まだまだです。入れませんよ、私の未成年は
まだまだ…まだまだで…

Written by ケルクク


「生存者は無しか。…あ~!くそ!!」
飲み干したグラスを乱暴にディスクに叩きつける。
ミッションを受けてから、つまりレミーナちゃん達第三輸送隊の全滅を知ってから三時間、俺はずっと部屋に閉じこもりイラつきながら酒を呷っていた。
イラつきの理由もわかっている。ちょっと前まで肌を合わせて楽しみ笑い合った奴らが死んでしまった事にショックを受けているのだ。
別に知り合いに死なれたのはこれが初めてじゃない。インテリオルに在籍していた頃は両親を始め、親しい人間に死なれる事はしょっちゅうだった。
だからやり過ごし方も知っている。だがやり過ごせるからといって平気なわけじゃない。
それに傭兵になってからは肌を合わせるような深い仲になった奴等に死なれる事は無かったのだ。いや死なない奴等としか深い仲にならなかったというべきか。
街の人間は言うに及ばず、ウィンディーや姐さんやスティレット姐さんやスミカの姐さんは殺しても死なないし、姐さんが連れて来るインテリオルの整備士連中も基本的に後方勤務なので大丈夫。
一番危険なのが俺とつるんでいる奴等だが、100人足らず、大型とはいえホーム(ネクストを簡易整備可能な超大型トレーラー)一両程度なら俺一人でも何とか守れる。
だから親しい人間に死なれるのは本当に久しぶりなのだ。
「だからって情けねぇ。戦場に出たばかりの新兵じゃあるまいし」
自分に毒吐いた所でどうにもならない。苛立ちのままに更にグラスにウィスキーを注いで呷
「ふえぇぇえ!!やっとつきましたぁ!!ここ広いから迷っちゃいましたよぉ~」
ったところでドアを開けて女が入ってきた。ん~~、彼女には見覚えがあるな。あ~、思い出した。最近拾ってきて作戦部に世話を任せてたエマちゃんだな。
ん?この子がここに来たって事は爺さん達が着いたって事か?しかしなんでまたこの子をメッセンジャーにしたんだ?
「えっとですねぇ、ロイさん。とりあえずマイブリスはもって来ました~。だから明日の三時じゃなかった十五時に出発だそうです。
 ん~と、それからぁ~~。あ!そうそう!私達と一緒にきたウィン・Dさんもその時に合流だそうです。え~っと、それからそれから?何だっけ?」
事態を今一把握できずに戸惑う俺にエマちゃんがマイペースに告げる。
「あ~、その言っちゃ悪いんだがなんでエマちゃんがきてるんだ?爺さんや作戦部の連中はどうした?」
「あ!それはですねぇ~、最初は親父さんがいこうとしたんですよ。でもですねぇ、きみつじょーの理由とかで兵士さんが意地悪して入れてくれなかったんです。
 それでも入れてくれってお願いしたら兵士さんが笑いながら正直になるお薬を飲んだら入れてやるって言ったんですよ~。
 でもそしたら親父さんがふざけるなって怒り出して、そしたら兵士さんも抵抗する気か!って怒鳴り返して喧嘩になりそうになったんです。
 でもでも~。喧嘩は駄目ですから私がお薬飲みますって言ったんです。そして飲んで一時間ぐらい兵士さんとお話したら入れてくれました~。
 本当はもっと早く来たかったんですけど~。気持ち悪くなってトイレで三時間ぐらい、そのもにょもにょしていたので遅くなっちゃいました。
 けっして迷子になってたわけじゃないですよ!もうトイレからでたらビュンってここまで飛んできましたよ!!」
…相変わらず解りにくい説明だな。え~と、まずは爺さんが来ようとしたが兵士に通せんぼされて失敗。こりゃ俺と逃げ出す相談をさせねぇためだな。
そんで兵士と揉めたら銃でもつきつけられて帰れって脅されたんだろ。『正直になる薬』うんぬんはアレだな。多分からかわれでもしたんだろ。
それにキレた爺さんが喧嘩を始めそうになったからエマちゃんが『正直になる薬』を飲んだと。『正直になる薬』ってなんだ?…自白剤か!?ん?それを飲んだだとぉ!?
「ちょっと待てぇぇええ!!」
「ふぇええええ!!ごっごめんなさい!!本当は一時間ぐらい迷子になってました~」
事態を理解した俺が慌てて突っ込むとエマちゃんが何を勘違いしたか頭を下げて謝り始める。
あぁ、涙目の上目遣いといい、小動物のような怯えっぷりといい見事なまでの苛めて下さいオ~ラだなぁ。思わず、押し倒したくなるぜってそんな場合じゃねぇ!!
「やっぱり迷ってたんかい!って間違えた!今は突っ込んでる場合じゃない!!
 大丈夫なのか!?軍用の自白剤はかなり強烈だぞ!モノによっちゃ副作用もある!!」
「あうぅ、って許してくれるんですか~。ロイさんはやっぱり優しいです~」
エマちゃんが両手を胸の前で組んで感激した表情で俺を見上げる。
「いいから!大丈夫なのか!?」
それを無視してエマちゃんの肩を掴んで揺さぶる。って、汗だか何だか知らねぇがびしょびしょじゃねぇか!!体も冷てぇし!慌てて部屋の温度を上げる。
「ふぇぇ。だっ大丈夫ですよ。確かに強いお薬でしたから一時間ぐらいは完全にトんでましたけどぉ。でも二時間ぐらいお水を飲んで吐いてを繰り返したら動けるようになりましたもん!
 今はちょっと左の視界が半分トんでいるのと、左半身が痺れて上手く動かせないだけだから全然平気ですぅ!」
「それのどこが平気なんだぁあぁあ!!!クソ!医務室にいくぞ!!!」
「あ!それは駄目ですぅ。私は皆の代表としてロイさんにずっとくっついているように言われましたからぁ~」
慌てふためいた俺にお姫様抱っこされたエマちゃんがマイペースに首を振る。
「…誰に言われたんだ?」
ポヤヤンとしたしたエマちゃんとは逆に俺の心が急速に冷えていく。
「誰って作戦部の蘭さんですよ?蘭さんは変だけどいい人ですよねぇ~。何故かお薬を打っちゃ駄目だって怒る親父さんを説得してくれたんです!
 あ!思いだしました!!蘭さんから伝言があるんでした!!え~とぉ~、『これは僕の仕切りです。エマをよろしくお願いします。迷子にならないように目の届く位置に置いておいてくださいね』だそうです。
 む~!酷いですよね~!私子供じゃないんだから迷子になんかなりませんよ~!!」
…あのアニオタ!!よりにもよってこんなムナクソ悪い手を打つか!!!
いや、エマちゃんを俺に張り付ける事がどう俺を助ける事に繋がるのかはまだわからねぇが、あいつの考えた作戦では誰かを俺の目の届く位置に置いておく必要があるんだろう。
そして多分誰かは誰でもいい。だから最悪後遺症なり何なりが残っても群れとしては被害が少ない新入りに行かせた。
