
次は胴まで残した部品を送るのです
- 無人ACの性能テスト……とは言うが、本当の無人機であるAIとの差を確認していたり次は胴までと言っていたり非常にきな臭い。
- ファクトリーで首から上だけにした「部品」を使っての性能検証ではAIとの差が無かったので、今度は胴まで付いた「部品」で実験という事だろうか。もしそうならクソ外道である。
映像記録:アイビスの火 †
残骸から抜き取った映像記録
ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の独白と思しき
音声が含まれている
――――――――――――――
残り12分
やるべきことは全てやった
アイビスの火を見届けるのは私ひとりで良い
あの少年は強く生きていけるだろうか
木星には友人もいる
きっと良くしてくれるだろう
通信記録:同志との会話 †
残骸から抜き取った通信記録
作戦開始前に交わされた同志との会話のようだ
―――――――――――
ヴェスパー上位に敵うわけがない
死んだな 俺ら…
でもツィイーが非番だったのは良かったよ
みんなの妹分だしな
あの子は戦場に出るべきじゃない
ちゃんと恋をして 幸せな家庭をさ…
- このログを拾える地点へと来ると、仲間をたくさん殺されて怒り心頭のツィイーが621へ特攻を仕掛けてくる。名無しの解放戦線兵の願いは残念ながら叶わなかったようだ。
- 一応ツィイーを無視して終わる事もできるが、恨み心頭の状態を見るに彼女が戦場から去る日は来ないだろう。
通信記録:ラスティの暗号通信 †
残骸から抜き取った通信記録
ヴェスパー第4隊長ラスティの暗号通信を
解析しようと試みていた形跡がある
―――――――――――
時が来…らファーロ…がエルカノ…技術を…供…る
それ…では隠し通…なければ
- 「時が来たらファーロンがエルカノに技術を提供する。それまでは隠し通さなければ。」という感じだろう。どういうことなのかはとあるエルカノ製パーツのフレーバーを見よう。
通信記録:師叔への報告 †
残骸から抜き取った通信記録
先行して潜入していたルビコン解放戦線の伝令が
企業に排除されたものと思われる
―――――――――――
師叔に報告を…!
ファーロンは技術支援に合意した
あの新型はこれで完成する…
ふたりが潰し合う結果になる前に
お伝えしなければ…!
- ミッション「未踏領域到達[ALT MISSION]」の開始地点から降りて洞窟に入る前の残骸から入手
通信記録:ドーザーの妄言 †
残骸から抜き取った通信記録
仲間との雑談がログに残っていたものと思われる
―――――――――――
コーラルで育ったミールワームってのはな
要するにあれだ あれだよ
そう! ろ過 ろ過
ろ過して薄まってボンヤリしたプーなんだよ
そこんとこ俺たちは違うぜ
ルビコンの恵みをナマでイッとるからな
パチパチ弾けて 脳みそ幸せだぜ
- ミッション「グリッド086侵入」でマッドスタンプを撃破後ログハント対象の4脚MT2機が居る箇所のさらに奥、2機のトイボックスが荷台の上にいるフロアの昇降機から降りた先の残骸から入手
- 「お前は何を言っているんだ」と言いたくなるが、何気に「コーラルで育った生物なんて食べて大丈夫なのか?」という尤もな懸念に対するひとつの考察材料にはなる。
- このドーザー曰く「ろ過して薄まってボンヤリ」しているらしいので、コーラルが持つ麻薬的性質はミールワームを通すことで薄まっているものと思われる
- 声に出して読みたいルビコニアン語録。ろ過して薄まってボンヤリしたプー!
通信記録:ドーザーの雑談 †
残骸から抜き取った通信記録
仲間との雑談がログに残っていたものと思われる
―――――――――――
なあ知ってるかよ
あの衛星を作った惑星封鎖なんちゃらでは
人間がAIに使われているらしいぜ
あ?言われてみりゃそうだな
うちも大して変わらねえか
だがチャティはボスの言うことは聞くからな
そうプログラムされてんじゃねえかな
- ミッション「海越え」ログハント対象の無人防衛兵器2機の近くに張り出した足場の残骸から入手
通信記録:コヨーテスの雑談 †
残骸から抜き取った通信記録
仲間との雑談がログに残っていたものと思われる
―――――――――――
うちの新しいボスだが… 本当に信用できるのか?
カーラの野郎だってそうだろ
あの若さで灰かぶりたあ 大ボラもいいとこだ
RaDの連中は…
全員とんでもねえ噓吐きなんじゃねえのか?
