ARMORED CORE
ARMORED CORE PROJECT PHANTASMA(ACPP)
ARMORED CORE MASTER OF ARENA(ACMOA)
AC系登場企業・組織 †
クローム †
アイザック・シティに本拠を置く複合企業体。世界トップクラスの企業である。
自社による都市の独占的管理体制の強化を公言してはばからないが、
その影響力の大きさから表立って異論を唱える者は少ない。
薬物の研究開発分野では一流の「ケミカルダイン」とは提携関係にある。
(初代取扱説明書「設定資料」より)
- 世界トップ規模、それ故に態度も大きいのはこの頃から受け継がれていた。
- 百年計画の中心的企業であり、計画自体もクロームが牽引していた面もあるとされる
- メカニカルガイダンスによると、
各グループを管理する「経営部門」、
渉外を担う「広報部門」、
”クリーンで安全な商品の提供”をテーマとする「研究開発部門」、
航空機を扱う「航空機部門」、
地下都市間の輸送機開発を目的としたが目立った実績が無いという(そりゃ地下都市だし……)「船舶部門」、
車両全般を扱う「乗用車部門」、
作業用MTを含む重機を開発する「産業機械部門」、
ビルの建設からセキュリティまでを扱う「ビルシステム部門」、
ネットワーク構築と管理を担う「情報・通信部門」、
高密度チップを扱う「精密機器部門」、
家電の生産・販売を担う「家電部門」、
生活を支える「生活部門」、
娯楽を含むメディアの調査・監督を行う「メディア部門」、
文化財団運営・功労者の表彰などの「文化事業部門」、
情報通信を担う「情報システム部門」、
放送技術・通信開発機器開発を担う「放送・通信部門」、
宇宙開発を行う「宇宙開発部門」、
合成食料・薬品開発を担当する「ケミカル部門」、
兵器開発・生産を行う「平和維持部門」の19部門と各地下都市に置かれた支社、それらを統括する「査問会」「取締役会」「社長」と、更にそれらに「総帥」が君臨する……という構造となっている。
- なおACのパーツやCHAOS等を開発しているのは、平和維持部門に分類されるグループ企業、「クローム・マスターアームズ」。
- また、装甲車の類は乗用車部門の「クローム・オートモバイル」が担当する。これは、大破壊後の統合の過程で軍事車両メーカー「ハリー=グラン社」を吸収合併した後、グループ内企業として独立したものである
- 強化人間「プラス」に関する技術も研究している
- クロームの依頼人はとにかく態度が大きい。非常に高圧的な態度でこちらに当たって来る
- 開発兵器の名称にはイギリス軍の軍用機の名前が多く見られる
ケミカルダイン †
- 元は小規模製薬メーカーだった所、地下都市の食糧事情に大きく貢献する合成食料を開発した事で地下都市最大の生化学工業企業に成長、
現在はクロームと業務提携を結んでいる。
- クロームと共同で「C&Cフーズ」という合成食品開発企業も立ち上げている。
- 果たしてその正体は、一部からはキサラギの系譜のご先祖様とも見做される変態企業の始祖、本作の生体兵器の開発企業でもある。
- なんとガルシティの住民を実験台に生体兵器のテストを行うという非道な連中である。
R&Gインダストリー †
- 宇宙開発部門に分類される比較的新しいグループ企業。
- 活動内容はほとんど公開されていないが、同業他社であるイヅモ・マテリアルに妨害工作を行っている模様
イミネント・ストーム †
- 「差し迫った嵐」といった意味。
- アイザック・シティを中心に活動するテロ組織。
- 「人類の地下世界からの解放」を掲げるという意味では3のユニオンとも似ているが、言動が一致する事は稀という、お題目すら大事にしていない連中
- その正体はクロームの下部組織であり、ムラクモや似たような存在であるストラグルとは度々衝突している
ムラクモ・ミレニアム †
工業系中心の大企業。
特にAC関連の製品には定評があり、その技術力はクロームをも凌ぐといわれている。
またクロームの独占支配構想に対し、対立を明確にしている数少ない企業の一つでもある、
そのためか、アイザック・シティ付近を中心にした、武力衝突が頻発している。
(取扱説明書「設定資料」より)
- 和風な名前の企業の嚆矢。それが二大企業の一角というのは稀
- アイザックシティに代わる新興都市、アヴァロン・バレーに本社を置いている
- AC関連に於いてはトップクラスの技術力を持った技術者集団とのこと。「技術のムラクモ」は伊達ではない
- 宇宙ステーションや衛星砲を保有していたり、火星テラフォーミング計画を回収していたりと、宇宙開発にも積極的
- メカニカルガイダンスによると、社長と査問委員会による「運営委員会」と「支部会議」が中心となり、
ACを含む工業部門「第1ブランチ」、
宇宙ステーション等を保有する宇宙部門「第2ブランチ」、
化学工業製品の研究開発や日常生活製品の製造販売を担うケミカル部門「第3ブランチ」、
メディア媒体の管理運営や情報操作を行う情報管理部門「第4ブランチ」、
合成食料や消費物資の製造販売を行うバイオ部門「第5ブランチ」、
そして派遣部隊や経理、渉外、メンテナンス、水面下の交渉を行うチームで構成されている。
- 技術者集団という事で、各ブランチは子会社というよりそれぞれが強みを生かした独立企業に近く、運営委員会は各ブランチから選出されたメンバーで構成されている。
- 強化人間技術はクローム程進んでいないが、こちらも研究に参入自体はしたことがある模様