それが正しいのは解る。だが納得いかねぇ。それを蘭は解っているから今回の仕切り、責任が自分にある事を明言しているんだろう。今回の作戦で生じるであろう反感を自分一人で引き受けるために。
それもムカつくぜ!どう考えても責められるべきは間抜けにも捕まって蘭にこんなふざけた救出作戦を立てさせる事になった俺なのによぉ!!
くそ!蘭がそこまで覚悟しているなら俺も覚悟を決めろ!俺は群れの頭としてエマちゃんを犠牲にしてでも帰らなくちゃいけねぇ!
「もう一度確認するぜ?大丈夫なんだな?」
それでも万が一の時に、エマちゃんが死ぬなり後遺症が残ってしまった時の逃げ道を作るためにエマちゃんに確認を取る。
「えぇ~、この程度なら大丈夫でうよぅ。ロイさんにお買い上げ頂く前はもっと酷い状態でもお客をとってましたからぁ~。何ならお相手しましょうかぁ?」
「元気になったらな。だからとっとと寝て直してくれ」
逃げ道を得た俺は笑いながら、震える左手で胸元を緩めたエマちゃんをベットに下ろす。
これで俺は万が一の時にエマちゃんを信じたと自分に言い訳する事ができるわけだ。自分の弱さに反吐が出るね。
「すいませ~ん。寝たいのはですけど~薬のせいで目が覚めてるんですぅ~。覚醒剤でも入っていたんですかね?おかげで痛みを感じないのはいいのですがお目目パッチリなんですよ~」
軍で使われている自白剤の成分を思い出す。それに確かに覚醒剤に分類される成分が入っている事とその強度と依存性がそんなに強くない事を思い出す。これなら数日で完全に抜けるだろう。
にしても表面的には味方である俺のクルーに自白剤を打つたぁインテリオルもやるじゃねぇか。そっちがその気ならお望みどおり本気で敵対してやろうか?
「むぅ~、ロイさんお顔が恐いですよ~?」
「…すまねぇ。そうだな何か欲しいものがあるか?食い物とか飲み物とか?」
危険な思考を頭を振ってひとまず追い出す。今は物騒な事を考えるよりエマちゃんの介護が優先だ。
「そんなに気を使わなくていいですよ~。私はロイさんの所有物なんですからもっと好きに使ってくださって結構ですぅ」
「馬鹿なことを言うなよ。前にも言ったろ?エマちゃんは確かに俺が娼館から身請けした形になるけど、んな事気にしなくていいって。俺達は対等だよ」
無茶苦茶な事を言い出したエマちゃんの頭を撫でる。そういやこの子、野郎連中と飲みに行った帰りになんとなく寄った娼館で、なんとなく気になって、なんとなく身請けした子なんだよな。
あん時はまた会計連中にうちは慈善事業じゃない!って怒鳴られたんだよなぁ~。別にいいじゃんなぁ。うちの人間の一割はそうやって仲間になった奴らなんだし。
「そんなわけないじゃないですかぁ~。だってぇ、ロイさんは私の生殺与奪の権利を持っているんですよぉ?ロイさんが『お前クビ!』っていった瞬間に私は外に裸で放り出されるんです。
 そうなればよくて娼婦に逆戻り。悪ければそのまま餓死です。ほら!これの何処が対等です?」
「誰がんな事するか!!俺は鬼畜かよ!!」
無邪気な笑顔で痛い所を突いてくるエマちゃんに突っ込む。不味い。俺の余裕が無いせいで話の内容が冗談で返せる領域を突破しかけてる。
「本当にそうですか?たとえばお金が足りなくて誰かをクビにしなくちゃいけない時はどうします?あるいはウィン・Dさんと私のどちらかしか助けられない時は?
 今のロイさんは余裕があります。その余裕の範囲で、自分の力で確実に守れる範囲で皆や自分の気に入った人を助けています。
 では余裕が無くなったら?全てを守れ無くなったら皆を守る為に誰かを切り捨てないと駄目ですよね?その時ロイさんは誰を切り捨てるのでしょうか?
 私達はその時に切り捨てられる順番を少しでも後ろにする為ににロイさんのお気に入りにならなければないけないんですよ~」
「うるせぇよ!!!俺はそんな事しないっつってんだろうが!!」
罪悪感を正確に抉られた俺は冗談で誤魔化す事ができず、それを誤魔化すために立ち上がり怒鳴る。
しかしエマちゃんは怒る俺を嘲笑うかのようにいつもの無邪気な笑顔で決定的な言葉を放った。
「しない?嘘つかなくてもいいですよ。だってロイさんは今、自分が助かるために、私以外の皆を助けるために私を犠牲にし「黙れ!」きゃぁ!!」
聞きたくない言葉に頭の中と目の前が真っ白になる。そしてエマちゃんの悲鳴と掌に残る嫌な感触で自分が何をしてしまったか気付いた。
凄まじい勢いで湧き上がる罪悪感を誤魔化すように怒りを搔き立て自らを滾らせる。
「うるせぇってつってんだろうが!!!聞こえなかったのかよ!!えぇ!!」
「ごっごめんさい、ロイさん、許してください」
「黙れよ!!」怒りのままに赤く腫れた頬を押さえ涙目で震える獲物の上に馬乗りになる。ディスクの上においてあったボトルを呷り、アルコールを胃に流し込む。怒りと罪悪感と酔いが俺を昂ぶらせていく。
「うぅうぅ」腹に乗られて苦痛の悲鳴を漏らす獲物にサディスティックな喜びが沸き起こる。獲物の緩められた胸元から覗く汗ばんだ肌から匂う香りと、自分の下にある柔らかい体に強烈に雌を意識される。
「黙れっていってんだろ!!聞こえないのかよ!!お前は俺の所有物なんだろ!だったら俺の言う事を聞けよ!!聞かないんだったら捨てちまうぞ!!」
自らの欲望のままに下に敷いた獲物の胸を力一杯揉みしだき、怒鳴りつける。
「ごめんなさい、ロイさん。捨てないで。捨てないでください、なんでもしますから~」獲物が痛みと何より捨てられる恐怖で泣きながら懇願してくる。それに心地よい征服感と満足感を覚える。
「もう!遅いんだよ!!お前は捨てられて死ぬんだ!!そうだ!どうせ死ぬんならこのまま殺してやろうか?」興奮した自らの言葉に煽られるように獲物の細い首に両手をかけて少しずつ力を籠めていく。
「あぅう、ぐぅや、め」苦しみに涙と涎を垂らし歪む獲物の顔が滑稽で面白い。獲物は必死に暴れ、何とか俺の手を離そうするが力の差がありすぎるために叶わない。その無駄な努力を嘲笑う。
弱者を蹂躙するという昏い快感に酔った俺は左手を獲物の首から離し、緩められた胸元に手をかけそのまま一気に服を引き裂く。
露になった獲物の身体に欲情し息を呑む。苦しみに紅く染まり、汗ばみ、くねられる身体が俺を誘うように蠢く。
そして性的興奮と罪悪感と怒りと酔いで頭の中がぐちゃぐちゃになって堪らなくなった俺は、滾り固くなった自らの下半身を、
「いい加減にしろ!俺!!!!」
力一杯殴りつけた。

