Déraciné
登場人物 †
お前たち、猫も連れずに何をウロウロしておるんじゃ このページにもネタバレが出るんじゃぞ?
妖精さん †
#ref(): File not found: "Déraciné_妖精さん.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
|
- 止まった時の世界に住み、誰にも見えないという妖精さん
- 英語音声ではkind fairy(優しい妖精)と呼ばれている
- 止まった時の中で人や物に干渉し、命の時間をやりとりしたりする力を持つ
- 時間を遡って過去を変えることもできるが、過去へ行くには人から奪った命の時間が必要
- 状況的に、プレイヤー=妖精さん=アレクシスは確定 赤ん坊の頃に妖精化したため、過去に囚われず「いい妖精さん」でいられるらしい
女性の声(Guiding Voice) †
#ref(): File not found: "Déraciné_女性の声.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:髙月 希海
- 第1章のチュートリアルで妖精さんを誘導する大人の女性の声
- 1章以後は現れなくなるが、第6章で子供たちが悪い妖精に襲われているときに突然戻ってくる ずっと妖精さんを監視していたのか、それとも・・・
- 声の主はマルガレータの可能性が高い 妖精さんにユーリヤの命の時間を奪わせたり、子供たちが悪い妖精に襲われても気にしないなど、日記から想像されるマルガレータと差があるが、それも悪い妖精化のせいなのだろう
ユーリヤ(Yuliya) †
#ref(): File not found: "Déraciné_ユーリヤ.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- 制服の上にケープを羽織った白髪の少女
- ブラボの人形さんを幼くしたような外見だが、関連はない・・・はず
- CV:のぐちゆり
声の感じは全然違うが、モバマスの酪農おっぱいの人
- ユーリヤが最初に妖精さんと出会うシーンは本作のタイトル絵にもなっている そのとき彼女が持っているのは百合の花
ユーリヤが持っとる花はユリや
- ハーブが好きで、得意料理はハーブのスープ しかし体にいいからと他の子供たちが倒れるレベルで入れちゃう確信犯的メシマズさん
- 「優しい文字が綴られている」で始まる手紙はユーリヤが書いたもの
- 昔の集合写真の姿が今とあまり変わらないため、他の子たちより年長のようだ
- 劇中に現れるユーリヤは「指輪を見つけられなかった妖精」の状態と考えられる
- 命の時間を失った体は、鍵のかかった医務室に安置されている あの可憐なお顔が、人間性失った亡者みたいに・・・
- 止まった時間の中でも少し動く、ハーブの香りを感じず懐かしむ、誰も彼女と会話しない、演奏に参加しないなど、伏線はあった
- 赤い指輪を持たない彼女は第6章2節で消失しかけており、以後の時間では現れない
- 病気で寝たきりになったユーリヤは、自分の命の時間を妖精さんに差し出して、死んでしまったアレクシスに再び会うことを願った
- その妖精さんがアレクシスだったので、彼女の願いは既に叶えられていたと言える
- ユーリヤは意図せず妖精となっており、金枝で命の時間を奪われることが妖精になる方法だと考えられる
- 第8章2節から第2章へ進むときの時振計の動きから見て、ユーリヤが妖精さんと友達になったのはユーリアが命の時間を差し出すより前になる
- つまり第2章は他の章より1年以上前の出来事であり、当時はまだ生きていたのだろう
- 妖精のブローチをつけているのは生身のユーリヤで、半妖精のユーリヤはブローチをつけていない模様
- つまり生身だったのは、最初に妖精と会ったとき、医務室のミイラ、嵐の夜に礼拝堂で祈っていたとき、悪い妖精化後
ルーリンツ(Lorinc) †
#ref(): File not found: "Déraciné_ルーリンツ.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:林 大地
- みんなの特徴メモには「体の大きなお兄さん」と書かれている
- 味見と称してつまみ食いしまくったり、力むとズボンのケツが破れたりするデブ
- 「大人びた文字」で始まる手紙は彼が書いたもの
- ユーリヤに次ぐ年長で、彼女亡き後は「いいお兄さん」になろうとがんばっていたようだが・・・
- ロッブの森でひとりだけ逃げて生き延び、1年間苦しみ苛まれた後に、(妖精さん視点では)何度も自ら命の時間を捧げるハメになる苦労人
ハーマン(Herman) †
#ref(): File not found: "Déraciné_ハーマン.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:河西 健吾
なにやってんだミカァ!
