#author("2018-04-12T13:55:25+09:00","","")
[[TRPGログ]]

#setlinebreak(on)

【ミドルフェイズ7 ~年が明けて状況精査~】

GM:あけましておめでとうございます!あけましておめでとうございます!アヒャヒャヒャヒャヒャッ!
リュウ:あけましておめでとうございます
リュウ:遂にこの日がやってまいりましたネGM殿
GM:年末にね、もう一回やろうと思ったら次の土日がクリスマスイブとクリスマス当日だったので空気を読んで諦めたらKONOZAMAさ!
風間サスケ:ひさしぶりですぎて、チェスバトルと潜入したくらいしか覚えてない
リュウ:不穏な空気は覚えてますよ
GM:準備フェイズ、例によって追記があるのでわざとまだあげてなかったんですが、流石に期間が空き過ぎてるか
GM:えー、ではざっくり確認
GM:現在3日目まで終了
GM:初日:シュピルドーゼの説得終了、サスケ&ミーナペア自由民と接触。勧誘されるも、これを保留、新型絶対奏甲キューレヘルトを目撃する
GM:二日目:リュウペア、トロンメイル説得に赴くも謎の塩対応を受け「あなたは自分のこの国での評価を知るべき」と言われる。サスケ&ミーナペアが説得を行い説得完了
GM:三日目:リュウペア、ヴァッサマインを訪問、ツムギと白銀と雑談、新型の開発状況などを視察。サスケ&ミーナペア。現世騎士団と接触、評議会の特使として迎えられ、協力を取り付けることに成功。
GM:その際に、ビャクライから謎の番地のナンバーを渡され、二人のみでその施設に突撃。謎の地下施設で謎の絶対奏甲とそれを管理していると思わしき集団を目撃
GM:侵入したことがバレるという危機に陥るも、サスケのウルトラCにより脱出成功
GM:現在こんな状況です
GM:ざっくりですが、思い出していただけたでしょうか?
風間サスケ:だいたいわかった!
リュウ:うん、覚えてたことと相違ないです
GM:ちなみに追記部分はこの三日目のサスケミーナペア離脱後のイベント部分です。今日のセッションの清書が終わったら告知して一緒にうpしてから読んでおいてね!

尚、結局GMの多忙につきしばらくあげられなかったりする

GM:では、四日目。説得日数も残り二日目、残存説得勢力 2つ という状況から再開となります
GM:そして、この4日目の午前中は強制イベントから開始。両ペアともに強制参加です

【ミドルフェイズ6 ~交渉4日目①~】
シーンプレイヤー:全員

GM:その日はやけに静かな朝だったと、当時の人間に聞くとそろって答える。
GM:その後の嵐が記憶を掠れさせてしまうのだろうが、何にせよその日は抜けるような晴天だったことだけは明らかである---
PC1:吉報か凶報か…
GM:視点はサスケ、ミーナペアが逃げ出してきたシーンから直接続く
GM:夜中、施設から逃げ出した君達だったが寮に戻ってくる頃には夜が明けてしまっていた
ミーナ:「はぁ……生きた心地がしなかったわ」
風間サスケ:「あれはやばかったでござる。とんでもない厄ネタを掴んじまったでござるよ…」
ミーナ:「ビャクライって言ったかしら、あの英雄。私たちの事はめようとしたんじゃないでしょうね」
風間サスケ:「見つかったのは拙者らのミスが由縁でござるからなぁ…」
GM:「そうね、私たちっていうより私のミスね、他人のせいにするのは傲慢だったわ……反省する」
ミーナ:「サスケもごめんなさい。危険に巻き込んでしまったわ」
風間サスケ:「いやいや何をおっしゃる。拙者とミーナ殿は一心同体。どちらがどうとかではないのですよ」
風間サスケ:「一先ずは昨晩の服は処分しつつ、リュウ殿あたりに相談してみようかと」
ミーナ:「そうね……誰かに相談するべきよね……」
風間サスケ:「かの御仁がこの件を知っていたのなら拙者らと一緒に土下座行脚をしてはいないでしょうから」
ミーナ:「でも、相談するべきなのは本当に彼なのかしら……」
リュウ:おや?