****

「!?☆FUE*OIE%#@!!!?」
脳天まで突き抜ける衝撃の域に到達した激痛に声にならない悲鳴を上げて転げまわる。視界が点滅し体中から嫌な汗が吹き出る。
だが瞬く視界の中で解放され咳き込むエマちゃんを捉え、凄まじい罪悪感と同時に悲劇をギリギリの所で回避できた事に安堵を抱く。
だがその罪悪感も直に痛みに押しつぶされ、俺は悲鳴を上げながら床を転げまわるのだった。

***

「本当にスマンかった。謝って済む問題じゃないのは解ってるがとにかくごめんなさい」
十分後ようやく痛みが治まった俺は速攻でエマちゃんに土下座する。
「いえいえ~、元はといえば私が挑発したのが悪いんですから気にしないで下さ~い」
エマちゃんが土下座した俺を立たせようとする。
だが引き裂かれた服から覗くエマちゃんの胸と首にくっきりと刻まれた自分の手の痕が更に俺の罪悪感を掻きたて、それを解消させる為に頭を床に何度も打ちつける。
「本当にスマンかった!!俺に出来る事なら何でもするから言ってくれ!!」
だから許してくれ!と喉まで出た言葉を強引に飲み込む。アホが!許しを乞える立場じゃないだろうが!
「ふぅぅ、ロイさ~ん。私が許すと言ってるんですからロイさんはもう謝らなくていいんです」
「だが俺は許されない事を」
「むぅう、許す許さないは加害者であるロイさんが決める事じゃなくて、被害者である私が決める事ですよ。それともロイさんの所有物である私にはその権利もありませんか?」
「んなわけねぇだろ!」
「じゃぁ、顔を上げて下さい」
「でも、…いやわかった」そう言われたら顔を上げないわけにはいかない。だがエマちゃんを直視する事だ出来ずに視線を逸らす。
うぅ、へこむぜ、エマちゃんに言われた事もだが女に手を上げるなんて男として最低だ。しかも暴力で黙らせるってどうよ?男以前に人間として屑じゃね?
そんな屑が皆と対等とかマジ笑える。皆が俺を慕っている様に見えたのはご主人様である俺の機嫌を損ねない様にしていただけなんだ。なのに俺は金抜きの信頼関係が築けたとか思い上がって、馬鹿じゃないの?死んだ方が良いね。
「ふぇええ?何を落ち込んでいるんですかロイさん?まさか私の言った事を全部本気にしてるんですかぁ?」
果てしなく落ち込んでいく俺にエマちゃんが問いかける。
「はぁ!?まさか嘘だったのか?」とんでも無い事を言いだしたエマちゃんに叫ぶ。
「当たり前じゃないですかぁ~。忘れちゃったんですかぁ?ロイさん、自分に何かあった時の為に私達名義のお金を用意してくれてるじゃないですかぁ~」
「あ!」そういやそうだった。随分前に会計の連中にそんな事を頼んだ気がするぞ!
「マイガ!?って事は何!?取り越し苦労だったわけ!?いやでも乱暴した事は…」
「ただねロイさん、これだけは覚えておいてください」
先程とは違う意味で自分の馬鹿さ加減に頭を抱える俺にエマちゃんが語りかけてくる。
「私達は辛いという感情が擦り切れるほどの地獄からロイさんに救ってもらいました。私達は無くしていたかそもそも知らなかった幸せをロイさんから貰いました。
 そしてお姉様達は一切の希望の無い状態を知っているからようやく手に入れた人並みの幸せを無くさないように、二度と放さまいと必死に握りしめて生きているんです。
 お姉様達は家畜の生を体験しているからこそ、またそこに戻る事を極度に恐れています。
 それこそそこに戻るくらいなら死んだ方がマシだと思い詰めるほどに。そこに戻らない為にはどんな事でもしようと誓うほどに。その事だけは理解しておいてくださいね」
「…了解した。んな事にならない様に気張るし、一度あげた物を取り上げる様な真似もしないさ。でもその言い方だとエマちゃんは怖がっていないみたいだな?」
エマちゃんの言葉を胸に刻みつつ、ついでに疑問に思った事を聞いてみる。にしても普段のポケボケな感じとは裏腹にこの子色々考えてるんだな。ちょっと、いやすげー意外。
「はいぃ~。私は手に入れた幸せを既に一度無くしていますから~。どんなに強く握りしめてもどうにもならない時があるのを知っていますから~。だからこの幸せもきっと何時か無くしてしまうんですよ~。
 それに私は恩人さんを見捨てた咎人ですからね。今更幸せになれるとは思っていませんし、幸せになる気もありません。
 だから今は一時の夢だと思って楽しんでいるんですよ~。いずれ夢から覚めて全てを失ってしまうなら、それまで精一杯楽しんでおくんです。
 そうすれば夢から覚めた時、咎人に相応しい地獄に戻った時に幸せな頃を思い出して生きていけますからね。えへへぇ~、私頭いいでしょう?ロイさん!」
「そっか。ところで、何で事実と違ってるってわかったのに俺にあんな挑発したんだよ?」
エマちゃんの言葉に色々言いたい事はあったが、エマちゃんの笑顔に明確に『これ以上踏み込んでこないで下さい』という意思を感じたので話を逸らす。
「あぁ~、あれはですね~、ロイさんのイライラや罪悪感を取ってあげようと思ったんですよ~」
「はぁ!?どこがだよ!俺は今、女の子に暴力を振るってしまった罪悪感で胸が一杯だぞ!!」
「だからぁ~、最後までやれば無くなってましたよ~。私を犯しきっていればその時はロイさんは私を女の子でなくストレスを解消する道具としか見なくなったんです。
 そしてロイさんは私を使ってストレスを解消してスッキリできた筈なんですよぉ~。あ!安心してください!そうなればロイさんは私にどんな酷い事をしても罪悪感なんか感じませんから~。サンドバックを殴って罪悪感を感じる人間はいないでしょう?
 私はロイさんに拾われる前はそうやって皆さんを神に代わって救ってきたのです。どんな酷い場所でも辛さの捌け口さえあれば人は心安らかに生きていけますから。それに私も私を使う事で皆さんが心安らかになるのなら嬉しいですしね」
エマちゃんが何時もの無邪気な笑顔を浮かべる。それは自らの全てを他者に捧げる聖人の笑顔だ。遥かな過去に人の全ての罪を背負って磔刑に処された聖人もこんな笑顔を浮かべていたのだろうか?
「…エマちゃんの生き方に口を挟むつもりは無いが、俺にはそのやり方は止めてくれ。今度は息子が再起不能になっちまうからな」
冗談めかして肩を竦める。
エマちゃんの生き方をふざけるなと怒鳴りつけたいのは山々だが、俺は他人の生き方に無責任に口を挟めるほど鈍感じゃない。
エマちゃんが誰かに強制されたわけでもなく自ら決めた生き方を他人である俺がどうこうしていいはずがない。俺に許されるのは精々手助けぐらいだろう。
「は~い!ご安心を。強い人には私の救いは不要なので、ロイさんが強く在り続ける限りもうしませ~ん。
 それと私に暴力を振るったのは気にしないで下さいね。あれは私がロイさんが暴力を振るいたくなるように誘惑したせいなんですから。むしろ途中で止めれたロイさんの自制心はすごいですぅ~!
 そうですねぇ~、どうしても気になるなら今度美味しいケーキをいっぱい買って下さいねぇ~。
 ふあぁあ~、それじゃぁ私はそろそろ眠くなったんで寝ますぅ~。あ~!でも、ロイさん、ムラムラしたら襲ってもいいですよ~」
「襲うか!!!ケーキはこれが終わったら死ぬほど買ってやるからとっとと寝ろ!!」
「わ~い!!じゃぁ、三十ホールぐらい、買って~く~だ~~~さ~~い~~~~~~~~~~ねぇ」
最後の返事は半分寝息混じりだった。やれやれ、まぁ、疲れてるんだからしょうがないか。
「にしても多すぎだろ」と最後の突っ込みをした後、俺も疲れたので寝ようとソファーに転がった所で、先程まで胸に救っていた罪悪感もイラつきも消えている事に気付いた。
これもエマちゃんの狙いだったのかもしれない。イラつきをより大きな罪悪感で塗り潰し、最終的にその罪悪感を解消させる事で心安らかにする。どうなんだろう?考え過ぎだろうか?…まぁどっちでもいいか。眠いし。
思考は酔いのせいもあり急速に睡魔に塗り潰されていく。
眠りに落ちる寸前、この程度の騒ぎで知人を失った悲しみを忘れる薄情な自分に深刻な嫌悪を抱いたが、それが記憶に残る前に俺の意識は睡魔に呑まれた。


