#author("2017-06-16T18:40:54+09:00","","")
#author("2017-06-16T21:35:34+09:00","","")
様々なテクニック集。

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#contents(fromhere)
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*これだけは覚えておきたい基本テク [#if3d55d9]
**移動・回避・防御編 [#wf38c158]
***小ジャンプ移動 [#t398154a]
有脚型AC(AA以前の四脚を除く)の移動の基本。小刻みなブーストジャンプを織り交ぜながらダッシュするテクニック。

''ブーストダッシュ中にブーストボタンを押し直してジャンプしたら、直ぐにボタンを離す''(ブーストを切る)。~
ACは慣性で空中移動を続けるが、ブーストは消費していないのでエネルギーが回復していく。~
通常の地上ブーストダッシュと比べると、EN効率・回避能力・切り返し能力それぞれが格段に向上し、ブレーキ硬直も回避可能。~

「ダッシュ中に一定のテンポでブーストボタンを押す」ことを意識しよう。押しっぱなしだとそのまま飛びあがってしまうので注意。~
「ブーストジャンプ→ボタン放す→着地したらボタン押しっぱ→ブーストジャンプ→~」という一連の動作を練習しよう。~
「ぴょんぴょん跳ねながら動いている、スキップしている」とイメージすると分かりやすい。

#region(利点と原理を詳しくまとめるとこうなる)
-シリーズ通して、''滞空中は、脚部の消費ENは「待機時消費EN」が適用される''。歩行時に適用される「稼動時消費EN」よりも数値が低い為、空中でブーストを使用していない時は地上で歩行している時よりもEN回復量が大きくなる。
-機動が直線的でなくなることで敵の偏差射撃を撹乱しやすくなり、回避能力が上がる。
-ブーストを使用する時間と使用しない時間が繰り返して存在するため、逆方向への切り返しが素早く行える(ブーストダッシュの場合は若干カーブしなければ切り返しができない)。
#endregion

***サテライト [#y98e18e0]
''目標の方向を向いたまま、目標の周囲を回る機動''。「相手の背後へ回り込む」イメージ。~
「相手の射界から逃げつつ相手を自分の射界に収め続ける」、ACの基本的な回避・攻撃機動。~
''時計回り(左回り)に動きたい場合、左平行移動を入力しながら右旋回''を行う。反時計回りはこの逆。~
小ジャンプ移動と組み合わせて動けるように練習しよう。

対戦では当然相手も同じことを考えるため、互いにぐるぐる回って側面をとりあうドッグファイトが展開される。~
脚部の旋回性能が重要視されるのはこのためだ。

対CPU用の技として、相手の周りを''自機の向きを変えずに回る逆旋回''機動も覚えると便利。~
「①前方地上ブースト→②地上横ブースト→③後方地上ブースト→④地上横ブースト(②と逆方向)」~
このような動きで敵の周囲を旋回し、サイトに目標が入った時だけ攻撃する。敵は大体の場合、こちらの動きを追いきれずに側面や背面を晒す。~
通常のサテライト機動を取り入れて攻撃時間を延ばすのも良い。

相手の背後をとろうとするときに一番気をつけてほしいのは、とにもかくにも「レーダーを見る」こと。回りすぎ注意。~
感覚がつかめないうちに画面の敵機だけに注目していると「回り込む距離が足りずに逆に側面や背面をさらす」「一周して逆に背後をさらす」ことになりかねない。~
ストレートに「敵機の後ろに回り込む」と考えるより、「レーダーの敵影の背後に回り込む」と意識するとよい。

***ポンピングブースト [#j68dfe0f]
ブースタを小刻みに吹かし、一定の高度を保ち続けるテクニック。~
ACは重力の影響を受ける。一度落下速度がついてしまうと、元の高度に戻るには余計にブーストを吹かさなければならない。~
EN消費効率が良くなるポンピングブーストは、長距離飛行や空中戦には欠かせない。

***下向き上昇 [#wf80594b]
初心者は、特に上昇して上の足場へ移動することが苦手な人が多い。大抵は上方の着地点を向きながら上昇し、視点変更が上手く出来ずに上を向いたまま着地しようとしたり、下手に視点を変えている内に到達点を見失ったりチャージングしてしまうのが原因。~
上手く着地するコツは「''下を向きながらチャージングギリギリまで上昇し、下を向いたまま自由落下して到達点へ移動する''」こと。こうすることで着地の安定性は格段に上がるはず。~
特に初代と3の最終面では非常に有効。

