優しい文字で みんなの特徴が綴られている ルーリンツ:体の大きなお兄さん ハーマン:帽子が大好き マリー:綺麗な波打つ金の髪 ニルス:メガネで勉強家 ロージャ:リボンの小さな女の子 校長先生:車椅子の学者さん | |
第3章 第二教室の黒板 第4章 妖精さん連絡ボード 第5章1節 〃 第7章2節 〃 |
温かな文字が綴られている コインはもう、見つかったかしら? ・「開けてはいけない扉」なんて 怪しいような気がするわ ・高いはしごに昇ったときは いろいろと、気をつけてね | |
校舎2階:男子の寝室横の廊下にある引き出し内 |
最終ページに、短い記述がある その夜は、珍しい春の雪だった 何よりも心が弱っていたのだろう 彼女は、静かに微笑みながら 命の時間を失くしてしまった そうなると知っていただろうに | |
第7章2節 医務室:窓を開けるマリー(思い出)の隣の引き出し |
考えをまとめるための 覚え書きのようだ 演奏会の後、生き返ったヌーを見て 妖精さんの力を知り 僕たちは、外の森に行った ボクはヌーの亡骸を、しっかりと 川に流してあげるべきだったのかな | |
第7章2節 礼拝堂:祈りを捧げるニルスのズボンのポケット |
考えをまとめるための 覚え書きのようだ 演奏会の後、生き返ったヌーを見て 妖精さんの力を知り 僕たちは、外の森に行った それはもう、どうしようもない 運命だったんだ… | |
第7章2節 礼拝堂:羽根を手に取り眺めるニルスのズボンのポケット |
妖精についての研究が 箇条書きに纏められている ・妖精となった人は、危険である 忘我の内に、他人の命の時間を奪う ・過去へと旅立つために ・それは恐らく本能だろう 人は誰しも、古い時に囚われている | |
第8章1節 音楽堂へ続く廊下:校長の車椅子と衣服 |
妖精についての研究が 箇条書きに纏められている ・過去に旅立つために、命の時間を奪う それが妖精となった人の本能である ・だが、古い時に囚われぬ者ならば その例外になるかもしれない ・例えば赤子ならどうだろうか? | |
第8章1節 裏庭:アレクシスの墓 |
数日前の日記が綴られている もうすぐ、冬の嵐がやってくる 川が満ちれば、君はまた 姿を見せてくれるだろうか 指輪の赤い光と共に そして、マルガレータ 君に見てもらえるだろうか あの優しい子供たちを | |
第4章2節 校長室:校長の机の上 |
温かな文字で日記が綴られている 今日、5人の孤児たちがやってきた もちろん、妖精の研究のためだけど そればかりでは、ローアンと同じだ 学校をあの子たちの家にしよう 私たちはあの子たちの親になろう いつか、幸せに笑ってもらえるように | |
第5章2節 音楽堂1階:入口左の引き出し |
数日前の日記が綴られている 猫がないている まだ、妖精が一人残っている 諦めの悪い奴だ ずっとここにいるつもりか 命の時間を奪いさえすれば 満足し、消えていくのだろうが 誰がくれてやるものか! | |
第6章2節 薪小屋:おじいさんの衣服 |
最終ページに、震えた文字が綴られている 君が川に身を投げてから もう随分と経った あれからユーリヤが命を亡くし そして今、子供たちもいなくなった 全て報いというのなら これ以上、罪を重ねたくはない マルガレータ、だからどうか 君の側に行かせておくれ | |
第7章1節 校長室:校長先生の机 |
震えた文字が綴られている アレクシスは死ぬ運命だった 妖精になれば、生きることができた なのになぜ、君が死ぬ必要がある? なのになぜ、指輪を持って 川に沈む必要がある? 教えておくれ、マルガレータ 私が何を間違えたのか! | |
第7章1節 校長室:校長先生の机の、引き出しの中 |
優しい文字が綴られている はじめまして、妖精さん もしも貴方が、止まった時の世界でも この手紙を読んでくれたなら 私たちの、友だちになってくれませんか 物語で読んだことがあります この花が咲けば、きっと私は貴方に気付き そして、ずっと忘れません | |