リュウ:まあなぁ
リュウ:サスケとミーナを見殺しにしようとした実績あるし
風間サスケ:「他にどなたか心当たりが?正直評議会まわりは拙者さっぱりなので」
風間サスケ:あったね…
リュウ:1話目から、だからこの流れは必然だったのだろうか
GM:厳密には見捨てようとしたのはミーナじゃなくてブリギットですけどね
リュウ:墜落したとき完全に見捨てようとしてたワン
ミーナ:「だって!おかしいじゃない。あんな大規模施設を持った組織よ?評議会が知らない筈がない、どんなに低く見積もっても国がバックに居る」
風間サスケ:「むぅ…それは確かに…」
ミーナ:「リュウさんは評議会の人間よ、もしかしたら私たち、虎の口に首を突っ込んでるんじゃ……」
GM:ミーナの顔色がサッと青くなり震えるように自らの肩を掴んだ
風間サスケ:「落ち着くでござる。評議会も一枚岩でないのはミーナ殿もご存じのはず」 だったよね?
GM:はい。一応。そのための土下座巡業ですから
リュウ:「おや、サスケにミーナ。戻ったのか」
ミーナ:「……ッ!?」
風間サスケ:「ただいまでござる。現世騎士団の方は協力を取り付けれたでござる。そっちのほうは?」
GM:突然のリュウの登場にミーナが飛び上がるようにして振り返る
リュウ:「?」
リュウ:「ああ、ヴァッサマインに行ってきた」
ミーナ:「お、おはようございます。すみません。突然だったものでちょっと驚きました」
風間サスケ:「ミーナ殿は二日酔いで余り具合がよくないのです。何卒ご容赦を」
リュウ:「なんだいきなり?。私は悪代官か何かか・・・?」
リュウ:「いや、いい。ヴァッサマインに行ったのは他でもない」
リュウ:「あの青い絶対奏甲を公表するためだ」
ミーナ:「いえ。そんなことは……サスケ、余計な事は言わなくていいの(笑顔でマフラーをギリギリと引っ張る)」
風間サスケ:「グゲゲゲゲ…ついに決めたのでござるか。あの機体さえあれば百人…いや千人力でござろう」
風間サスケ:顔を青くしつつ
リュウ:「まだ使うつもりはないぞ」
リュウ:「あくまでもあの障壁を破るための材料だ」
リュウ:「(それがわかってさえしまえば・・・)」
はっぱさま:「そうか、決めたか人間」
GM:突如、三人の頭上から声が降ろされる
風間サスケ:「勝ちの目があるのなら各国との交渉の難度も下がりそうですな…っておひさしぶりです」
リュウ:「・・・ユグドラシル」
GM:厳かな声を出しながら、歩く脚は止まらず。体はメスネコの事を追いかけているはっぱさまが三人の視界に収まる。
リュウ:はっぱさま・・・
風間サスケ:「ちゅーる食べるでござるか…?」
風間サスケ:ひどい…
リュウ:ライフルで撃ち抜くぞ
GM:「まぁ、吾輩はわかっていたとも……人とは力にはあらがえぬ生物だ……ちょっと、まってよかのじょー、ほら吾輩今超かっこつけてるところだからさー」
メスの三毛猫:「フーッ!」
リュウ:「・・・(目を閉じながら)」
はっぱさま:「……わかっていた、この結果はな。だが、これで100年前の悲劇が繰り返され……そんな……おじんは嫌いよ、って」
はっぱさま:「吾輩まだピチピチの200歳だもんッ!!……あっ!?」
GM:雌猫に威嚇され足を滑らせて塀の上からボテンと音を立てて落ちるはっぱさま
リュウ:「私には女王種の障壁を破る方法を思いつけなかった。だが、クロイツゼクストの障壁と同じものだとすれば、破る方法を調べることができる」
はっぱさま:「だが、その時間はあるのかな?人間よ」
GM:何事もなかったかのように立ち上がって悲しみを湛えた瞳でリュウを見上げるはっぱさま