***軸無視武器や2次ロック射撃を回避する [#ce122137]
鉄則は''「相手のサイトから出る」''こと。サテライト機動で回り込んだり、オーバードブーストで敵の頭上を飛び越えたり、障害物に隠れたりするのが基本。~
鉄則は''「相手のサイトから出る」''こと。障害物に隠れられればいいのだが、それが出来ない時はどうするか。~
単純に横方向に動くと、その場で旋回した相手にすぐに捕捉される。自分は横移動と視点移動を並行しないといけないが、相手は旋回だけでいい。これでは一方的に撃たれてしまう。~
ここは斜め前方向に前進してみよう。相手は旋回だけでは捕捉が追いつかなくなり、機体移動も合わせて行う羽目になる。こうすれば互いに互角の条件になる。~
この「斜め前に移動する」というのは結構重要。サテライト機動もこの移動を発展させた戦術である。~
他にもオーバードブーストで敵の頭上を飛び越えるのもいいだろう。~

それ以外でも、動き方次第で予測照準を狂わせることが出来る。
-''腰振り'':小刻みに左右平行移動を行い、相手の予測照準を狂わせる。相手に接近するときはこの動きをを忘れないようにしたい。
また、予測照準を狂わせる動き方を考えることも重要だ。~
常に移動先に飛んでくる弾を避けるには、移動先(移動のベクトル)と速度を常に変えつづけ、的を絞らせないようにする必要がある。~
小ジャンプ移動が最重要視されるのは、自然に小刻みに上下移動を繰り返しているためだ。

-''スラローム移動'':小刻みに左右平行移動を行い、相手の予測照準を狂わせる。相手に接近するときはこの動きをを忘れないようにしたい。
-''踊り・腰振り'':平行移動を互い違いに連続入力する。その場で足踏みをしているように見えることから「踊り」と呼ばれる。単発武器の回避に有効。
-''上下移動でやり過ごす'':平行移動と同じく、小刻みな上下移動(=小ジャンプ移動)を繰り返していれば、攻撃は頭上を飛び越えていくか、地面に当たる。~
ある程度の高度をとって落下すればミサイルもかわせる。
-''上下移動でやり過ごす'':平行移動と同じく、小刻みな上下移動(=小ジャンプ移動)を繰り返していれば、攻撃は頭上を飛び越えていくか、地面に当たる。ある程度の高度をとって落下すればミサイルもかわせる。

***ミサイルを回避する [#s53414a4]
ミサイルの種類によっては特殊なかわし方が求められるが、ここではミサイル全体に共通するやり方を記載する。

-''三種の神器「デコイ・迎撃装置・障害物」は全てのミサイルに共通して有効。''
--デコイはとにかく優秀。射出後に体当たりして壊さないように注意。また、2系では既に飛行中のミサイルを引きつけることはできない(後出しはできない)。
--迎撃装置はシリーズによって性能差が激しいものの、各作品につき一つは対戦でも使いやすいものが用意されている。また、コアに搭載された迎撃機銃は意外と役に立つ。過信は禁物だが、最後まで諦めてはいけない。
--最も確実なのは障害物にぶつけてしまう処理方法。狭い場所にはミサイルを持って行かないように。

-三種の神器が使えないなら、''「引きつけて切り返す」。''
--一方向に平行移動してから、逆方向にブーストで平行移動する。大体のミサイルはこれで避けられる。
--上昇してから自由落下してもいい。タンクを使っている時はこの手段が生命線になる。


**攻撃編 [#ya0d98df]
***相手によって戦闘距離を変える [#xf7f0c86]
テクニックというより、アクションゲーマーとしての常識的な物だが、熱くなると忘れがちになる。

考えてみてほしい。自分がミサイルやスナイパーライフルを使っているとき、相手にされると嫌な行動は?~
マシンガンと広角FCSを使っているときに相手にやられると鬱陶しくなる動きはなんだろう?~
この嫌な行動を自分がすればいいのだ。
敵がミサイルを撃って来るなら、ロックオンが難しくなるように近づけばいい。ロックオンできなければミサイルは撃てない。~
マシンガンを撃ってくるなら、距離をとってロック距離から逃れればいい。マシンガンの射程は短い。~
この嫌な行動を自分がすればいいのだ。敵がミサイルを撃って来るなら、ロックオンできないように近づいて回り込む。マシンガンを撃ってくるなら、距離をとってロック距離から逃げる。~