- ミッション「オーネスト・ブルートゥ排除」2番目のチェックポイントの足場の頂上にある残骸から入手
- どうやらブルートゥはコヨーテスの頭目になって日が浅いことと、カーラは(少なくとも外見上は)年若いことが伺える
- RaDの連中…年若い「灰かぶり」、ボスの聞き役に徹する「おしゃべり」、撃破されてもそれを忘れる「無敵」、'元'だが虚言癖の「正直者」…うーん
通信記録:独立傭兵の情報共有 †
残骸から抜き取った通信記録
独立傭兵の間で行われた情報共有と思われる
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封鎖機構の監査部隊に動きが見られる
あの4人に伝えておいてくれ
他の企業については…そうだな
メリニットとタキガワには特段の野心はなさそうだ
自社製品を売れればそれで良いと見える
あと中立を気取っているのはファーロンだが
あの古狸は表立っては動かないだろう
- ミッション「ウォッチポイント襲撃」最初のエリア、2台目のレーザー砲台の下にあるビルで囲まれた水場の残骸から入手
- 封鎖機構の動きを気にする、独立傭兵との伝手がある、4人組…おそらく「ブランチ」のことだろう
- 「中立気取りの古狸」呼ばわりのファーロンだが、実際エルカノと裏で組んでいた(『ラスティの暗号通信』『帥叔への報告』)ので納得の言
通信記録:執行部隊の情報伝達 †
残骸から抜き取った通信記録
執行部隊の間で行われた情報伝達と思われる
―――――――――――
システムより通達のあった通りだ
当面は企業勢力の掃討に注力する
独立傭兵の動きも見逃すな
この状況を作ったのも
元はと言えばブランチの連中…
奴らもルビコン入りしている可能性が高い
観測データ:氷原のコーラル濃度調査 †
調査ドローンから抜き取った観測データ
中央氷原における地表コーラル濃度について記録されている
―――――――――――
ベリウス地方と数値は大きく変わらない
アイビスの火がもたらした余燼と思われる
不活性コーラル反応が8割
残りの2割を引き続き分析していく
- ミッション「観測データ奪取」のアクセスポイントから入手
観測データ:氷原の拠点調査 †
調査ドローンから抜き取った観測データ
中央氷原に点在する旧時代の拠点について記録されている
―――――――――――
多くは惑星封鎖機構が大災害後に建造した施設と思われる
封鎖システムの完成によって役割を失っていたのだろう
年代物だが多少の手入れで拠点化はできそうだ
- ミッション「観測データ奪取」のアクセスポイントから入手
観測データ:氷原の近傍海域調査 †
調査ドローンから抜き取った観測データ
中央氷原の近海を撮影した状況が記録されている
―――――――――――
特定の海域で映像が欠落する
何度ドローンを飛ばしても結果が変わらない
なんだこれは…?
カメラに対する何らかの干渉か…?
- ミッション「観測データ奪取」のアクセスポイントから入手
- おそらくECMフォグがばらまかれていたザイレムのことだろう。
観測データ:氷原の地質調査 †
調査ドローンから抜き取った観測データ
中央氷原の地表を走査した解析結果が記録されている
―――――――――――
反響の具合がおかしいところがチラホラある
巨大な空洞でもあるのか?
この分厚い氷の裏に?
- ミッション「観測データ奪取」のアクセスポイントから入手
+
| | ネタバレ
|
- この巨大な空洞はウォッチポイントアルファの先にある技研都市のものと思われる
- 技研都市及びバスキュラープラントを隠蔽するために都市の上を丸ごと氷床で覆ったというのだろうか?
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観測データ:洋上都市ザイレム †
調査ドローンから抜き取った観測データ
ハンドラー・ウォルターの「友人」が記録したものだろうか
―――――――――――
ザイレムの機能はまだ生きている
惑星封鎖機構によって隠蔽された
あの場所への行き方についても手掛かりがあるはずだ
把握しているのは封鎖機構と あとは…
- あの場所=「見えない領域」の内容も踏まえればウォッチポイント・アルファ?