GM:その悲しみが雌猫にふられたことによるものか、それともリュウの決断、ひいてはアーカイアの未来を憂いての事か、それは誰にも分らない
リュウ:「時間は少ないが、ゼロではない!」
リュウ:「やれることはやる!そしてやってみせる!」
リュウ:「(ヴァッサマインの少女の瞳、私は・・・やらなければならないんだ・・・ッ!)」
はっぱさま:「……それでも、それでもなのだ。英雄ではアーカイアは救えぬ。そういえばサスケ、土管娘、精進しておるか?」
はっぱさま:ちょいちょい、と手で貢物を要求しながらはっぱさまの視線が呆れる視線を送るミーナ達の方に向けられる
風間サスケ:「そのつもりではあるのですが、最近は判断が難しい場面が多く…お恥ずかしい」
風間サスケ:ゲソにチーズにちゅーるをぽんと
ミーナ:「何なの?勇者、勇者って……英雄と何が違うって言うの?」
はっぱさま:「ふむ、そうな……では話してやろう」
風間サスケ:「ありがたいでござる…」
はっぱさま:おつまみをハムハムとしながら中年のおっさんのように寝転がるはっぱさま。
はっぱさま:「英雄とは戦うもの、殺すもの、変えるもの、つまり、生きようとするもの。言い換えれば敵を倒す者のことだ」
はっぱさま:「これは誰にでもなれる。いや、ある意味ですべての人間が英雄と言える。人の営みとはすなわち争う事だからだ」
風間サスケ:「……」
はっぱさま:「前大戦の時、吾輩にとある英雄は言った『アーカイアでも現世でも関係はない。人生は戦いだ』と」
はっぱさま:「『どこにいても戦は起こる、人は死ぬ。ならば私は祖国の為に、大切なものの為に戦いたい』と」
はっぱさま:「だが、それでは駄目なのだ、それでは悲劇が起こる。それでは同じことが延々と繰り返される」
はっぱさま:「同じ悲劇が、【人の営み】が繰り返される」
風間サスケ:「では、一体どうすれば良いのですか。戦わずに死ぬのが正解だと…?」
はっぱさま:「勇者とは……現状を変えるもの、悲劇に立ち向かうもの、運命に抗うもの、宿命の妨害者、枠組みから外れたもの、何かを救うもの、救世主……いや」
はっぱさま:「サスケ、それでは駄目なのだ。答えは自らで見つけねばならない。でなければ悲劇が訪れる。さぁ……また悲劇が来るぞ」
リュウ:「・・・何?」
GM:はっぱさまがふっと、空を見上げると同時、ズズンッという低い衝撃と共に大広場の方から青い雷光が走る
風間サスケ:「何の光!?」
GM:このはっぱつきけもの!己の肉が骨から削げ落ちるまで戦う!おうごんさまーーーーっ!ばんじゃーーーーーーいっ!!
リュウ:バシッ
風間サスケ:黄金の歌姫がセイラさんみたいなイメージになってきたぞ
GM:同時にあがる怒号と悲鳴
ミーナ:「行くわよサスケ!」
風間サスケ:「合点!」
GM:ミーナとサスケが走り出す。
風間サスケ:「リュウ殿、まだ調査中故はっきりとは申せませぬが、あの絶対奏甲。何者かに狙われておるようです。重々お気を付けて」
風間サスケ:駆け出す
リュウ:「馬鹿!そういうことは早く・・・!チッ、ひとまずイーディスと合流しなくては・・・!」
GM:3人の耳に届く遠くの声はこうだ
GM:「シュピルドーゼ側からの強制アクセスです!」「絶対に通させるな!」「駄目ッ、奏甲をはやくッ!」
風間サスケ:本当に遅かった
リュウ:何?シュピルドーゼからだと?
GM:リュウが、広場に向かったサスケ達と逆方向に向かって走り出す。その背中に悲しげなはっぱさまの声が投げかけられる
リュウ:あの女王が理由もなくこんな手に出るとは思えん
風間サスケ:いったいなにがはじめるんです?