大抵の機体には「得意とする距離」というものがある。例えば片方がバズーカを、もう片方がライフルを持っているとする。~
2人のスキルにもよるが、2機が近距離で真っ向から打ち合えばバズーカ持ちが火力で押し切るだろう。~
少し距離を離して打ち合えば、弾速の遅いバズーカは避けやすくなり、逆に連射速度と弾速で勝るライフル持ちが有利になる。

ミッションで「鈍いが、堅くてミサイルを雨あられと撃ってくる」敵が出た場合は、デコイをばら撒いて撃ち合うのもいいが、それよりは懐に潜り込んでブレードで突いた方が遥かに短時間かつ安上がり(勿論、無理に接近する途中に被弾しまくっては意味がないが…)。

''敵の武装を観察し、敵の武装が機能不全を起こす距離を割り出し、そこに移動して的確な攻撃を加えよう''。これはミッション・対戦を問わない。

***引き撃ち [#ha57eca0]
読んで字の如く、''前を向いてバックしながら射撃すること''。勿論ブーストダッシュと組み合わせる。~
敵は逃げるこちらを真っ直ぐ追いかけることになるので動きが単調になり、ロックオンサイト内に捉えやすい。更に敵機はこちらの攻撃との相対速度が大きくなるため、攻撃を避けづらくなる(=こちらの攻撃が当てやすくなる)。

基本的には速度で勝る側の戦術。鈍足機で迂闊にやるといい的になる。~
難易度が低く初心者でも手軽に行える機動だが、夢中になって障害物に引っ掛かったり、エリアオーバーしないように注意。領域内をフルに使って輪を描くように後退しよう。~

***左腕装備の仕様を理解する(3以降) [#yb89d32f]
-''シリーズ共通''
--右腕銃を前に向ける右腕と異なり、左腕は下がっている。射撃武器を装備している場合、左腕武器ボタンを押してから、腕を持ち上げて発砲するまで0.5秒ほどのタイムラグが発生する。
-''3系''
--左腕射撃武器にはロックサイトの概念が無く、右腕・背中の射撃武器のサイトを共有する。つまり、たとえ左腕がスナイパーライフルでも右腕にマシンガンを持てば、広大なサイトでスナイパーライフルを運用できる。
-''N系''
--左腕武器にもロックサイトの概念が追加され、サイトの大きさは右腕・背中それぞれのサイトと左腕のサイトを足して割った大きさになる。このため、左腕にサイトの大きな武装を持っておけば、サイト全体の大きさを拡大できる。

**引き撃ち [#ha57eca0]
読んで字の如く、''前を向いてバックしながら射撃すること''。勿論ブーストダッシュと組み合わせる。~
敵は逃げるこちらを真っ直ぐ追いかけることになるので動きが単調になり、ロックオンサイト内に捉えやすい。更に敵機はこちらの攻撃との相対速度が大きくなるため、攻撃を避けづらくなる(=時期の攻撃が当てやすくなる)。

基本的には速度で勝る側の戦術。鈍足機で迂闊にやるといい的になる。~
難易度が低く初心者でも手軽に行える機動だが、夢中になって障害物に引っ掛かったり、エリアオーバーしないように注意。領域内をフルに使って輪を描くように後退しよう。~

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*応用テクニック [#q78515bc]
**移動・回避・防御編 [#za6bd0cf]
***地形を上手く使う [#h196859f]
障害物に隠れれば、相手の攻撃は届かない。いわゆる「射線切り」というやつである。~
逆に、障害物は自由な移動の妨げにもなる。戦闘中に引っ掛かってしまえば集中砲火を浴びるだろう。~
戦闘中は常に間近の障害物を意識すること。障害物とはなにも、建物や岸壁だけを指すのではない。わずかな高低差の砂漠の稜線や、踊り場へ続くスロープも有効な障害物になるのだ。

垂直ミサイルの発射は対CPUハメ技の常套手段。対戦ではあくまで嫌がらせにしかならないが、それでも十分嫌らしい。~
障害物の裏に陣取る敵を叩くときは注意。飛び出しざまにグレネードをぶち込まれるかもしれない。怪しいところではさっと飛び出てすぐに戻る、フェイントを心がけるように。