- みんなの特徴メモには「帽子が大好き」と書かれている、浅黒い肌の少年
- 中庭の木の上がお気に入りで、そこで昼寝をしたり鳥の絵を描くのが趣味
- 言動はのんびり飄々としているが、演奏も掃除も完璧な爽やかイケメン 危機に瀕しては自らを犠牲に仲間を守ろうとする勇敢さも持っている
- トレードマークの帽子の中にはいつも何かを入れている それらは物語の鍵となったり、子供たちの心情を表す重要なものが多い
- 最初から妖精さんを受け入れており、妖精さんに話しかけるような言霊や独り言がある
- ユーリヤのハーブのスープが他の子供たち以上に苦手らしく、胃薬を飲んだりトイレに駆け込んだりしている
マリー(Marie) †
#ref(): File not found: "Déraciné_マリー.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:小堀 幸
- みんなの特徴メモには「綺麗な波打つ金の髪」と書かれている美少女
- 掃除や片付けなどをしていることが多く、窓開けも担当している 制服がメイド服にしか見えない
- しかし洗濯物に毎度なにかを巻き込んでいたり、掃除しなきゃと言いながらうたた寝してたり、意外とドジっ娘メイド属性が強め
- ユーリヤから貰ったハンカチを常に持っており、医務室に安置されているユーリヤの体の世話もマリーが行っている 言霊などでもユーリヤのことを引きずっている描写が多い
- 第2教室に張られた写実的な似顔絵はマリーが描いたもの 一方、マリーの似顔絵はロージャが描いているため前衛芸術っぽい
- 読書のときだけメガネをかける隠れメガネっ娘 小さなレンズが御洒落
ニルス(Nils) †
#ref(): File not found: "Déraciné_ニルス.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:村瀬 歩
- みんなの特徴メモには「メガネで勉強家」と書かれている、線の細いメガネ少年
- ロージャと仲が良く、話しかけたり行動を共にすることが多い ロージャの怪我のことも人一倍気にかけ悩んでいる
- 病弱で寝込みがち 夜にうなされているニルスを、他の子供たちが看病することもよくある様だ
- 軟弱なことを気にしており、力仕事を無理して引き受けるも重いとボヤいている
- ロージャが怪我をしているときはイラついて妖精さんにも懐疑的だが、怪我がなくなると友好的になる
ロージャ(Rozsa) †
#ref(): File not found: "Déraciné_ロージャ.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:たかしたみか
- みんなの特徴メモには「リボンの小さな女の子」と書かれている赤毛の少女
- 元気な女の子だが、嵐の夜に「いけないもの」を見て足に怪我を負い、今は杖を使って歩いている
- 半年以上経っても杖無しでは歩けず、足に触れられる悪夢を見続けているなど、普通の怪我ではないのかもしれない
- 足を怪我する前はロージャのほうが病弱なニルスを心配しており、妖精さんに頼んで病気を治せないかと考えていた
- 校長の姪 昔の集合写真にいないので、他の子供たちより後から学校へ来たようだ
- 猫を象った風見鶏のようなオブジェがお気に入りのようで、ロージャが持ち運ぶため毎回位置が変わる なんでかロッブの森にまで持って行くし
- 妖精さんを小動物だと思っているのか、ネコジャラシなどで誘い籠を被せて捕まえようとする
- 最年少でありながらユーリヤのハーブへの耐性が最も高く、美味しいとさえ言う 舌が馬鹿になったのかもしれないが
- 「幼い文字が綴られている」で始まる手紙はロージャが書いたもの
校長先生(Headmaster) †
#ref(): File not found: "Déraciné_校長先生.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:水野 龍司
- みんなの特徴メモには「車椅子の学者さん」と書かれている
- 妖精を研究していたローアンの学者の一人 舞台となる学校も、元々は妖精を呼び寄せるために作ったものだった
- しかしアレクシスとマルガレータを失って心が折れ、研究は放棄している
- いつも車椅子に座っており、そのまま寝ていることが多い つーかこの人だけベッドも布団も無い
- 贖罪として自分の命の時間を捧げ、ロージャが足を怪我しないよう過去を変えることを妖精に願った
- もともと死にかけの老人だからか、命の時間を奪っても外見が大して変わらない
マルガレータ †
#ref(): File not found: "Déraciné_マルガレータ.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- 学校で子供たちの世話をしていた女性 作中では既に故人
- 残された彼女の昔の日記には、子供たちを道具にするローアンのやり方への反発が記されていた
- アレクシスと二人だけで撮られた写真があり、明言はされていないが彼の生みの親と思われる
- 校長の日記には、何年か前に赤い指輪と共に祈りの川から身を投げたと記されている
- 身を投げたのはアレクシスを妖精にした後か なら持っていた赤い指輪はアレクシスの命の時間でできたものと考えられる
- 嵐の夜に桟橋から赤い指輪を持って這い出てくるのもこの人 水死体ではなく、命の時間を失った肉体のようにも見える
- 自分も妖精化し、妖精さんに赤い指輪を渡すことでアレクシスを完全な妖精にしようとしたのだろうか
- 学校内にコインを隠し、見つけるようヒントも残している これも子供たちではなく、妖精さんに宛てたものだろう
- 姿は見せないが、マルガレータも妖精となって学校にいるとしたら・・・
- 「温かな文字が綴られている」で始まる手紙はマルガレータが書いたもの
アレクシス †
#ref(): File not found: "Déraciné_アレクシス.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- 赤ん坊の頃に亡くなったという6人目の子供