はっぱさま:「そうだ、人間。いや、英雄。お前は行かぬ方がよかろう、お前の……半身と共に居たいのならば」
リュウ:バッと振り向く
リュウ:「なぜだ?」
GM:だが、そこには青い光の粒子が残っているだけではっぱさまはもう居ない
GM:風に乗ってリュウの耳の奥でリフレインする「お前の……半身と共に居たいのならば」という言葉を残して
リュウ:「・・・大事なことはしっかり伝えろと両親から教わらなかったのか・・・!」

【ミドルフェイズ6 ~交渉4日目説明中~】
リュウ:じゃあ
リュウ:そういうわけで
リュウ:僕は行かないから
風間サスケ:しかたないね
GM:あ、それに関して、GMからアドバイス。リュウさんが言っていた通り、ストーリー的なセリフではかなりはっぱさまはわざとわかりにくい言い方をしているのでPLの参考情報として選択肢を提示します
GM:まず、ここの選択肢は先々の展開に大きな影響を及ぼす選択肢です。所謂ターニングポイントですね
GM:リュウさんに与えられた選択肢は二つ、広場に行くか、行かないか
GM:これは、イコール  イーディスの過去に関して 知るか、知らないか の選択になります
リュウ:・・・
リュウ:ほう
リュウ:まあ結果は変わらん
リュウ:リュウ自身はその行動の結果がイーディスと離れ離れになるか否かでしかない
リュウ:であれば選択肢は一つ
リュウ:絶対に行かない
GM:わかりました。実際の演出的にはイーディスを探し回ってて広場に行けない、って感じですか?それとももうはっぱさまの言葉を信じて積極的に行かないって感じですか?
リュウ:積極的に行かない
GM:ファイナルアンサー?
リュウ:FA
GM:了解しました。では、その演出で続きのストーリーを展開します

【ミドルフェイズ6 ~交渉4日目①~】
シーンプレイヤー:サスケ、ミーナ、イーディス

ミーナ:「なんなの、これ……」
GM:広場に到着したミーナが言葉を失ったように呟く
GM:大広場に到着した君達の目の前に広がっていたのは、大広場に設置された幻糸門から異形の絶対奏甲が無理やり顕現しようとしているところだった
風間サスケ:「なんなのでござるかアレは…」
GM:まだ上半身しか現れていないその奏甲は以前シュピルドーゼで見た例の新型、キューレヘルトだ
風間サスケ:「あの機体…もしや謀反でござるか!防衛隊は何をやっている!」
GM:向こう側でも奏甲に抑えられているのか、時々後ろに後退しながら、しかし確実に、着実に前進してくる
リュウ:自由民・・・!
GM:防衛隊は転移門を中心に囲みけん制するように火砲を構えている
GM:転移門を巻き込んで破壊する可能性があるから攻撃が出来ないんだ
風間サスケ:なるほど
リュウ:なら押し込んで向こう側にやるのが一番やね
???:「ふふふふふっ、あらあら皆様。盛大な歓迎痛み入りますわ」
風間サスケ:「完全に出てくるか、向こう側の機体がなんとかするまで手が出せぬか…」
風間サスケ:知っている声だろうか
???:「でも、そんなに警戒されなくても、我々はただ、皆様のお役に立ちたいだけですのに」
GM:ある。サスケ、君にはその声に聞き覚えがある
GM:ズシンッ。重い音を立ててキューレヘルトがついに転移門から足を現す
GM:と、同時にズルリッ、と音を立てるように現れたものはその場にいる全員の人間の表情を凍り付かせることに十分な力を持っていた
GM:キューレヘルトは小型の機体だ、サイズ的にも構造的にもプルパケーファをベースとする発展機な事は素人目にもわかる
風間サスケ:いったい何自由民の代表なんだ…
GM:その、キューレヘルトに、『3機のリーゼミルヒヴァイスが引きずられて』現れたという、現実離れした状況が当事者の脳に一瞬の空白を産み出す
ミーナ:「なっ!?」
風間サスケ:刃牙で見たことある光景だ!
リュウ:まさか
リュウ:強行突破?!
