前回までのあらすじ。
ついに判明したクラインの居場所――フォボス――。
鴉は全てに決着をつける為フォボスに向かい、
幾多の障害を乗り越え遂にクラインと対峙するのだった。
Written by ケルクク
<火星の鴉>第234羽『四度の再会』
「もう止めるんだクライン!!アンタの夢であったレイヴンの国はもう終わりだ!!投降してくれ!」
鴉はこちらに背を向けたクラインに対しアナイアレイターにKARASAWAを向けさせる。
「レイヴンの国…私はそれほど愚かではない」
振り返ったクラインは生身でACと向き合っているにもかかわらず、まるで気負わずに何時もの不敵な笑みを浮かべる。
「愚か!!愚かだと!!!レミルやボイル!!それにフライトナーズやアンタに従って死んでいった奴等が信じた理想を愚かとアンタが言うのか!!
いや、アンタの味方だけじゃない!!アンタが反乱を起こした事で死ななくてもいい奴が一杯死んだんだ。なのにそれをアンタが否定するのか!
ふざけるな!!!」
鴉は激情のままKARASAWAの引き金を絞り、クラインは強化人間の優れた身体能力で自らに迫りくるレーザーをかわす。
「逃す…くそ!!」
鴉が避けたクラインに再度照準を合わす寸前、天井を割り一体のディソーダーがクラインとアナイアレイターの間に立ち塞がる。
そのディソーダーは一見して今までのディソーダーを上回る、いやこの世のあらゆる兵器を上回る事が解った。
「新型!!何て力だ。くそ!クライン!これがアンタの望みか!!この力で世界征服でもするつもりか!!そんなくだらない事がアンタの夢か!!」
「まさか。私は愚かではないが人類全てを収める程賢しくもない。いやそもそも人類は人類だけで生きれる程賢くないのだ。
我々は我々だけで生きるべきではないのだ」
鴉の弾劾にクラインは新型ディソーダーをゆっくりと昇りながら答える。
「私は見てきたのだ。
かつて私が激情のまま彼女を破壊してしまった為引き起こされた戦争を。その戦争が収まった後の争いも!!
人類は火星に進出するまで技術を進歩させたが、精神的には石器時代から全く進歩しておらず、これからも進歩する事は無いだろう。
もう一度言おう。我々には管理するものが必要だ。我々は我々だけで生きるべきではないのだ」
「ふざけるな!!!アンタが人類に絶望するのは勝手だがそれに俺達を巻き込むな!!絶望したのならアンタ一人で自殺でもすればいい!!
いや、アンタは絶望するより先にする事があるだろう!
アンタ程の人間が導けば人類は少しずつでもいい方向に向かう筈だ!何故絶望する前に自分にできる事をやらない!!
そうすれば、俺もこんな形でアンタに向き合わずに済んだのに!!」
鴉の心からの叫びにクラインは苦渋に満ちた顔で首を振る。
「何度も試したさ。何度も呼びかけた。だが駄目だった。人類は変わらなかった。
結局あの戦争を制したのは力、暴力だったのだよ。
そしてあの戦争で争いの悲惨さを学んだにも拘わらず人類はまた争いを繰り返しているのだ。
だからこそ我々には管理するものが必要なのだ。人類が自らを律する事が出来ないのなら他の物がやるしかない。
故に私はまだ死ぬわけにはいかない。私は私が犯した過ちを償わなければいけない」
「何でそう簡単に諦める!!今までが駄目でも今回は上手く行くかもしれないだろう!!!
簡単に人類を!!俺達を見限るな!!クライン!!」
「何度やっても無駄だ。私は無駄な事を繰り返すほど愚かでは無いのだ」
少年は自分の未来と同じように人類の未来を信じ、老人は自分の過去と同じように人類に絶望していた。
向かい合う二人の間には七十年の歳月という絶対的な壁があった。
「幾ら話し合おうとも無駄だ。私達の意見は絶対に交わらん。あの時と同じようにな。
だから勝負だレイヴン。どちらが正しいかは戦いで決めよう」
頭頂部に達したクラインはそう言い捨てて額の結晶に触れてディソーダーの中に消え、
「いいだろう!俺がアンタを止めてやる。俺がアンタの絶望を終わらせてやる!!アンタから受け継いだこのアナイアレイターで!!!」
鴉は愛機に戦闘態勢をとらせる。
スカラバエウスと一体化したクラインは瞳に映る自分に対するかつての愛機の姿に自嘲する。
まるでかつての自分を見ているようだ。だが結末まで同じにするわけにはいかない。私は私に負けるわけにはいかない!!
「全ては理想のため、復活のため!消えろイレギュラー!!!」
<火星の鴉>第235羽『スカラバエウス』に続く!!