「さて忠告だ。今から三十分前、十五時にレイテルパラッシュとヴェーロノークとマイブリスを載せたホームが基地を出たよ。到着予定時刻は二時間後の十七時だ。迎え撃つなり逃げるなり準備をしてはどうかね?」
「教えてくれるのはありがたいんだけどよぉ~、何で何の決定権も無い雇われの俺に言うんだよ?雇い主に連絡してくれよぉ」
パッチは何故か雇い主で無く自分に連絡をしてきた協力者に文句を言う。
「あぁ、それはすまない。すまないねぇ。いや、私も連絡したんだよ?しかし、しかしだねぇ、PQもブッパも両方とも出ずに困ってしまったのだよ。
 なので、なのでねパッチ君。私としても君にこんな事を頼むのは心苦しいのだが悪いが二人に知らせて貰っていいかな?」
モニターの向こうで協力者が頭を下げる。もっとも音声のみなのでそんな気配がするだけなのだが。
「あぁ、わかったよ」
「いやぁ、ありがたい、ありがたい。頼む頼むよぉ。それでは人類に黄金の時代を。はは。なんてね。いやいや副団長殿の口癖がうつってしまったよ」
協力者の苦笑と共に通信が切られる。
しかしいくら音声だけで、しかもその音声を変調していてもあの独特の言い回しを変えないであいつは正体を隠しているつもりなんだろうか?
「まぁ、触れないでおいてやるか」とパッチは生温かい結論を出し、インテリオルのトラックにいるであろう雇い主に今得た情報を伝える為に席を立つ。
正直あの真性とは会話どころか半径100M以内に近づきたくないが、これも仕事だと自らを納得させて扉から出てホームの出口へと向かう。
「っと、その前に敵が来るなら準備をしないとなぁ」やる事を思い出したパッチは踵を返し、とある部屋に向かう。
そして目的地に辿り着き扉を開けたパッチの前に戦場でよくある光景が繰り広げられていた。

即ち、捕虜の虐待。

部屋には二種類の人間がいた。
一つは貪られる女達。
ある者は全身を男達が放った精で穢され、虚ろな瞳で宙を見つめながら力無く床に横たわり、秘所や臀部や口から精を垂れ流していた。
ある者は全身を痣と傷だらけにし、首をおかしな角度で曲げて力無く痙攣していた。
ある者は舌を噛んだのだろう。口に血を溜めて苦悶の表情を浮かべたまま息絶えていた。
ある者は部屋の隅で丸まり力無くすすり泣いていた。

もうひとつは蹂躙する男達。
彼等は酒を飲み、嗤いながら悲鳴を上げる女達を自らの獣性の赴くままに犯し、殺していた。

それは戦場ではありふれた光景だ。
企業は基本的に幾らでも替えのきく兵士の為に、ワザワザ身代金も払わないし救出部隊も派遣しない。敵に捕まった者も死者も等しく損失人員として処理される。
それを裏付けるように死人と同義である捕虜に関する如何なる取り決めも企業間では結ばれていない。
つまり大多数の兵士にとって戦場で敵に捕まる事は死と等しく、捕虜の扱いは捕らえた者達の思うがままであった。よって殆どの捕虜は死ぬまで虐待を受け続ける事になる。
例外は経営者から兵士まで貴族趣味に染まりきったローゼンタールぐらいであろう。
それ以外の兵士達は明日は我が身と震えながら、その恐怖を振り払う為に獣に戻り敗北した兵士達を自らの欲望のままに貪り喰らうのだ。
そしてそれを企業の経営者達も金のかからない兵士達のリラクゼーションとして黙認していた。
だからこそ世界中のありとあらゆる戦場で捕虜の虐待は行われ、それが故に戦場で最もありふれた光景なのである。

****

「あ、パッチさん!混ざりますか?」
「いやいいよ」
俺に気付いた整備員の誘いにパッチは首を振る。
整備員は「そうですか、じゃぁ楽しませて貰います」と俺に頭を下げた次の瞬間「もっと気合を入れてしゃぶれよ!!」と女の顔を思い切り殴りつけた。
そのまま鼻血流し悲鳴を上げて蹲る女の脇腹に「何勝手に止めてんだよ!早くしゃぶれよ!」と連続して蹴りを入れていく整備員。その目は完全に暴力に酔っていた。
やれやれ、普段は好青年のあいつがああも変わるとはね。といっても、自分以外は全員そんなんか。皆、普段理性で抑えつけている獣性を解放してやがる。
その醜悪な様にパッチは嫌悪に顔を歪める。よくもまぁ、こんな醜い姿を他人に見せてこいつ等は平気でいられるな。本性出すなら場所を選べばいいのによぉ。
と、選ばれたリンクスであるパッチは、狂宴に参加する事なく自らの欲望を満たす事が出来るパッチはクルーを嘲笑う。

確かに彼が愛用しているER-O200の弾一発分で最高級の娼婦数人から情熱的な愛撫をたっぷり気のすむまで受ける事が出来る。性欲を満たすだけならこちらの方が良いし、
パッチは興味がないのでよく知らないが、暴力や血に酔いたい場合でも048ANEM一発分の値段で何をしてもOKな商品としての人間を購入する事も出来るらしい。
それも普通の人間なら発狂しかねない拷問に快感の喘ぎを漏らす完全調教ずみの奴隷から、そこらへんの街を歩いている様な一般人まで老若男女思いのままだ。
つまりパッチはワザワザこんな狂宴に参加せずとも自らの獣性を幾らでも満たす方法があるのだ。
とはいえ、クルーにそんな収入が無い事を雇い主であるパッチは当然知っているのでこの狂宴に文句を言うつもりは『基本的に』ない。
だが今回は数少ない例外であった。