風間サスケ:「なんという膂力…」
リュウ:シュピルドーゼ側はどうなっているというのだ
GM:キューレヘルトは一切抵抗らしい抵抗を行っていない。三機のリーゼが抑え込もうと必死になっているのを事も無げに引きずって歩いている感じだ
???:「あら、ミーナさん、サスケくん。お久しぶりですね。と、言っても数日ぶりですが、ご壮健でしょうか?」
GM:キューレヘルトのメインカメラが絶句するミーナ達を見下ろし、気軽に声をかけてくる
風間サスケ:「セリアメンテ殿!何故このようなことをなさったのか!ぱふぉーまんすにしてはやりすぎでござろう!」
風間サスケ:名前あってる?
GM:あってますよー
セリアメンテ:「あら、だって私たちは壁の花になるつもりはありませんの。ほら、福祉事業はやはりみんなでやりませんと」
シュピルドーゼ警護部隊隊員A:「このっ!これ以上行かせるか……」
GM:リーゼの一体がキューレヘルトの頭をわしづかみにして引き戻そうとする、軽いエビぞりのような姿勢になるキューレヘルト
セリアメンテ:「……ロートルが。話の邪魔ですね」
リュウ:レギュレーション違反してる機体は強いな…
風間サスケ:「まずい!離れるでござる!」
セリアメンテ:「お二人とも、そこ危ないのでお気をつけて」
風間サスケ:ミーナを引っ張って下がろう下がろう
GM:キューレヘルトが動く、小型機特有のナイフのようなモーション
GM:脚部に懸架された人間数人分はあろうシミターが引き抜かれ、リーゼの頭部へと深々と突き刺さる
リュウ:多分、ミーナはここで先輩と違うことがわかるんじゃないかな
風間サスケ:「っ!」
GM:それと同時、ゲートの中に残っていたもう一つの足が振り上げられるように現れる。上半身をひねるキューレヘルトがコートでも翻すようにリーゼ3機を宙に舞わせトロンメイルに完全に顕現する
GM:自らの重量を支え切れず吹き飛ばされる3機のリーゼが大通りに、倉庫の壁に、転移門の枠にそれぞれ激突する
風間サスケ:車田飛びしてそう
風間サスケ:「戦力のアピールであればもう十分でありましょう!これ以上は悪戯に混乱を招くだけでござる!」
警備隊隊長:「全機構え!所属不明機に告ぐ!貴官はトロンメイルの領土を侵犯して……」
風間サスケ:あわわわ…戦争じゃ…
セリアメンテ:「……ッ!」
GM:キューレヘルトは止まらない。警備隊長の言葉が終わり切る前に低く滑るように突撃、隊長のフォイアロートに肉薄する
セリアメンテ:「判断が遅いです。ここは最前線ですよ?そんなことでポザネオ島の姉妹を助けられると?いいえ?いいえいいえいいえいいえいいえいいえっ!」
セリアメンテ:繰り返される否定の言葉とそれに重なるシミターの打撃音
警備隊隊長:「うわぁぁぁぁっ!」
GM:響く隊長の悲鳴。引き倒したフォイアロートに足をかけたキューレヘルトがフォイアロートのコックピットにシミターを突き付ける
リュウ:サスケ絶対奏甲探さんでええのん?