第2章 ユーリヤの前の机上 |
優しい文字が綴られている こんにちは、妖精さん 貴方にいたずらして欲しいの 男の子が3人、女の子が2人 みんなハーブを隠しているから それをとって、料理に混ぜてしまってね そうすれば、きっとみんな驚いて 貴方がいるって分かってくれるわ | |
第3章 キッチン前廊下のユーリヤ |
幼い告白が綴られている 私は、足を怪我した嵐の夜に いけないものを見てしまいました それは、いつも夢で私の足に触ります だから怪我は治らず、痛いままです 毎晩とっても痛いです 校長先生、私どうしたらいいの? | |
第3章 校長室の扉の下 第4章1節 校長室:テーブルの上 第7章2節 校長室:校長の椅子の後 |
温かな文字が綴られている 新しく学校にきた貴方に、挑戦状よ 8枚のコインを 学校のどこかに隠したから 見つけて、この貯金箱に入れてみてね もちろん、隠し場所は内緒だけど 「中庭の木」の、どれかなんて 怪しいような気がするわ | |
第一教室向かいの部屋にある貯金箱のとなり |
震えた文字が綴られている 妖精よ、金枝を持たぬ妖精よ お前がみなの、子供たちの友ならば どうか私の金枝に触れておくれ そしてあの嵐の夜に 赤い指輪を見てしまった 小さい娘、ロージャを どうか外に出さないでおくれ ひどい怪我などしないように | |
第4章1節 校長室:テーブルの上 第7章2節 |
優しい文字が綴られている 妖精さん、お願いです 森に向かったみんなを助けてください みんな、学校の外に出てはいけないの すべて奪われてしまうから | |
第6章1節 1階廊下:椅子にうつ伏せになっているユーリヤ 第6章2節 〃 |
大人びた文字が綴られている 妖精さん、あれから1年経ったね もう学校には来てくれないのかな? けれどもし、また来てくれたなら 過去の時間に行って みんなを助けてあげて欲しいんだ 僕たちは、外に出るあの扉を 開けるべきじゃあなかったんだ | |
第7章1節 妖精さんの連絡ボード |
大人びた文字が綴られている 妖精さん、あれから1年経ったね もう学校には来てくれないのかな? けれどもし、また来てくれたなら 過去の時間に行って みんなを助けてあげて欲しいんだ でも、ごめん 僕にはもう分からないんだ 何がいけなかったのか | |
第7章3節 妖精さんの連絡ボード前の床 |
様々な香草が記されている この異国の香草には 弱った心を、励ます効果があります 病は気から、というように 病の多くは弱った心からはじまります あなたの大好きな人を 香草で元気づけてあげましょう | |
第1章:女子の寝室 第8章2節 眠っているマリー |
短い物語が、幾つか書かれている 指輪を見つけられたなかった妖精の話 その妖精は、止まった時に留まれず 誰に気付かれることもなく ただ儚く消えていったという 時の雪が降る暗闇に | |
第1章:女子の寝室 第8章2節 眠っているロージャ |
妖精の物語が書かれている 妖精は命の時間をやりとりする 似たもの同士の間でね 植物は植物どうし 小さいものは小さいものどうし そして、大きいものは 大きいものどうしというわけさ | |
第1章 真っ暗な空間:ユーリヤの思い出 第6章1節 地下鉄ホームのベンチの思い出 第6章1節 雪道:ニルスの衣服 |
難解な言葉が記されている 妖精を研究するのなら 子供と共に暮らすとよい 妖精はそこに現れるから 命の時間を奪い与える 妖精の力を使わせるのなら 子供にお願いさせるとよい 妖精はそれを拒まないから | |
第3章:図書室 |
妖精の物語が書かれている さあ、もうお別れだ そのオルゴールを 大事に持っておいてよ もうすぐ、君の時が動き出しても 僕の歌を届けてくれるのだから ずっと忘れないでね オルゴールは妖精の声だって | |