- となれば、言いかけていた「(手掛かりがあるのを)把握している者」はこれを拾った際にステルス所属不明機体に襲われることからもオールマインドの可能性が高い。「友人」がオールマインドに思い至ったかどうかまでは定かではないが
観測データ:変異波形反応 †
所属不明機体から抜き取った観測データ
高度に暗号化され 何者かによって解除された形跡がある
―――――――――――
変異波形反応を確認
やはり生じています
トリガーにはあの老兵が適任でしょう
計画の第3条件を取り込むのです
- エアちゃんの存在がAMに補足された際の物と思われる。
- 後半は、変異波形とお喋り適性のある旧世代強化人間の老兵スッラを送り込んでエアちゃん取り込もうぜという事だろうか。 スッラを始末され紙一重の差エアちゃん連れてかれたAMちゃんの心境やいかに。
観測データ:見えない領域 †
所属不明機体から抜き取った観測データ
高度に暗号化され 何者かによって解除された形跡がある
―――――――――――
アイビスの火が引き起こした余波により
複数地点で観測結果に乱れが生じています
星外からでは見えない地点
中央氷原に点在する「観測不能領域」
封鎖機構はそれを利用したのでしょう
最初のウォッチポイントは おそらくそこに
観測データ:強制執行システム †
所属不明機体から抜き取った観測データ
高度に暗号化され 何者かによって解除された形跡がある
―――――――――――
強制執行システムがルビコン地中に置かれていたとは
制圧艦隊の襲来が早かったわけです
しばらくは観測者たちの動向を注視しましょう
併せてアーキバスにも間接支援を
文書データ:ドルマヤンの随想録(1) †
残骸から抜き取った文書データ
解放戦線の帥父 サム・ドルマヤンの書き残した
随想録の一部であるようだ
――――――――――――――
コーラルはルビコンの祝福である
この痩せた大地は しかし内より無限の恵みをもたらし
雫ひとつで我らの血肉を成す
コーラルよ ルビコンと共にあれ!
文書データ:ドルマヤンの随想録(2) †
残骸から抜き取った文書データ
解放戦線の帥父 サム・ドルマヤンの書き残した
随想録の一部であるようだ
――――――――――――――
「声」を見るようになってどれほど経つだろうか
「尽きることはないから心配は要らない」
いつものように恵みを摂る私に 彼女はそう言った
「私が君なら許さないだろう」
私はそう言って それから己の欺瞞を恥じた
- 「恵みを摂る」ということはすなわち「コーラルを服用する」事の隠喩だろうか?ドルマヤンもかつてはドーザーとして、コーラルドラッグによる幸福な幻想を見ていたのかもしれない。そして、コーラルと密接になったが故に主人公と同じく「声」を認識出来るようになりつつあったとも。
文書データ:ドルマヤンの随想録(3) †
残骸から抜き取った文書データ
解放戦線の帥父 サム・ドルマヤンの書き残した
随想録の一部であるようだ
――――――――――――――
「共生」
彼女はその言葉の意味を考えているようだった
私たちの幸福な時間は
彼女の同胞の犠牲の上に成り立っている
こんなものが共生で良いはずがない…
文書データ:ドルマヤンの随想録(4) †
残骸から抜き取った文書データ
解放戦線の帥父 サム・ドルマヤンの書き残した
随想録の一部であるようだ
――――――――――――――
いつものように 私の内側で彼女が囁く
技研都市の論文に… 共生の可能性を見つけてきたと
「コーラルリリース」
これが果たされれば
私も「向こう側」に行けるかもしれない
文書データ:ドルマヤンの随想録(5) †
残骸から抜き取った文書データ
解放戦線の帥父 サム・ドルマヤンの書き残した
随想録の一部であるようだ
――――――――――――――
彼女は私の意志を尊重するという
ここを渡れば人間世界の悲惨
渡らなければ…
賽を投げる覚悟が 私にはできずにいる
- 「賽を投げる」という言い回しは、ガイウス・ユリウス・カエサルがある重要な場所を越える際に口にした格言「賽は投げられた」からだろう。
- そしてその重要な場所の名はずばり「ルビコン川」。同様の格言から生まれた慣用句として、「後戻りのできない事柄へと覚悟を決めて一歩踏み出す」という意味合いで「ルビコン川を渡る」というものもある。
- 舞台である地球外惑星ルビコン3も、ルビコン川 → ルビコンⅢ → ルビコン3というもじりから来たのかもしれない。
- 天文学としては、ルビコン3という名前は、「ルビコンという恒星から3番目に近い惑星」という意味になる
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(1) †
残骸から抜き取った文書データ
ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が
散逸したものと思われる
――――――――――――――
コーラルは自己増殖する生体物質であり
その増殖速度は個体群密度の影響を受ける
例えば真空状態
これは密度を最大化する理想的環境のひとつと言える
重要なのは密度効果による
「相変異」の兆候を見逃さないことだ
それは人類には制御できない破綻となる
- 相変異は特殊な個体密度に置かれた生物の形質や性質が変異すること。一番有名なのがある種のバッタで起こる奴で、過密な状態で相変異を起こし群生相となって大量に飛来して何もかも食い尽くす大蝗害だろう。
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(2) †
残骸から抜き取った文書データ
ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が
散逸したものと思われる
――――――――――――――
第1助手の様子がおかしい
明らかに研究に取り憑かれている
Cパルスで人間の知覚を増幅するなど
理屈は通っていても許されるものではない
可能性が人を狂わせる
コーラルはその最たるものだ
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(3) †
残骸から抜き取った文書データ
ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が
散逸したものと思われる
――――――――――――――
第1助手の子息をラボで引き取ることにした
寡黙で気丈な 鉄のような少年だ
研究は彼の母親を奪い 父親を狂わせた
私を恨んでも良いだろうに…
第2助手の力も借りることにしよう
あれは玩具を作るのが得意だったはず
少年が笑ってくれると良いが
- 第一助手の子息は後のハンドラー・ウォルター、第二助手はシンダー・カーラを示すと思われる。
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(4) †
残骸から抜き取った文書データ
ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が
散逸したものと思われる
――――――――――――――
まずい
コーラル潮位が異常な速度で上昇している
この共振は相変異の…
計算しろ 猶予は?
47時間2分16秒
間に合う
アイビスを出せ!
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(5) †
残骸から抜き取った文書データ
ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が
散逸したものと思われる
――――――――――――――
技研もルビコンも壊滅は避けられない
問題はそのあとだ
変異波形発生の兆候も見られる
観測を続けなければ
頼れるのはもはや第2助手しかいない
私にできるのは 教え子に業を背負わせることだけだ…
文書データ:枯れゆく井戸 †
残骸から抜き取った文書データ
パイロットが非番の折に残した口述筆記だろうか
――――――――――――――
ガリアで見つかった井戸も じきに枯れそうだ
コーラルは昔のように多くは採れない
ようやく採れても企業に掠め取られる
コーラルがなければ ミールワームが育たない
今日も子供たちが飢えて死んでいく…
文書データ:再教育センター †
残骸から抜き取った文書データ
アーキバス再教育センターに関する記述がある
――――――――――――――
・コーラル反応調査を円滑に進めるにあたり
ルビコンに再教育センター仮設支部を建設する
・収容対象は主に捕虜としたルビコニアンとし
必要に応じて敵性企業の構成人員も対象とする
・対象に再教育が有効でなく
かつ一定の戦闘技能が認められた場合は
然るべき手続きを経て「ファクトリー」に移送すること
- そういえば上の方(無人機テストについて)に「ファクトリーから送られた部品はダメだったから、今度は『胴付きのパーツ』を寄こしなさい」なんてログがありましたよね。あっ…(察し)
画像データ:STVの画稿(1) †
覆面戦場画家「STV」の画稿
STVは人が描くことに拘った最後のひとりとも言われ
その作品は一部の好事家に高値で取引されている
――――――――――――――
STVメモ
・座っているお爺さんが一番凄そうに見える
- 椅子に座る老人、その傍らに寄り添う女性的な男、グラサンをつけた派手な男と小柄な女性のコンビ、何やら話し合う筋骨隆々な大男と壮年の男の姿。老人はおそらく「師父」、傍らに居るのはその「男娼」、二人の男は「燃えるツルハシ」と「翼」、グラサン男と女性はそれぞれ「忍者かぶれ」と「組織で可愛がられていたあの子」だろうか。
画像データ:STVの画稿(2) †
覆面戦場画家「STV」の画稿
STVは人が描くことに拘った最後のひとりとも言われ
その作品は一部の好事家に高値で取引されている
――――――――――――――
STVメモ
・女の人が一番偉くて賢い
どこかで見たことがあるような気がする
- 物腰の柔らかそうな青年、大の字で寝転がる小太りの男、組み立て中のWRECKERフレーム機に座る妙齢の女性の姿。おそらくは例の変態野郎がまだRaDの一員だった頃、「灰被り」が専用機を作ってあげていたシーンだろう。とすると寝転がる男は「自称・不死身」の彼か。
- ドーザーらしからぬ柔和で落ち着いた振る舞いと評されていた例の変態だが、実際に彼らしき人物の姿を見ると頷ける。ヤク中とヒャッハーだらけのドーザーの中で、あの風貌に加えて優雅かつ丁寧な言動をしていれば騙される人がいても仕方がない。
画像データ:STVの画稿(3) †
覆面戦場画家「STV」の画稿
STVは人が描くことに拘った最後のひとりとも言われ
その作品は一部の好事家に高値で取引されている
――――――――――――――
STVメモ
・この人たちはガラが悪すぎる
- タンク脚ACの上にたむろする男たち、おそらくレッドガンの面々。座り込んで酒を飲みながら駄弁る金髪と黒髪のリーゼントはおそらく「役立たずども」、彼らへ注意(?)する坊主頭は「気合の入った敬礼で部隊入りした期待株」、腕を組み遠くを見据える老人が「総長」で、その傍らに居る大柄な男が「副長」だろうか。となると奥の方で何やら妙な構えをしている細身の男は「詐欺師」か?