「姉ちゃん!!」
「ごめんごめん」
つい読み耽っていた火星の鴉24巻を本棚に戻し代わりに薄いご本を取り出す。
そして期待にソワソワと身を揺らす弟に「はい」と手渡す。
「何これ?俺こんなのよりその、姉ちゃんの、そのあの」
弟がもじもじとしながら私の胸とアソコをチラチラと盗み見る。
う~ん、わが弟ながら相変わらず可愛いなぁ~~。
「慌てないの。勉強するにしてもソコがそんなんじゃ落ち着かないでしょ?
だからお姉ちゃんがお掃除してあげる。
お く ち で ね」
「お口って、そのあのつまりふぇふぇふぇふぇふぇら」
「そう。おフェラしてあげるわ」
言い淀む弟に微笑み、弟の子供チンポの前に顔を持ってきてフゥと息を吹きかける。
「ヒャン!!」それに敏感に反応した弟が甘い悲鳴を上げる。
そんな弟の可愛い様子を下から見上げながら上目使いに微笑む。
「でもただおフェラするだけじゃ詰らないからゲームをしましょう。
いい、私がしゃぶっている間その薄いご本を声に出して読むのよ?
出すのは勿論だけど、読むのを止めても辞めちゃうからね?」
「うん、解った。じゃぁ、読むから早くしゃぶってくれよ」
「はいはい。アム」
「うぅう~~!!」
快感への期待で急かす弟に苦笑して子供チンポを口に頬張る。
そして私は子供チンポを弄びながら、弟が読む薄いご本を聞くのだった。
「いい格好だなトロット」
嗤ってドミ厨は目の前の縛られて身動きの取れない金髪の美少年の唇を奪った。
「ああ~、らいひょ~」
美少年は身動きがとれない自分に興奮しながらドミ厨から送られてくる唾液を懸命に飲みほしていく。
だが飲みきれない唾液が髭一つない無垢な顎を伝い、華奢な胸に垂れ、生まれたままの丘まで道を造る。
「ふふ、いやらしい奴だ」
ドミ厨はその光景に興奮しながら唇を放し、美少年の全身を舐め、弄んでいく。
「ああ、隊長、駄目です。あぁ~そこはぁぁ!」
口に出すだけの否定の言葉は直ぐに甘い喘ぎに変わる。
「隊長お願い!お願いします!意地悪!意地悪しないで下さい!!」
そして甘い喘ぎは何時までたってもドミ厨が可愛く屹立する美少年のモノを弄らないため哀願に変わった。
「何をお願いしているんだ?口に出さないと分からないぞ?」
切なげに腰を振る少年にドミ厨が意地の悪い笑みを浮かべる。
「うぅ、酷いです。隊長。その僕の僕の僕のあの、おち、おち、下半身を弄ってください!!」
羞恥と快楽への欲求で板挟みにあった美少年が言葉を絞り出すとドミ厨は嗤う。
「そうか下半身か。それはすまなかったな」
「いえ、ありがとうございます隊長。あっあぅ!隊長!そこは違いますぅうぅん!!」
礼をいった美少年が甘い悲鳴を上げる。
「何をいう。ちゃんと下半身を弄ってやっているだろう。その年齢でお尻を責められると感じるとは変態め」
そう言いながらドミ厨は美少年の菊門を指で抉り、舌でほじる。
「隊長が僕をこんなにしたんじゃないですか!!それよりも隊長、前を前をお願いします!!切ないんです!!」
「前とは何処だ?ここか?」
ドミ厨が嗤いながら美少年の乳首を弾く。
「あぁあ!!違います!もっともっと下です!!」
「それではわからん!!もっとはっきり言ってみろ!!」
ドミ厨が右手で美少年の菊門を抉り、左手で乳首を転がしながら叱りつけるように言う。
「そのあの、僕のおちんちんです!!お願いします!弄ってください!!」
美少年がついに快楽の欲求に負け顔を羞恥で真っ赤にしながら叫ぶ。
ドミ厨は恥らう少年を見ながら嗤い、首を振る。
「駄目だな。そうだな
男の人にお尻と乳首を弄られて感じる変態○学生の僕のオチンポを弄ってください!
と言ってみろ!そうすれば慰めてやるぞ!!」
「そんな無理です!!できません!!」
少年が顔を真っ赤にしながら拒否する。
するとドミ厨は急に愛撫を止め、
「そうか。ならこれで終わりだ。後はプリンにでも慰めて貰え」
言い捨てドアに向かい歩き始める。
「待って下さい隊長!!僕は汚らわしい女じゃなくて隊長に!隊長にして貰いたいんです!!お願いします!隊長!!」
美少年は去りゆくドミ厨に懇願するがドミ厨は「駄目だ」といい捨てドアのノブに手をかける。
「待って下さい!!言います!言いますからお願いします!!!