***オーバードブーストを駆使する(2以降) [#xd2359e8]
単純な長距離移動の他にも、様々な活かし方がある。どちらかといえば対戦用か。

-''短距離OB戦術の例''
--素ジャンプの頂点で加速するように発動し、ジャンプすると見せかけて突撃
--滞空中に発動し、急速前進しつつ降下強襲
--着地と同時に加速するように発動し、着地硬直を消す。普通にブーストを吹かして着地するよりも隙が少なく、エネルギーも節約しやすい。
--平行移動中に発動、加速の瞬間に逆方向へ平行移動。これもフェイントになる
-''長距離OB戦術''
--エネルギーMAXからレッドゾーン寸前までフルに使い、平行移動も織り交ぜて引き撃ち機を追撃
--ブーストジャンプと合わせて相手の頭上を取る
-''バックOB''
--通常は前と横にしか動けないOBでどうやってバックするのか? ワザと側面を向けてから加速し、相手から遠ざかるように平行移動するのだ! OBで距離を詰めてくる相手には特に有効。
--バックOB中に逆方向への切り替えしや前進を絡め、無理やりターンするような動きも出来る。ブレードや射突ブレードを狙う際に

***ブースト余剰を使ったスライド機動(2以降) [#vb246eac]
OBやエクステンションブースタを使用した後に残る謎の慣性を利用した機動。どんなものかは実際に体験した方がわかりやすい。~
OBを起動中にブーストジャンプを行い、''空中でOBを切る。この時移動ボタンは押さず、ニュートラルの状態にすること。''~
すると、OB終了後も機体はそのままの速度で慣性移動し、着地後も少しの間滑る。これが俗に''OB余剰''とか''OBスライド''などと呼ばれる現象である。これを使えば同じ移動距離分OBを吹かすよりもEN消費が少なくなる。

エクステンションブースタ、特に平行移動のできるバックブースタを使用した場合もごくわずかながら余剰が発生する。~
このスライド中にも素ジャンプをすることが出来る(''スライドジャンプ'')。''エクステンションブースタはあらゆる硬直を消すことができる''ため、ここからOBを空中発動すれば機動力を大幅にる。

''余剰は旋回とジャンプ以外の移動動作を入力するとキャンセルされる。''~
逆に言えば旋回・ジャンプ・攻撃はいつも通りできる。OB余剰中にポンピングブーストをすればそれだけ飛距離を伸ばせる。ターンブースタと組み合わせれば高速移動→高速旋回→即攻撃も可能。~
うまく使えばかなりの長距離をOBで飛ぶことができるようになる。対戦はもちろんミッションでも役立つ。

なお、LRではOB加速力が低いコアほど余剰が長持ちする。

***フロートの無限ブースト(2以降) [#v204f05f]
フロート脚部の独特な仕様を利用した裏ワザ。~
フロートは移動操作終了後に慣性が付く(滑る)。ブーストダッシュ終了後も僅かに滑り、それからブレーキ動作が入る。~
エネルギーはブーストボタンを離した直後から回復するため、この「僅かな滑り」の間に再度ブーストダッシュを入力する事で、EN消費を押さえてダッシュを続けることができる。これを素早く繰り返せばENを殆ど消費しない連続ダッシュが行える。~
OBとも組み合わせが出来る。特にN系ではOBの準備熱を無効化できる。

ただし、タイミングはとてもシビア。速いとブーストジャンプに移り、遅いとブレーキ硬直してしまう。~
安定して連続ダッシュするためにはかなりの練習が必要となるが、フロートをガチ対戦で使用するならば習得は必須。

このテクニックをマスターしたならば「プラズマ特攻フロート」「超高速剣豪」といった面白い戦術も取れる。~
ちなみにソフトバンク刊のAC3攻略本では平然とこの「プラズマフロート」が記載されていた。初心者になんてものを勧めるんだ。

**攻撃編 [#cf38481c]
***ミサイルの性能を知る [#s3715fff]
''パーツパラメータの射程距離は、あくまでも「ロックオンが可能な範囲」を示しているのであって「ミサイルが飛ぶ距離(航続距離)」そのものを示しているわけではない''。
ものによっては航続距離が射程距離とほぼ等しいか、わずかに下回るものもある。~
これを射程ギリギリから撃っても、敵機が後退してしまえば絶対に当てられない。~
航続距離は実際に使って確認してみるしかない。

また、''ミサイルは対処法を知っている相手には確実に回避される''。~
機体の機動力が乏しい2系や、微妙な仕様変更でとにかく避け辛いLRPでも同じだ。~
誘導性能を過信することなく、それぞれのミサイルごとに有効な撃ち方を知ることが大切。


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[[アーマード・コア シリーズ/AC若葉講座 PS・PS2タイトル編]]