「お前等、遊びは終わりだ。インテリオルの連中がやってきたぞ。早くこいつ等をバラしてここを掃除しろ!一切の痕跡を残すなよ!」
パッチの前半の言葉を聞いた女達の顔が希望に輝き、次いで後半の言葉を聞いて絶望に染まる。
「何でですか!パッチさん!そりゃインテリオルの連中が来たんなら整備や移動やオペがあるんで中断はしますが、何も殺す必要はないじゃないですか!終わった後に楽しませて下さいよ!」
「そうっすよ!!俺達の楽しみをとらないで下さいよ!!」「そうだ!そうだ!」
口々に文句を言ってくるクルーにパッチは舌打ちし、怒鳴りつける。
「馬鹿野郎!!負けた時にこいつ等が生きてたら復讐に何されるかわかんねぇだろ!!」
怒鳴られたクルー達がはっとした顔で女達を見る。今まで自分達がしてきた事から立場が逆転た時にどんな復讐されるか想像したのだろう。
「でも今回のミッションは楽勝なんでしょう?だったら問題ないんじゃ」
それでも先程の若い整備員が未練がましく文句を言ってくる。
「100%勝てるわけじゃないだろうが!だったら万が一に備えるのは当然だろうが!命は一つしかないんだぞ!!」
パッチも今来ている三人に負けるとは思っていない。自分はともかく依頼主の二人は凄腕(それこそカラード最上位クラスに匹敵するだろう)で相性の差もあるのでこのまま闘っても勝率は八割以上。
それに加えてこちらにはまだ奥の手がいくつもあるのだ。99%自分達が勝つだろう。
そう、99%だ。100%ではない。ならば敗北した時の備えをしておくのがパッチの流儀だった。
「でも…」
「それに今来ている三人を倒せばそいつらが連れてきた整備員、つまり新しい玩具が手に入るんだ。なら古い玩具を残していてもしょうがねぇだろう?」
なおも文句を言おうとする整備員をパッチは今度は諭す。
「…解りました。そんじゃぁバラしときますよ。あ!パッチさんが持って行った女はどうします?一緒に始末しときますか?」
とんでもない事を言いだした整備員をパッチは怒鳴りつける。
「馬鹿野郎!!あれには指一本触れるんじゃねぇよ!!
 あれは保険だ!万が一負けて捕まった時にインテリオルの奴等に他の奴は無理だったけどこいつだけは助けられたって言うんだよ!そうすれば心証が良くなるだろうが!!
 いいか!今回俺達は巷を騒がしてる不明ネクストに雇われてる。って事は企業は俺達から事情を聞きたいはずだ。だから生きて捕まればカラードに事情を訊く為に連行される筈なんだよぉ!
 つまり今回は捕まってもカラードまで生きていれば助かるんだ!だから負けた時には俺達を捕まえにきたインテリオルの連中の心証を良くしなきゃいけないんだろうが!
 そのためにわざわざ最初にあの女を一人だけ連れてきて、お前等が他の捕虜で遊ぶのに気付かれない様にとっとと薬で眠らせたんだろうが!!」
「なるほど~、パッチさん色々考えてるんですね~」
クルーが感心して頷く。馬鹿野郎。お前等が考えなさすぎなんだよ!!
「解ったらとっとと始めてくれ。俺は今から雇い主達と打ち合わせに行ってくるからそれまでに終わらせといてくれよ」
「はい!わかりました!!」

そして短時間でやたら疲労したパッチは踵を返し、背後から聞こえてくる命乞いと嗤い声と断末魔と銃声の四重奏に眉を顰めながら部屋を後にするのだった。

****

「まったく、女を殺して興奮するなんて良識を疑うぜ。女は抱くもんだろうがって、ん?」
安心と信頼に実績のあるトーラス製地上活動用防護服(KP100%カット多い日でも安心♪)を着たパッチがクルー達の趣味の悪さをブチブチいいながら雇い主の所に向かっていると、前から走ってくる女を見つけた。
汚染の激しい地上に関わらず防護服を着ていない事と、必死の表情から恐らくあの二人の下から逃げ出した捕虜の一人だろうと見当をつける。
「何逃がしてんだ、あいつら?」自分には捕まえる義務も逆に女を助ける義理もないと判断し無視を決めた直後、必死に走っていた女がいきなり悲鳴を上げて地面に倒れた。
「んだぁ?」女は左耳を両手で押さえていた。抑えた手の隙間から赤い血が溢れ、零れ落ちていく。
さらに痛みに耐えた女が立ち上がり再び駆け出そうとした所で、今度は何の脈略も無く女の左手の親指が宙を舞った。痛みに悲鳴をあげる女。
そしてタンという軽い音が耳に届いた所でようやくパッチはなにが起きているのか悟る。誰かが女を狙撃して耳と指を射抜いたのだ。
「人間業か!?」神業に驚くパッチの目の前で更に次々と銃弾が飛来し女の肉体を削り取っていく。
次々と空に舞う女の指。その度に女は悲鳴を上げて傷ついた場所を庇おうと血と涙と悲鳴を上げながら体勢を変えていく。
パッチはそれが女が踊っているように見えた。血と苦痛に彩られた死に至る舞を。凄惨な、だがそれ故に見る者を惹きつける舞に見惚れるパッチ。
そして両手の五指を射抜かれ、さらに残る右耳と鼻、即ち体の中で突出しているパーツを全て射抜かれた女は、最期に苦痛に涙を流す両目を射抜かれて解放された。
「…酷い事しやがる」我に返ったパッチは首を振り、血塗れの女の死体を避けて1KM程先に見える加害者に向かって再び歩き出した。

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「獲物が来たか?」
パッチが口を開くより先に十数本のスナイパーライフルに囲まれた男がパッチに声をかけてきた。
「あぁ。でも何で解ったんだよ?もしかしてジョ…協力者から連絡が来てたのか?」
「いや匂いだ。獲物が発する殺気が段々と濃くなってきているからな」
「匂い~?防護服着ててそんなもんわかるのか?」
パッチは試しに匂いを嗅いでみるが、浄化した空気と自分の体臭しか嗅ぎ取る事が出来なかった。
「ふふ、匂いは比喩だ。殺気は嗅ぐ物ではない、感じるものだ。確かに防護服を着れば感じ取りにくくはなるがこうも強ければ嫌でも気付く。
 …相当な兵が来ているようだな?」
「あぁ、レイテルパラッシュとヴェーロノークとマイブリスだ。来るのは十七時だとよ」
「そうか。いい時間だな。今丁度仕上がった所だからな。最高の状態で狩りを楽しめる」
男の血に飢えた凄絶な笑みにパッチは先程の神業を思い出し、身震いする。
「そっそうか、そりゃぁ良かったな。がっ頑張ってくれよ!
 な、なぁ、アンタこの情報を相方に伝えてくれよ。俺はその、どうも苦手なんだ」
それでもパッチは男に頼み込む。コイツはともかくもう一人のあいつはやばすぎる。
仕事じゃなかったら絶対に話したくないし、仕事でも出来れば話したくは無い。
パッチの思いが伝わったのだろう。男は苦笑し起ちあがった。
「PQも慣れれば悪い奴ではないのだが…、一見では無理な話か。解った。PQには私が話しておこう」
「おお!ありがとうよ!!じゃぁ、頼んだぜ!!」
礼を言った後逃げるように去っていくパッチに男、ブッパ・ズ・ガンは苦笑を深め、そして殺気の発信源、今だ見えぬ獲物が来る方向に目を向ける。