僕は男の癖に男の人にお尻と乳首を弄られて感じる変態○学生です!!変態な僕の包茎チンポを弄ってください!!うぅう、うぅ」
言い終えた後、美少年は羞恥の余り嗚咽を始める。
ドミ厨は嗚咽する少年の元に歩くと少年の頭を撫でた。
「よく言えたな。頑張った。ご褒美にたっぷりと可愛がってやろう」
「隊長!!」
だが目を輝かせ顔を上げる美少年にドミ厨は自分のモノを突き出す。
「だがその前にお前の口で私のドミナントを鎮めてくれないか?」
「はい!!」
美少年が返事をしてドミ厨のモノを頬張る。
成人男性の平均より小さいといっても、下手をすると小学生に間違えかねないほど小柄な美少年の口には大きく、また縛られているために両手が使えないので上手く出来ないがそれでも懸命に奉仕していく。
その懸命の奉仕に元から興奮していた事もありドミ厨は直ぐに限界を迎える。
「くっ!出すぞ!!溢すんじゃないぞ!!」
「ん~!!」美少年は出された物を懸命に飲み込んでいくが「うぐ!?」最後の最後で遂に堪え切れず咽て吐き出してしまう。
「ごめんなさい。隊長。トロットは言いつけを守れない悪い子です。お仕置きしてください」
子犬のようにしょげる美少年にドミ厨は嗤って頭を撫で、
「慌てるな。次も失敗するとは限らんだろう。
もう一度チャンスをやろう。ただし」
美少年の拘束を一部といて腕こそ縛られている物のそれ以外の上半身は自由に動かせるようにする。
「次は自分を慰めるんだ。できるな?」
「いいんですか!!」
美少年はようやく自らを慰める許しが出た事に歓喜の表情を浮かべ、ドミ厨は「ああ」と寛大に頷く。
「ありがとうございます!!僕!頑張ります!!」
そういて少年は身体を折り自らのモノを頬張り、一心不乱に頭を上下させる。
縛られた裸の美少年が身体を折り、懸命に自らのモノをしゃぶっているという倒錯的な光景にドミ厨は思わず自らのモノに手が伸びるが寸での所で思い直し自制する。
これから目の前の極上の素材を存分に楽しむのに自らを慰める等というもったいない事が出来るであろうか?
故にドミ厨は自己に奉仕する美少年の背中を撫でたり、菊門を弄る事で済ます事にした。
そして悪戯心をおこしたドミ厨が美少年の菊門に中指を深く挿入し前立腺を刺激した瞬間、
「あぁぁぁあああぁぁ!!!隊長ぅうぅうううぅぅううぅう!!!!!」
「あぁぁぁあああぁぁ!!!姉ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁああん!!!!!」
つっかえつっかえだが朗読を続けていた弟が限界を迎え、私の口の中に青臭い精液を吐き出す。
ちょっと~、早くない!まだ五分ぐらいしか経ってないよ!!首輪付き君は完読したのに。あ~あ、プリンを縛る先生の鬼畜攻めはこれからなのになぁ~!
口の中の青臭い精液を十分匂いや味を堪能してから飲んで、短時間で二発も出してのにまだ固い子供チンポを舐めて綺麗にした後、皮の中や尿道に堪った精液を吸いだす。
そして、青臭い精液を口に入れたまま荒い息を吐く弟の唇を奪い、唾液と共に青臭い精液を流しこむ。
堪らず咽て吐き出す弟。もったいない。
「苦!!何すんだよ~、姉ちゃん!!」
抗議をする涙目の弟の頭をポンポン叩く。
「ゴメンゴメン。お子様なアンタにはまだ飲むのは無理だよね。まだ子供には苦すぎるよね」
「んな!ちげーよ!!ちょっといきなりだからビックリしただけだよ!!全然余裕だし!!見てろよ!」
子供扱いされて真っ赤になった弟が、吐き出した自らの精液を口に含み苦さに目を白黒させながら強引に飲み込む。
計算通り!ふふふ。可愛い男の子が自分が出した精液を一生懸命飲み込む姿は萌えるわ。
「ほらな!!」と得意げな弟に「すごーい」と褒めて抱きしめてあげる。
そして私自慢の一品に顔を包まれて真っ赤になっている弟の耳に囁く。
「それじゃぁ、お掃除も終わったし女の子の身体について教えてあげる」
「う、うん。お願いしまふ」
さりげなく胸を揉み始めた弟を尻目に時計を見る。
ママ達が帰ってくるまで後、三時間四十五分。まだまだ楽しめるわね。
次回!メイのいけない性教育・一時間目『保健』に続く………わきゃーねーだろ!
後書き
某所からの移送です。良かったら見てください
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