第3章 時計塔の宝箱の中 第5章1節 |
青年の冒険の物語と共に 動物たちの生態が書かれている よし、森へ向かおう そうすればきっと命に出会える 小さなものから、大きなものまで 高らかに生を謳歌する命たちに 森は命で満ちているんだ | |
第4章1節 玄関:ロージャに声を掛けるニルス 第7章2節 図書室:校長室のドアをノックするニルス |
短い物語が、幾つか書かれている ある学者が 妖精と語り合った一夜の話 うん。僕は見たことがあるよ 貴方の言う、幽霊ってやつを あれはきっとお母さんだよ 僕を妖精にしてくれたんだ | |
第4章2節 男子の寝室:ニルスのベッド横の引き出し中 第7章4節 男子の寝室:ニルスのベッド横の引き出し中 |
短い物語が、幾つか書かれている 病気の母のために 妖精を探した女の子の話 指輪の光を追いかけた先で 女の子は妖精に薬をもらい 母親の病気はなくなったという | |
第4章2節 女子の寝室:ロージャの横にある引き出しの中 第7章4節 ロージャがベッドの中で手に持っている |
難解な言葉が記されている 我らが金枝を掲げる妖精となれば 世界は、無限の地平を拓くだろう すべての過去は過ちたりえず すべての未来は正しさに満ちる なんの躊躇が必要だろうか ローアンの友よ なんの躊躇が必要だろうか! | |
第6章3節 山小屋奥の部屋:引き出し 第7章1節 〃 |
難解な言葉が記されている すなわち金枝とは 妖精の力を拡張して模し 人の命の時間を、奪い与える触媒である そして人の命の時間は 古い時に囚われているが故に 過去への導きとなるだろう だがこれは、ただ思い出の見せる幻である | |
第7章1節 1階廊下or図書室:座り込んで読書するルーリンツの思い出 |
難解な言葉が記されている 妖精は止まった時に住まい また、止まった時に干渉する 干渉は止まった時を変化させ 変化は、前後の時間と整合する 我々が変化に気付き難いのは この整合が大きな理由だろう 妖精により、出来事は変わる 最初からそうであったように | |
第7章1節 1階廊下or図書室:座り込んで読書するルーリンツ(思い出) |
不可思議な事件が記されている 結局、ロッブの森の住人は 着衣を残し、みな消えていた そして、新しく訪れた人たちも 誰一人として戻らなかった ロッブの森に近づくことなかれ あの地には、見えない何かが潜み 消失は今も続いているのだ | |
第7章2節 2階廊下:洗濯物を運ぶマリー 第7章3節 貯金箱の部屋:本を読むニルス(思い出) |
不可思議な事件が記されている この小さな内海の状況は あのロッブの森と、まったく同じだ 誰もおらず、誰も帰ることがない 恐ろしく、信じたくないことだが これは序の口なのかもしれない 消失が、広がっていくのだとしたら… | |
第7章3節 貯金箱の部屋:本を読むニルス(思い出) |
不可思議な事件が記されている そして、妖精譚に彩られた 古く静かな学園都市から 人々の姿が消えていった 忽然と、着衣だけを残して それはついに止まらなかった ローアンの街が焼かれ 地図から消されてしまうまで | |
第7章3節 貯金箱の部屋:本を読むニルス(思い出) |
凄惨な物語が記されている 金銀と生贄に満ちた幻の国 その興亡は、戦士と共にあった 血の化粧で神の力を得 自らの骨を削り神の武器を得る 人ならぬ戦士たちと共に 今はまったく関係ない話だ | |
第7章5節 2階廊下:洗濯物を運ぶマリー |
大判の本に、料理の知恵が書かれている ハーブ料理は健康によく どれも、とっても美味しい 子供たちのご褒美にもぴったり 例えば、こんな献立はどうかしら 南の国のお母さんのレシピなの だがこれは、ただ思い出の見せる幻である | |
第8章1節 2階の廊下:本を運ぶニスル(思い出) |