「さて、楽しい狩りになりそうだな」


薄暗い空間の中で二人の男女が絡み合っていた。
「あぁ、いいです!気持ちいいですよ!あなたは素晴らしい!!」男は快感に目を細め、向かい合う女を抱きしめ乳房を吸い、力強く腰を振り女を突き上げていく。
「あん、あんぁあ!もっと!もっと突いて!!」男の腰の上で喘ぐ女は力の入らない体を懸命に動かし、男に腕を回し足を絡め腰を振る。
しかし、純粋に成功に没頭する男とは違い女の痴態はどこか偽りを感じた。さらに女の態度には隠そうとしても隠しきれない男への嫌悪があった。
それでも例えようもない異臭の中で男と女は絡み合う。
「あぁああ!!素晴らしい!!私にもっと快楽を!!私にアナタを感じさせてください!!」
そして我慢できなくなった男は熱に浮かされたような声を上げ、
「まっ待って!!」恐怖に凍りついた女の悲鳴の様な制止を無視し、手に持ったナイフで女の下腹を一気に切り裂いた。
「ぎゃぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁっぁあっぁぁぁぁあっぁぁぁあぁぁっぁあっぁぁあ!!!!!!!!!!!」
「あぁ!!暖かい!あなたの膣と同じようにあなたの血は暖かいですよ!!そして更に締めつけが増しました。食い千切られそうです!!」
女の返り血で真っ赤に染まった男がうっとりとした声と共に満足そうに吐息を漏らす。
「そしてこうすればもっと締めつけが良くなります」「痛い!痛い!止めて!止めいあぁがぁああぃいぃぃいいい~!!!」
男が女の制止を無視して裂かれた女の下腹に手を差し込み、女の膣を『外』から握る。
「ぎぃいいいいぃがぁあいぃいああぁあいいあぎい!!ヤメ…止めてぇええ!!いぎぃいいいがぁあぃぎぃ!」「あぁ、素晴らしい締め付けですよ」
そのまま女の膣ごしに自らのモノを握りしめて扱き始める男。男が手を上下する度に裂かれた女の下腹から血が溢れ男と女を赤く染める。
下腹を裂かれた痛みに加え内臓を直に握りしめられる苦痛に女が涙と涎と鼻水で顔をグシャグシャにしながら絶叫し、身体を痙攣させる。
周囲から聞こえる断末魔と狂笑と苦痛と嫌悪の悲鳴と何かが蠢く音と目の前の女から発せられる絶叫に包まれた男が心地良さそうに目を細める。
「最高です!あなたは最高に気持ちがいい。あぁ、私にもっともっとあなたを感じさせてください!!!!」「あぎぃいいぃぐうぅうう!!お願い!もう止めてぇ!!いやぁぁあ!!殺してよぉぉお!!」
女の懇願を無視して感極まった男は叫ぶと同時に女の腹を胸まで切り裂き、裂かれた腹から見える女の内臓に両手を突っ込む。
「ぐぃぎぁあぎゃぁぁあああ!!!いぎゃぁあああ!!あがぁぁああ!!ぐぃいいい~~!!っ止めてぇ!!!もうやめてぇぇよぉおおお!!うげぇぇ!殺して!!お願いだから殺してぇぇ!!!」
「あぁああ!あなたのお腹の中はあなたの膣と同じように蠢いて私を楽しませてくれますね!素晴らしい!!消え逝くあなたの命を感じますよ!もっと私にあなたを感じさせてください!!」
男が腰を振りながら手を動かす度に女が内臓を撹拌される苦しみに悲鳴を上げる。
「あぁぁああ!!あなたの匂いを嗅がせて下さい!」興奮した男が達するべく腰を動かす速度を上げると同時に女の内臓を引き摺り出す。
「うぐぃいいいぃいいいい!!!?いがぁぁあいいあっぁあ!!あぁ、止めて!!私のお腹の中を取らないでぇえ!!」
毛細血管で繋がっていた内臓を強引に引き剥がしたため今までとは比べ物にならない血が腹から噴き出し男と女の全身に降り注ぐ。
女が力の入らない両手でそれでも男を止めようとするが男はその手を振り払い、引き摺り出した内臓を握り潰す。
「うぎゃぁぁああああっぁあああ!!!」絶叫と同時に女の内臓に入っていた汚物の匂いが辺りに満ち、周囲に満ちる血と臓物と汚物の匂いを一層濃くする。
「ぐっぅうう!!!良い匂いです!!!もう限界だ!!!あなたで私を受け止めて下さい!!!」
限界を迎えた男が宣言と同時に血塗れの膣から自らを引き抜き、裂かれた腹から女の内臓に突き刺すと同時に達する。
「くぅうううう!!!!」「いやぁぁああぁぁああ!!!!殺して!!!殺してぇぇえ!!!お願いだからもう殺してよぉおお!!!」
内臓すら犯された女が口から血を吐きながら懇願する。
男はそれに微笑みで答えると女にゆっくりと口付けた。
「ありがとうございます。私はあなたで十分楽しませてもらいました」
「なら殺して下さい!お願いです!!もう痛いのは嫌なんです!!お願い!殺してぇぇえ!!」
「ですから次は私と同じように鎧土竜達を楽しませてあげて下さい!」
「いや!いや!いやぁぁああ!!!止めて!お願い!!殺して!殺して下さい!!!何でもするからお願いです!!!助けて!いやぁぁ!!」
男は泣き叫び拒絶する女をゆっくりと抱き上げると、先にある巨大なケージへとゆっくりと足を進めていった。
そしてケージに着くと男は鍵を開けて中に入り、床に蠢く何かを踏まないように注意しながらケージの中心付近にまで進むと、静かに女を床に降ろした。
「さぁ、あなたの全てを私の鎧土竜に捧げて下さい」
「いやぁぁあ!!待って!!行かないで!!お願いします!!いや!!いや!来ないでよ!!助けて!!パパ!!ママ!!お兄ちゃん!!いやぁぁああぎぃ!!がぁぁあ!!!ぐぃいい!!ぎぃいい!!」
男が離れるとそれを待っていたように床に蠢く何か、無数の鎧土竜が女へと群る。
「いがぁぁあああ!!!止めて!!お願い!!止めて!!私を食べないで!!来ないで!!いがぁぁあ!!!があぁいがぃっぎいあぁぐぐがぃぎぎぎっぎりい!!」
女に群がった鎧土竜が五人の犠牲者と同じように少しずつ喰らっていく。
女は先の五人と同じように自分が少しずつ削られていく恐怖と苦痛に涙し、悲鳴を上げる。
「いやぁあああぁぁああああ!!!!ぎぃいぐうぎいいいい!!!何で!何で私がこんな目に!!あがぁぁあああはははあはあはははははっはあはああはっはぎぃいいいぐぐひゃあはあやひゃあはあはああははははあひゃはやあはやあはやや!
 そうよ!これは夢よ!!ひゃはあははあぁあいい!!私は夢を見ているのよ!!!ひゃはははやあやはややははははひゃはやはやあ!!!私食べられてる!!あはははははああ!!!私食べられてるのぉおお!!ひゃははやは!夢の中で私食べられてるのぉお!
 でも夢だから平気なの!!あはははははあはははあはぃあはっぃあ!!腕やお腹が食べられて空っぽになっても平気なのよぉおお!!あははははあぁははひゃじゃはひゃはやあ!!ひゃははははははあははああ!!!!」
やがて精神が限界を迎えたのか女が狂笑を始める。
「残念ですが現実ですよ。さて、次は誰に私と鎧土竜を楽しませていただきましょうか?」
もう一つのケージ、囚われた女達が入れられた檻に入ってきた男が最初に比べて半分程度に減ってしまった女達を見回す。
「いやぁぁああ!!」「止めて!近づかないで!!」「助けて!助けて下さい!!何でもしますから!!」「エイ=プールさん!助けてぇぇぇ!!」
「楽しんでいるところを悪いがPQ、狩りの時間だ。獲物がこちらに向かってきている」
悲鳴を上げる女達を物色していたPQに入ってきたブッパが声をかける。
「それは残念です。獲物の数は?」
「お前の読み通り第一陣はレイテルパラッシュ、ヴェーロノーク、マイブリスの三機だ」
「そうですか。それは行幸。ではパーティの準備を始めないといけませんね」
PQは踵を返し出口へと向かい、女達は安堵の吐息を漏らす。
「なので、悪いのですが後は鎧土竜達と楽しんでおいてください」
だがPQの言葉と共に鎧土竜のいるゲージが解放され、女達は絶望に身を包まれる。
「それでは、存分にお楽しみを」
PQが一礼しドアが閉まると同時に解放された鎧土竜がゆっくりと獲物である女達へと這い寄ってくる。
「いやぁぁあああ!!!」「来ないで!!来ないでよ!!!」「助けて!助けて!!」
悲鳴があげる女達だが逃げようとはしない。いや出来ないのだ。
彼女達は筋弛緩剤を打たれているために全身に力が入らず、精々四肢をくねらせる事しかできなかった。
そして悲鳴を上げる女達の下に鎧土竜が到達する。