風間サスケ:やべーやつだよ
風間サスケ:止めに入りたいが機体はあるのだろうか
GM:残念ながらありません。全機警備隊が使ってます。倉庫は徒歩で片道10分くらいかかります
風間サスケ:戻る頃には終わってますね
セリアメンテ:「ふぅ……あら、私としたことがはしたない。はしたない女だと思わないでくださいね。ミーナさん、サスケさん」
GM:心から、心から恥じ入るような声。
GM:それはさながら遊びに夢中になってしまってドレスを汚してしまった令嬢のように。
GM:ちょっとしたいたずらがばれてしまって、自制するかのように。
風間サスケ:「え、ええ……」
GM:狂気の機体が、まるで4コマ漫画のワンシーンのように、コツンっと「反省」と自分の頭を小突く姿が異質さを際立たせる。
風間サスケ:「それで今回は何のご用事で?」 うわきつ
ミーナ:「こんな……こんなことは許されませんよ!セリアメンテさん!」
セリアメンテ:「……?何故でしょうか?」
ミーナ:「何故って……」
GM:ミーナの上半身がぐらりと揺らぐ
風間サスケ:あわてて支える
ミーナ:「お姉様の姉上ならわかるはずです!何故こんな他人を顧みないことを!」
セリアメンテ:「……困り、ましたね」
セリアメンテ:「私たちとしても強硬策は望むところではないのです」
セリアメンテ:「ですが、事は一刻を争います。ポザネオ島の方々は今、この瞬間も命の危機にさらされているのです」
セリアメンテ:「救出には理想論よりも現実的な武力」
セリアメンテ:「英雄の皆様の数は限られています。しかし、我々歌姫でも戦闘を可能とするこのキューレヘルトがあれば、大幅な戦力の増強が図れるでしょう?」
GM:コロコロと、まるで庭園で午後のティータイムを楽しむような声色でセリアメンテが笑う。
GM:物のわからない子供に言い含めるように、出来の悪い教え子にゆっくりと、じっくりと数式を教えるように
風間サスケ:「そうは言っても奏甲乗りの歌姫などあなたがたぐらいでござろう。」
セリアメンテ:「ええ、我々自由民はまだ少数勢力です。私だけ、というのは少々極端に過ぎますが、戦える歌姫は50人といったところです」
風間サスケ:ひいっ
風間サスケ:「決戦まで時間がありませぬ、此度の戦いは有りものでなんとかせねば。」
セリアメンテ:「その通り。「有るものでなんとかしなければなりません」。このようなロートルではなく」
GM:ガインッ
GM:キューレヘルトがフォイアロートのコックピットをシミターで小突く
風間サスケ:偉い人どこなの…早くこのヤバイ人引き取ってください…
リュウ:残念だが、私は絶対に来ないぞ
セリアメンテ:「我々の……」
風間サスケ:「やめるでござる。自由民の意思は理解し申した。」
GM:ガインッ ガシュッ ガインッ ガシュッ
風間サスケ:不定の狂気入ってるじゃないですかやだー!
GM:サスケの言葉をかき消す金属の行軍音
風間サスケ:「……」
GM:新たに雷光をその装甲にまとわせながら転移門から新たなキューレヘルトが出現する
セリアメンテ:「キューレヘルト(冷たい英雄)こそ、今回の大戦を変えるキーなのです」
風間サスケ:もどりましたー
セリアメンテ:「それを『クラリス事件の技術が使われているからといって』運用差し止めでは、話になりません」
リュウ:やはり・・・か
GM:ピクリと、ミーナの表情が凍る
風間サスケ:「『クラリス事件』…?それはいったい…」ちらとミーナの方を見たり
ミーナ:「今……何と?」
風間サスケ:やっぱレギュ違反じゃねえか!
風間サスケ:「なるほど、子細はわからぬが、評議会の横やりが入ったが故にこのような事に及んだのでござるな」
セリアメンテ:「?……危急の事態に運用差し止めでは意味がないと」
ミーナ:「そこではなく!……なんの技術が使われている、と?」
セリアメンテ:「……ああ。なるほど、合点がいきました。ミーナさんはそういえばトロンメイルのご出身でしたね」
セリアメンテ:「で、あればこの機体に対するお気持ちは……」
ミーナ:「わかってない!あなたは絶対にわかっていない!」
ミーナ:「私はあの事件で友人を失いました」
ミーナ:「今でも友人の一人は手にマヒが残って大好きだったピアノが弾けません」
ミーナ:「怪我をした人、失った信頼、私たちが支払った代償を!負った苦しみを!あなたが分かるはずがない!わかっていたら……」
セリアメンテ:「それがなにか?」
ミーナ:「……え?」
セリアメンテ:「先程お話した通りです。私たちの目的はポザネオ島奪還。それ以外は些事です」
セリアメンテ:「重視すべきは、感情ではなく実利。そこのサスケさんならわかっていただけるかしら?」
風間サスケ:「……それはその通りである。だが、多くの人々は感情をもって生きているのでござる。」
セリアメンテ:「困りましたね……」
風間サスケ:「セリアメンテ殿は強い御仁であるようでござるが、多くの者はそうではないでござる。」
イーディス:「その通り、そして弱者を守るために「法と秩序」はあるのです」
GM:終わりのない押し問答を引き裂く鋭い声が広場に響く。どちらも正論、どちらも必要な正義であるのならば、正義の定義は我々が引く、と盲目な秩序の執行者が現れる。
風間サスケ:援軍来た!ありがたい!