- 学校の裏庭にある小さな墓に葬られており、碑文には「アレクシス 根無し草のように消えた」と彫られている
- 本作のタイトルであるDéracinéは、フランス語で(祖国を失った)根無し草の意 碑文では、根無し草の部分は「leaf in the wind」と書かれている
- 生まれつきの病気で長くは生きられなかったようで、校長が金枝を使って妖精化させようとした
- 妖精になる前に撮ったという写真には、左手に痣があったと記されている 左モーションコントローラーをひねって見ると・・・
ダニー †
#ref(): File not found: "Déraciné_ダニー.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- 学校で飼われているビーグル犬
- 大体いつもどこかで寝そべっていて、触ると少し反応する
- 礼拝堂のバルコニーの下がお気に入りらしい
ティア †
#ref(): File not found: "Déraciné_ティア.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- 学校で飼われている、真っ黒な猫
- 止まった時の中でも妖精さんを威嚇して道を塞ぐ
- ゲーム的な都合のお邪魔キャラかと思いきや、「妖精は猫が苦手」という設定は後半意外な形で現れる
- でも、ねこじゃらしを持ったユーリヤにはゴロゴロニャー
ネズミのヌー †
#ref(): File not found: "Déraciné_ネズミのヌー.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- ニルスが可愛がっていたネズミ
- なんでも齧る癖があり、オルゴールの歯車を飲み込み窒息死した
- 遺骸は礼拝堂の聖母様の前に安置されており、ニルスがたびたび訪れてドライフラワーを供えている
- 妖精さんが歯車を取り戻すためにヌーを生き返らせたことで、子供たちは妖精さんに死者を蘇らせる力があることを知り、悲劇の原因になってしまった
腰の悪いおじいさん(Old Man) †
#ref(): File not found: "Déraciné_腰の悪いおじいさん.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- CV:水野 龍司 校長と同じ
- ロッブの森にある山小屋に1人で住んでいる謎の老人
- 山小屋にある写真や本から、彼も妖精を研究していたローアンの一員だったと思われる
- 妖精避けのために白猫を飼っていたが、ルーリンツが猫を持っている間に悪い妖精にやられた
- 最期まで見ず知らずの子供たちを心配していたので善人のようではある
- 思い出と服が残されているだけで、本人は登場しない
- ルーリンツを連れて薪を取りに行ったのは、腰が悪かったせいか 薪を家の中に置いておけばよかったのに・・・ あと予備の猫とか居ないの
白猫 †
#ref(): File not found: "Déraciné_白猫.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- ロッブの森のおじいさんが飼っていた真っ白な猫
- ルーリンツの手に渡った後、そのまま学校まで連れて来られたようで、校長の車椅子の上でティアと仲良く寝ている
- 同じ猫かはわからないが、ローアンの集合写真にも白猫と黒猫が写っている
悪い妖精 †
#ref(): File not found: "Déraciné_悪い妖精.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- ロッブの森で人の命の時間を奪って回る妖精 怖い
- 指輪をつけた左右の手だけははっきり見えていて、止まった時間の中を幽霊のように出たり消えたりしながら、ドアノブをガチャガチャいわせたり、戸を叩いたり・・・ 傍から見ると妖精さんもこうなのだろう
- ローアンが妖精の力を再現するために作ったという金枝を持っている ローアンの誰かが妖精化したものだろうか?
- 悪い妖精に金枝を突き刺された人は命の時間を奪われ、衣服を残して体が消失してしまう 妖精さんの場合はミイラ化した体が残り、命の時間を戻すこともできるのだが
- 妖精は人の命の時間を奪うと過去へ跳んで居なくなるらしいが、この悪い妖精はおじいさんと4人の子供の命の時間を奪って行った 欲張り野郎だったのか、それともおじいさんの予測が外れ複数の悪い妖精が現れたのか
- 妖精化した人間は過去に縛られ、本能的に命の時間を奪うようになるらしい 過去に戻ってやり直したいという思いが有り、過去に戻れば命の時間を奪ったということも無かった事になるんだから、そうもなろう
組織 †
学校 †
#ref(): File not found: "Déraciné_学校.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- 二階建ての学校
- 寄宿学校で、子供たちは全員校舎内で生活している 外に出る門は鎖が巻かれ開けられない
- 全体の大きさの割りに立派な音楽堂があり、子供たちは全員演奏ができる
- ローアンが妖精の実験のために作った施設だった
ローアン †
#ref(): File not found: "Déraciné_ローアン.jpg" at page "Déraciné/登場人物"
- 妖精を研究していた機関、もしくは都市の名前
- 作中では校長、マルガレータ、腰の悪いおじいさんが所属していた
- 研究により妖精が命の時間のやりとりや過去改変ができること、子供を使えば妖精を制御できることなどを発見し、学問として本に残している
- 更に人間を妖精にする方法も確立したが、「悪い妖精」化して人が次々と消失する結果になってしまった
- ローアンの街は焼き払われ地図からも消されたものの、消失は今も各地で続いているらしい