生きながら喰われる女達の悲鳴はトラックの厚い壁に阻まれ外に漏れる事は無かった。


後、十分で敵と交戦圏内に入ります。ウィンちゃん、ロイ君準備はいいですか?」
「うぃ、こっちは万全だ」「こちらも問題ない」
さて結局あいつらからの接触は無かったか。まぁ、ああも露骨に監視の兵にへばりつかれちゃ無理だろうが。何せあいつらウィンディーまで追い返しやがったからな。
おかげで脱出作戦はおろか、エマちゃんの引き渡しすら出来なかったからな。まぁ、目を離すなって言われたから基地じゃなくてここまで乗ってきたインテリオルのホームの俺の部屋に置いて来たけど大丈夫かな?
「ロイ君と私でノーカウントを、ウィンちゃんが不明ネクストの相手をします。ウィンちゃんは深追いをしないで敵を引き付けてくれるだけで構いません。
 その間に私とロイ君は速やかにノーカウントを無力化し、三人で不明ネクストに当たります。
 インテリオルからは捕獲してほしいと要請がありますが、余裕があったらでいいでしょう。何か質問は?」
「レイテルパラッシュ、無い」「マイブリス、無いぜ。いや、姐さん今日の下着何色?」
う~ん、てっきりネクストに乗ったらウィンディーから通信があると思ったんだが無いな。俺から入れるべきなんだろうか?でも俺からアクションとるとインテリオルの連中に警戒されそうなんだけどなぁ~。
「穿いてないです。ちなみにウィンちゃんはロイ君と一緒のミッションなので支給品で無く私費で買った下品で無い程度にエロイ特注品です。
 不明ネクストは先の旧ピースシティエリアやリッチランドに現れた不明ネクストと同等かそれ以上の戦闘能力がある可能性があります。数的優位に油断しないように」
「「了解!」」
でもこうしてもらちがあかねぇな!よし!ウィンディーに確認してみるか!!と、決意した矢先にレイテルパラッシュからプライベート通信が入ってきた。むぅ、先を越されたか。
「ロイ、元気か?」
視覚と聴覚に愛しのウィンディーの情報が送られてくる。だがその姿は普段と違いボヤケ、掠れていた。
んだぁ?やけにノイズが多いな。故障か?………って違う!!こりゃノイズに見せかけた暗号通信だ!!!
なんでこんな面倒な事。ってそっか。いくらプライベート通信でも敵企業じゃなくて味方企業であるインテリオルなら傍受される可能性があるからか。
「おう!麗しのウィンディーの姿と声を聞けたから元気になったぜ!俺も息子もな!」
ウィンディーに適当な返答をしながら受け取った暗号通信の解読を始める。…結構な強度だな。キーは解ってるとはいえめんどくせぇ。
「そうか。私も久しぶりにお前の声が聞けて嬉しいよ。本当なら抱かれたかったのだがな」
「今は微妙なご時世だからな仕方ないさ。だが嬉しい事言ってくれるねぇ。そうだな、来週あたり会わないか?お前が来るのは難しいかもしれないけど俺が会いに行く分には平気だと思うんだよ」
「そう言ってまた直前にすっぽかすんだろう?」
「うっ!?いや、あれは俺が悪いんじゃねぇよ。ありゃ姐さんが強引に」
「別にあの日の事だけを言っているんじゃない。そもそもお前は…」
ウィンディーと何でも無い会話を続けながら送られてきた暗号通信を苦労しながら解読していく。
統合制御体にやらせりゃ一瞬で終わるんだが、んな事したらインテリオルにばれる危険があるので全部頭の中でやらなきゃいけないのが辛い。俺、頭脳労働苦手なんだよな~。
「で、でけた」そしてようやく解読したモノを頭から読んでいく。
『蘭からの伝言を伝える。
 不明ネクストが現れた情報をオーメル及びGAにリークしました。その結果二社はインテリオルに不明ネクストのリンクスを引き渡す様に要請しました。
 当然インテリオルは拒否しましたが政治取引の結果、二人以上捕獲した場合は一名をの身柄をカラード預かりにする事を了承しました。
 そして現在僕達はエマの身元を引き受けるという名目の元、作戦領域付近まで来ています。
 ですからロイさんは今回敵ネクストのリンクスを両方とも生け捕りにしてください。
 そうすれば片方をカラードまで護送しろとウィン・D・ファンションさんが依頼してくれます。
 その依頼を受けたらインテリオルのホームに帰らず僕達と即座に合流してください。合流後カラード本部に向かいます。
 これならばインテリオルからの依頼を聞いた結果となるのでインテリオル上層部が直ぐに僕達に手を出してくる事は無い筈です。その間にインテリオル上層部に対して交渉を行います。
 それとエマは後日ウィン・D・ファンションさんが送り届けてくれるそうなのでご安心を。
 難しいと思いますが現状ではこれしか打つ手がありません。ご武運をお祈りしています。
 以上だ。内容を確認したら今度二人っきりで旅行に行こうぜ、ウィンディー。と言え。
 繰り返す、蘭からの伝言を伝える。
 (以下同文と思われる為未解読)』
生け捕りね。ネクストにはリンクス保護の為の安全装置が付いてるけど、戦闘の最中に作動してネクストが止まる事を防ぐために普通は切っておくから期待すんのは間違ってんな。
って事は何だ。リンクスを保護している統合制御体が機能停止しない様に、つまりネクストの機能を停止させずに行動不能にしなきゃいかんのか?
いくらこっちの方が数が多いつってもカラード上位相当、つまり俺より強い奴相手にんな事が出来んのか?いややるしかねぇのか。なに!こっちの方が数が多いんだ!何とかなるだろ!!
「十三回目の時だってお前は二時間も遅刻して…」
「お~け~、解ったよ!!今までのもろもろのお詫びを込めて今度二人っきりで旅行に行こうぜ、ウィンディー?」
覚悟を決めてウィンディーに合図を送る。
「本当か!!それで何時にする?どうせなら一泊や二泊なんてケチ臭い事を言わずに一週間ぐらい出かけよう!!」
ウィンディーが顔を輝かせるのと同時にノイズに見せかけた暗号通信が本物のノイズに変わる。
「いやそれは、ほら、お互いの都合があった時でいいんじゃないか?」
「だからその都合を合わせようって言ってるんだ!!この際私はお前に合わせるぞ!!そうだ!どうせなら有澤の温泉に行かないか!」
って、ちょっと待て!?もしかしてウィンディーの奴、停止の合図を本物の約束にするつもりか!?もしかして嵌められた!?
慌ててノイズ越しにウィンディーの顔を確認すると、ようやく気付いたかこの馬鹿めというような勝ち誇った顔をしていた。うげげ!やられた!
「有澤ぁ!?いや俺だけならともかく敵対してるウィンディーが行くのはきついんじゃ…」
「そこはロイに期待する。
 いや先輩から聞いたんだが何でも有澤には『ろてんぶろ』という男女ともに裸で泳ぐ温水プールがあるらしいぞ?
 しかもそれに入るだけでありとあらゆる病が治り、さらに若返りや豊胸などの素晴らしい効果があるらしい。何でもメイの胸もその効果のお陰らしいぞ?」
俺の必死の抵抗を軽々と粉砕したウィンディーが目を輝かせて温泉の素晴らしさを力説する。駄目だ。これは今更連れてかないとはいえん。つーか、何時の間にか温泉に行き先が決定してるし。
「いやその知識は微妙に歪んでいる様な…。まぁ、とにかく頑張ってみるぜ。予約が取れたら連絡するな!」
それでも逃げを打つ。とにかく具体的な日取りを決めちゃ駄目だ。ここは受けて後でうやむやにしよう。
「そうだな。お前が忙しいなら私が予約を入れてもいいぞ。日程はどうせこのミッションが終わればお前は暇になるんだろうからいつでもいいな。そうだなどうせなら一日や二日でなく一週間ぐらいいくか」
ウィンディーが予約するぅ!?駄目だ!!有澤に直に連絡して予約を入れようとするウィンディーの姿が見える!!!
しかもこの後ほとぼりを冷ます為と交渉の邪魔にならない様に大人しくしようと思っていた事も見透かされてやがる!!!
どうする!?このままだとウィンディーはマジで予約をいれちまう!!どうする俺!諦めるしかないのか!?
「二人とも何時までプライベート回線でいちゃいちゃしてるんですか!!そろそろ接敵しますよ!!愛の語らいは後にしなさい!!」
先輩から通信が入る。たっ助かった。これでうやむやに…。
「すまない先輩。それじゃロイ、予約頼んだぞ!!一週間以内に連絡がなかったら私が入れるからな!!!」
最後に俺の希望をバッサリ断ってウィンディーが通信を切る。
「ちょ!?ウィンディー待てって!?ってくそ!敵影確認!!」
慌ててウィンディーに通信を入れようとしたところで敵影がレーダーに映る。くそ!!続きは戦闘後かって!?あれ?光点が三つ?
「ちょっと待てぇ!!敵は二機じゃなかったのか!!俺にはどう見ても三機いるように見えるぞ!!」
「こちらも確認した。逆関節が加わっているな。頭は変わらず四脚の様だが。先輩どうする?」
「レイテルパラッシュは四脚の相手を。コジマキャノンを装備しており乱戦の中では最も危険な相手ですので早急に撃破してください。出来るだけ他の二機と引き離す事を心がけるように。
 私達はその間残り二機を抑えます。ロイ君もそれでいいですね?」
「あいよ。ってくそ!またこのパターンかよ!!何の為のブリーフィングだ!!馬鹿馬鹿しい!!」
これは生け捕りなんて温い事言ってる場合じゃねぇな。今は奴等を倒して生き残る事だけを考えないと。くそ!!とんだ計算違いだぜ!!!