リュウ:イーディスが現れるとはな
ミーナ:「イーディスさん?」
風間サスケ:「イーディス殿…上の方はなんと?」
リュウ:リュウさん疎外感ー
風間サスケ:こっちに来て真実を知るのだ…
リュウ:リュウ自身は真実が知れるかどうかは知らないから無理なんだよね
イーディス:「評議会は現場の鎮圧を私に一任したわ。ありがとう二人とも、大変だったわね」
風間サスケ:しかたがないね…
風間サスケ:「かたじけない。ミーナ殿、こちらは一旦休むでござるよ」
セリアメンテ:「評議会の方ですか。手間が省けました。どうです?キューレヘルトは」
イーディス:「素晴らしい性能だとは思います。他の機体に技術をフィードバックすることは有益でしょう」
イーディス:「しかし、それとこの無法は別の問題です」
イーディス:「法は法。やったことの責任はとっていただきます」
セリアメンテ:「あなた一人で?奏甲もなく?」
リュウ:出番なのでは?
イーディス:「はい。元より私は、『そういう訓練を受けているので』」
風間サスケ:(生身で奏甲を…?斯様な技術が存在するのか)
GM:イーディスの歌が広場に広がる
GM:清流のような静かな音程が奏甲のアークドライブのメカニカルな駆動音を上書きしていく
セリアメンテ:「何をするかと思えば……奏甲相手に生身の歌術が通じないことは……ッ?!」
GM:ガゴンッ
GM:ちょうど膝カックンを受けたような形。急に脱力したかのようにキューレヘルトが膝からくずおれて各座する
セリアメンテ:「何……これ……何を、何をしているの!?」
自由民歌姫A:「駄目です、アークドライブの出力が下がって」
イーディス:《奏甲のアークドライブを動かすのも歌術なのはご存知ですね?》
イーディス:《歌術、つまり音です》
イーディス:《絶対奏甲へ届く音を遮断するか、それと同義の事を行えば奏甲は外部からでも停止可能です》
セリアメンテ:「何ですって……」
風間サスケ:「なんという…技ではなく術の領域に達している…」
イーディス:《あなた達の歌術と逆音階の歌をぶつければ音は消えます。評議会をなめないでください》
自由民歌姫A:「このっ!ならお前をッ……!」
リュウ:ここで騎士様の登場とかダメなんですかね
セリアメンテ:「やめなさいッ!人を傷つけることが目的ではありません!」
GM:GM的には出たければ出ても問題のうござんす。出るか出ないかはPLの選択次第
リュウ:マジカー
リュウ:じゃあ出ない
GM:セリアメンテの激も間に合わず。別のキューレヘルトのシミターがイーディスに向かって振り下ろされる
GM:しかし、イーディスは背中に背負っていたチェロを取り出すと弦を奏でる。それと同時、イーディスの姿が掻き消える
風間サスケ:「あれは…幻術なのか…?」
ミーナ:「違う。楽器で歌術を使ってるんだ……私、あれを知ってる」
イーディス:「抵抗は無駄です。投降して評議会の採決を受けてください」
???:(抵抗は無意味です。投降して法廷で裁きを受けなさい!あなたは誰を狙ったかわかっているのですか?)
風間サスケ:すごくいいたかった また幻術なのか…?