妖精の物語が書かれている ああ、妖精が見えるお嬢さん 君ももうわかっただろう? 特別な命の時間ってのは その人自身の、命の時間だけなのさ 誰だって、自分のものでない 時間を生きようとすれば 別の何かに変わっていくのさ だがこれは、ただ思い出の見せる幻である | |
第8章1節 2階の廊下:窓の外を眺めるユーリヤの思い出 |
生命エネルギーの流れる様を 金の枝に模した杖 人の命の時間を、奪い与える触媒である そして人の命の時間は 妖精を過去へ導く | |
第7章1節 第1教室:机でうたた寝するルーリンツ 第8章1節 音楽堂:妖精化したユーリヤ |
花と共に座る妖精のブローチ すり減って、手触りがとても柔らかい | |
第2章 ユーリヤの襟元 第6章1節 2階医務室:ベッドに横たわるユーリヤ 第7章2節 〃 第7章4節 礼拝堂:祈りを捧げるユーリヤ第8章2節 金枝を持ったユーリヤ |
ハーマンがいつもかぶっている帽子 その下には色々なものが隠されている | |
第3章 中庭の木の上 第4章1節 第一教室:黒板の前のハーマン 第4章2節 男子の寝室:ニルスの横の引き出し上 第5章1節 ダニーの頭に乗っている 第5章2節 音楽堂ステージ前:演奏会の準備をするロージャとハーマン 第6章2節 山道:高台で屈むハーマン 第7章1節(3節) 第1教室:机でうたた寝するルーリンツ 第7章2節 1階トイレ:お腹をさするハーマン |
ニルスがいつもかけているメガネ 形がとても気に入っている | |
第3章 第一教室:本を読むニルス 第4章1節 玄関:ロージャに声を掛けるニルス 第4章2節 ニルスの枕元の窓際 第6章1節 崩れた階段の下にあるエレベーター上 第6章1節 雪道:ニルスの衣服 第7章2節 図書室:校長室のドアをノックするニルス 第7章4節 男子の寝室:うなされるニルスと看病するハーマン |
マリーがユーリヤから貰った よい香りのするハンカチ | |
第4章1節:食堂のマリーの思い出 第6章3節 山小屋内:山小屋に入ったロージャと迎えるマリー 第6章3節 マリーとロージャの衣服 第8章1節 礼拝堂:マリーとロージャの衣服 |
あたたかい毛糸の帽子 防寒具のひとつ | |
第6章1節 墓場:柵の中から森の方を見るニルスとロージャ 第6章2節 雪道:行き止まりの崖を見上げるロージャ 第6章3節 山小屋内:山小屋に入ったロージャと迎えるマリー 第6章3節 マリーとロージャの衣服 |
おじいさんが飼っている 妖精を近づけないための猫 だがこれは、ただ思い出の見せる幻である | |
第6章2節雪道:白猫を抱えて怯えるルーリンツ 第6章2節 山小屋周辺:杖を持った老人(思い出) 第6章2節 薪小屋:猫を持って転げるルーリンツ(思い出) |
未完成の物語に登場する 石の少女フィオナの人形 彼女は悪夢の中に現れ 共に逃げてくれるという | |
第4章2節 女子の寝室:ロージャのベッドの上 第7章4節 女子の寝室:ロージャのベッドの中 第8章1節 女子の寝室:ベッドを整えるロージャの思い出 |
妖精への教示が綴られている 止まった時の「振れ」を計り 時振計は、妖精を導く 時が振れ、事象が変わるたびに動き 振れが定まったとき、強い光を帯びる ・強い光を帯びた時振計を 両の手で包むことで 妖精は、異なる時間に移動できる | |
第1章 真っ暗な空間 |
マリーがユーリヤから貰ったハーブ みんなお揃いの瓶に入っている 台所でルーリンツが作っている シチューに入れてみると…? | |
第3章 玄関:マリーとダニーの思い出 第3章 中庭:走るダニーの思い出 第3章 中庭:礼拝堂デッキの下に潜り込んだダニー |
(なし) | |
第4章2節 2階階段前:立ち話をするルーリンツとマリー 第6章1節 地下鉄ホーム:ランタンを持ったルーリンツ(思い出) 第6章1節 螺旋階段:崩れた階段の下を覗き込むハーマンとニルス(思い出) 雪道:左の崖上を見るマリー、ルーリンツ、ハーマン(思い出) |