- 強化人間や生体兵器といった危険な研究にのめり込んでいたりやたら態度が大きかったりといったクロームと違ってこちらはマトモかと言えばそうでもなく、
地球を滅ぼしかねない衛星砲を最後の切り札としていつでも使える状態で保有していたり、クロームルートでは形勢不利となり切羽詰まっていたとはいえ実際に使おうとするなど、潜在的な危険性はどっちもどっちといった所
- ブランドACを始め、一部兵器の名称は帝国海軍の駆逐艦から取られているものがある
イヅモ・マテリアル †
- イズモではなくイヅモ。「出雲」の読みは、古文だとどうかはともかく現代的仮名遣いでは「イズモ」である。
- 主にMoAで登場
- 宇宙開発を担う企業である模様
地球環境再生委員会 †
- 表向き、その名の通り地上の復興を目的とするNGO団体。
- 果たしての実態はムラクモの下部組織。地上に残る大破壊前の兵器や技術の回収を担う組織となっている。
ストラグル †
- クロームによる地下世界の利潤独占を図ろうとする動きに対抗する目的で結成された組織。
- お題目はともかく、実態はテロリストであり、市民にとっては危険な存在である事に変わりはない
- 事実上のムラクモの下部組織であり、似たような存在であるイミネント・ストームとの衝突も絶えない
- 一方で、クローム上層部もストラグルと接触を試みた事があるという。
バージュ社 †
- ムラクモルートにて、クローム壊滅後にそれ代わって台頭し始める企業
- ただそれだけが語られるのみであり、詳細は不明。後の資料等にも全く名前が出て来ない
- 何も変わらねえのかよ、結局
ウェンズデイ機関 †
- PPに登場する、いわゆる悪の組織
- 地下都市アンバークラウンを拠点に活動する組織
- 捕まえた人間を実験体にして研究を行うなど、その実態はブラックそのもの
- 最終的にファンタズマなどという危険物を作り出して何がしたかったのかははっきりしないが、
NXのレヴォディスクで受ける事ができる彼らからの依頼から察するに、二大企業を滅ぼして企業支配体制を打ち破る、ないし自らが取って代わるつもりだった模様。
- ファンタズマ量産の暁には、とりあえず二大企業の打倒くらいはできるかもしれないが、その後に控えるナインボールとセラフに滅ぼされるのがオチであろう
- 最終的に主人公とスミカの活躍により尻尾を掴まれ、それに焦った出資企業による証拠隠滅の為の空爆で拠点は壊滅、残った残党連中も掃討された事で崩壊した
レイヴンチーム †
- PPとMoA、特にPPにはレイヴン同士でチームを組んでいるという者が散見される
- 後のシリーズではほとんど見られない要素。アリーナ初導入作という事で、フロムも手探りだったのだろう
モールニヤ †
- 四脚機チーム。全5名
- 「モールニヤ(Молния)」とはロシア語で「稲光」といった意味
- メンバーのAC名は「モールニヤX号」となっており、レイヴン名は番号のロシア語読みと一致する。
エンブレムは旧字体の漢数字とキリル文字表記の数字というシンプルなもの
また機体色は銀色に統一されており、差し色だけそれぞれで異なる
- リーダーのノーリはランキング2位。最下位のチトゥィーリですら18/50位と中々の平均値の高さ
車両型AC戦技研究会 †
- タンク型チーム。全4名
- メンバーのAC名は「PzKern.○」となっており、○にはローマ数字が入る。レイヴン名は同名のドイツ軍の戦車と一致する。
またエンブレムは名前に対応する動物となっており、下にはその名前が描かれている
- リーダーのレーヴェはランキング5位。タンクとしては最高位である。
対戦車委員会 †
- 下位ランカー、ギアクラッシャーのみが属するチーム。他のメンバーはレイヴンではないのか、それともソロサークルなのか
- 戦車を目の敵にする理由、無限軌道を撲滅して何がしたいのかは不明
- ギアクラッシャーはボバタンである。タンクであっても無限軌道でさえなければ良いのだろうか
フォーゲル †
- MoAに登場する。カラス脚チーム。全5名
- メンバーのAC名は「シュナーベル・X」となっており、数字は加入順である様子
「シュナーベル(Schnabel)」とはドイツ語で「嘴」の意味。また各メンバーの名前は鳥の名前のドイツ語である。
各エンブレムにも名前に対応する鳥が描かれている
プログテック †
- MoAにて登場。
- 腕利きの技術者エラン・キュービスを擁する新興企業。高い技術力を武器にのし上がって来た
- MoA主人公はここの支援を受けており、終盤にはプログテックの事実上の専属になる。
レイヴンズネスト †
報酬と引き替えに、あらゆる合法/非合法の依頼の実行を行う傭兵組織。
依頼内容や依頼主には一切関知せず、その管理者や設立の経緯などは、すべて不明である。
(初代取扱説明書「設定資料」より)
- RAVEN'S NEST.「鴉の巣」
- 後々まで連なる傭兵管理・依頼仲介斡旋組織の嚆矢
- その正体は百年計画を運用するAI
- 二大企業を衝突させ続け、時にそのバランスを崩し得る力を持ち過ぎた者――イレギュラーを手持ちの戦力で抹殺し、それによる「均衡」で安定を維持しようとしている。
- 人類の安寧の為と言えば聞こえは良いが、市民からすればいつまで経っても平和が来ないという意味では全ての元凶とも言える
ガード †
- シティ・ガードとも
- その名の通り都市を警備や治安維持を行う組織
- ……なのだがほとんど役に立たず、無法者共にナメられっ放しである。
- 戦力も貧弱な逆脚MTばかり。これではナメられるのも無理は無い。ACとか、せめて人型MTとか持てないんだろうか