画像データ:STVの画稿(4) †
覆面戦場画家「STV」の画稿
STVは人が描くことに拘った最後のひとりとも言われ
その作品は一部の好事家に高値で取引されている
――――――――――――――
STVメモ
・インタビューを申し込んだら一番偉そうな人に断られた
・いい人もいる フィーカを一杯もらった
- 「フィーカ」という言い回しを使っているのは、確認できる限りではV.Ⅲオキーフのみ。となればこの画稿はヴェスパー部隊だろうか
- であれば、インタビューを断った「一番偉そうな人」はV.Ⅱスネイルの可能性が高い
- 基本的に後ろ姿しか書かれておらず、誰が誰なのかという推察はほぼ不可能。1人だけ、明らかに女性的なボディラインの人物が判別できるくらいである。
- 肩を組んでいる陽キャっぽい奴がいる
- この肩を組んでいる奴のジャケットにはよく見るとアーキバスのエンブレムが描かれている。
- 男だらけの部隊に女性らしき人物が一人だけいるという状況から、メーテルリンクが紅一点として所属するヴェスパー部隊と思われる。コーヒーをフィーカと呼称するオキーフがいるのもポイント。
画像データ:STVの画稿(5) †
覆面戦場画家「STV」の画稿
STVは人が描くことに拘った最後のひとりとも言われ
その作品は一部の好事家に高値で取引されている
――――――――――――――
STVメモ
・殺し屋ふたりの取引現場を偶然見かけたので
物陰に隠れてこっそり描いた
・「借りた金を返さない馬鹿がいる」らしい
- 殺し屋ふたり、おそらく片方はコールドコール。物陰に隠れているのはSTV本人だろうと思われるが、床に転がって足だけ見えてる人も…まぁ死体だろう。取引現場というか仕事現場だコレ!
- 借りた金を返さない馬鹿はおそらくノーザーク。ひょっとしてもう片方の殺し屋は機体ごとRaDのドーザーに捕まって溶鉱炉にinされた自称しがない債権回収業者さんかもしれない。
- 「画稿でアリーナAC乗りが(AIのチャティ以外)全員描かれている」と仮定した上でもう一人の殺し屋候補を考えるとスッラかもしれない。消去法ではあるが。 その場合はイスの後ろの男はノーザークになるが、メモとややそぐわないかもしれない。
画像データ:STVの画稿(6) †
覆面戦場画家「STV」の画稿
STVは人が描くことに拘った最後のひとりとも言われ
その作品は一部の好事家に高値で取引されている
――――――――――――――
STVメモ
・4人組の独立傭兵で ひとりはオペレータらしい
詳しいことは教えてくれなかった
・4人目には結局会えず
- 長い黒髪の女性、恰幅のいい初老の男、露出の高い服装の女性、そしてRaDのLOADER 4に似たフレームのACの姿。おそらくハクティビスト集団「ブランチ」の4人だろう。
画像データ:STKの遺稿 †
アイビスの火に巻き込まれ死亡したとされる
半世紀前の巨匠「STK」の遺稿
その作風はAI画家たちに取り込まれ そして消えていった
――――――――――――――
STKメモ
・教授 2人の助手 少年
・助手1 精神混濁 少年 目の奥に光
- 少年の頭を撫でるメガネの女性は、STVの画稿(2)に描かれていた女性と非常にそっくり。STVの画稿(2)はRaDの面々を描いたと思わしきものだったので、そこから逆算するとこの女性研究員は……?
アーカイブ名 †
アーカイブ内容