「では戦闘開始!!」


「分かっている。やることはやるさ。約束は守れよ。ブッパ・ズ・ガン。面倒はごめんだ」
戦闘開始直後、パッチは雇い主に援護の確認をしながらECMを展開し空中に飛び上がる。
こちらの備えは万全であり自分達が負ける事はあり得ない。しかし勝ったとしても自分が撃破されては意味がない。
故にパッチは雇い主にもう一度支援を要請し、ECMを起動し空中へと飛び上がり相手から距離を取る。全ては死ぬ可能性を少しでも減らす為にだ。
理想よりも誇りよりも金よりも自らの生存を優先させパッチは闘う。

「ミサイル・カーニバルです。派手にいきましょう。巻き込まれないでくださいね。ブッパ・ズ・ガン」
PQは返事が返ってこない事を知りながらブッパに警告を送り、ビッグバレルに一直線に突っ込んでいくレイテルパラッシュに向けてOSAGE03を発射し自らの言葉の通りにミサイルパーティを開始する。
仕込みは隆々であり備えは万全だ。故に罠にかかった獲物は蜘蛛の巣に掛かった蝶のように、足掻く以外は何一つ出来ずに死ぬ事になる。
当然だ。人類を地上から追放し、地球を蟲の楽園にするという私の夢を邪魔する奴は全て死ぬといい。
自らの願いの為、PQは闘う。

ブッパは深く深くAMSに沈んでいく。
極限まで高まった集中力で自らを研ぎ澄まし、先鋭化させ敵を屠るだけの猟師の銃と化す。
ブッパは生きる事に執着する気は無い。また他のORCAの皆のように願いも無い。
ただ狩りを楽しみたいという純粋な望みがあるだけだ。
故にブッパは活きのいい獲物に今回の狩りが非常に楽しめる手応えを感じ笑みを浮かべる。
闘う為にブッパは闘う。

そして巨大な砲身から放たれた銃弾がヴェーロノークに突き刺さった時、最終的にリンクス戦争末期の旧ピースシティエリアでの戦闘を超える総勢十機ものネクストが集う事になるキタサキジャンクションの戦いが始まった。



後書き
某所からの移送です。良かったら見てください
なお、現実世界の鎧土竜は草食性でお肉は食べられません



「はぁ~、何で妖怪ババァと異常者と一緒に長時間いなきゃいけないんだ。どうせならスミスミと一緒が良かった」
「人の事を異常者よばわりする前に鏡を見やがれ同性愛者!!てめぇから神の国に送ってやろうか?」
「止めんか小童共!!元気なのは結構じゃがあまりはしゃぐようならあちきが相手になるぞ!!大人しく座っておれ!!」

「始まったぜ!ジュリァァァァァァス!!!」
「解っているから黙れデカブツ!ついでに首括って死ね」
「二日目だからって怒り過ぎだぜ、ジュリァァァァァス!!」
「んなぁぁぁぁあ!!!何でお前がその事を知っているんだ!!」
「喧嘩をするな二人とも。まったくメルツェルの小僧めが、キツい仕事を押し付ける」

「やれやれ、これは困った、困ったよう。私はアーキテクトであって戦士じゃないんだがねぇ~。さて、さて。どうしたものか、ものかねぇ~」

「ゴキブリから連絡があった。狩りの開始だそうだ」
「そうですか。じゃぁ行きましょう、バイオレットさん。宇宙を取り戻す為の戦いに」


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PQの鎧土竜は特殊な訓練により肉を食べる事ができるのです
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