GM:イーディスが各座したキューレヘルトに声をかける姿が、ミーナの中の何かと重なる
セリアメンテ:「……わかりました。ここまでやれば十分でしょう。我々としても人を傷つけることは本意ではありません」
イーディス:「賢明な判断です」
???:(敵奏甲の鎮圧に成功しました。パイロットの歌姫の拘束に入ります)
イーディス:「警護隊の方は奏甲の拘束をお願いします。二人とも、ありがとう、助かりました」
GM:イーディスがチェロを片付けながら二人に微笑みかけながら近寄ってくる
風間サスケ:「無事解決したようで良かったでござる。それにしてもイーディス殿、見事な手際でござった。」
GM:サスケから見てもミーナの顔色はさらに悪くなる。
GM:そう、この記憶は思い出しては……
イーディス:「そんな。大した事ないわ。二人のおかげ」
イーディス:「リュウさまは一緒じゃないのね。朝散歩に行かれたからてっきり駆けつけてくると思っていたのだけれど」
風間サスケ:「なにやら思うところあったようで、向こうに残られたのでござる。」
GM:何故、イーディスさんはあんなに後ろ暗そうにリュウさんの事を探しているんだろう
イーディス:「そう、ならよかった」
風間サスケ:「ふむ…何かリュウ殿に思うところでも?直接伝えにくいのであれば拙者らが言付けしますが?」
イーディス:「いいえ。大したことじゃないの。あら?ミーナさん。ブラウスのボタンが一つはずれているわ、どこかで無くしたの?」
???:(あなた、けがはない?大丈夫、そんなに怖がらないで。私は評議会所属の----)
ミーナ:「あ----」
警備隊歌姫A:「見た?あのチェロ……」
警備隊歌姫B:「ええ。じゃあ彼女があの……」
警備隊歌姫A:「嫌ね、評議会はあんな女も今回の作戦の為にかり出すの?」
警備隊歌姫B:「それじゃ、今回のと何が違うって言うのかしら」
警備隊歌姫C:「これじゃ、まさしく5年前の焼き直しね。犠牲者の人が思い出さないといいけど」
風間サスケ:やめろや!
風間サスケ:「ミーナ殿、先ほどから顔色がよろしくない。場所を借りて休憩しましょう」
ミーナ:「ああ------」
イーディス:「どうしたの?ミーナさん?ミーナさん!?」

警備隊歌姫A:「本当に嫌ね、『評議会所属の忌歌使い』なんて」

GM:糸が切れたようにミーナが倒れる。
風間サスケ:「ミーナ殿!ミーナ殿!?くそっ!衛生兵はどこだ!!」
イーディス:「ミーナさん!どうしたの?ミーナさんッ!」
風間サスケ:抱えて救護所までゴー!
GM:サスケが走り出したところで午前中のシーンは終了になります。
GM:予想以上にながかったー
リュウ:と言った感じで今日はおしまいでしょうかねぇ
GM:午前中部分だけで殆ど終わってしまった
GM:えー、で今回のイベントでフラグが立ったので
GM:イーディスの残りの秘匿能力が解放されます
風間サスケ:自分の出番がないのならリュウさんだけでも進めてて良いんじゃ無いかなーと
風間サスケ:おお!
GM:《忌歌使い》と《逆異相歌術》の二つ
風間サスケ:強そうだ
GM:忌歌使いは公式のもので、忌歌が取得できるようになります。
リュウ:言葉から大体の能力はわかりますね
GM:《逆異相歌術》はそのシナリオ中に取得している歌術をキャンセルする能力です。
GM:今までのセッションではあまり使ってきてませんが、イーディスは《特務歌姫》で歌術を任意で3つ取得出来るのでそれと組み合わせて使っていただければ幸いです
風間サスケ:自分のもっている歌と同じ歌を潰すと
GM:そうです。気力×1の判定で任意タイミングで行えます。あとさっきやってましたが奏甲の起動にも割り込めます
GM:相手の機体を強制的に障害モード(全ステータス-20)に追い込めるスキルです。詳細はまた更新しておきますので後日ご確認ください
リュウ:了解です
風間サスケ:いやー!強いけど女王との決戦には必要なさそうだ!ざんねんだなー
GM:今回リュウさん出番少な目で申し訳ない。来るかなーと思ってリュウさん居るバージョンでイベントも用意してたんですが
GM:ちなみに来ないバージョンも先で別イベあるのでご心配なく
リュウ:わーい