様々なテクニック集。



これだけは覚えておきたい超基本テク

小ジャンプ移動

有脚型AC(AA以前の四脚を除く)の移動の基本。小刻みなブーストジャンプを織り交ぜながらダッシュするテクニック。

ブーストダッシュ中にブーストボタンを押し直してジャンプしたら、直ぐにボタンを離す(ブーストを切る)。
ACは慣性で空中移動を続けるが、ブーストは消費していないのでエネルギーが回復していく。
通常の地上ブーストダッシュと比べると、EN効率・回避能力・切り返し能力それぞれが格段に向上し、ブレーキ硬直も回避可能。

「ダッシュ中に一定のテンポでブーストボタンを押す」ことを意識しよう。押しっぱなしだとそのまま飛びあがってしまうので注意。
「ブーストジャンプ→ボタン放す→着地したらボタン押しっぱ→ブーストジャンプ→~」という一連の動作を練習しよう。
「ぴょんぴょん跳ねながら動いている、スキップしている」とイメージすると分かりやすい。

+  利点と原理を詳しくまとめるとこうなる

ただし、移動速度は通常の地上ブーストに比べると遅くなる。状況に応じて使い分けよう。

サテライト

目標の方向を向いたまま、目標の周囲を回る機動。「相手の背後へ回り込む」イメージ。
「相手の射界から逃げつつ相手を自分の射界に収め続ける」、ACの基本的な回避・攻撃機動。
時計回り(左回り)に動きたい場合、左平行移動を入力しながら右旋回を行う。反時計回りはこの逆。
小ジャンプ移動と組み合わせて動けるように練習しよう。

対戦では当然相手も同じことを考えるため、互いにぐるぐる回って側面をとりあうドッグファイトが展開される。
脚部の旋回性能が重要視されるのはこのためだ。

対CPU用の技として、相手の周りを自機の向きを変えずに回る逆旋回機動も覚えると便利。
「①地上前方ブースト→②地上横ブースト→③地上後方ブースト→④地上横ブースト(②と逆方向)」
このような動きで敵の周囲を旋回し、サイトに目標が入った時だけ攻撃する。敵は大体の場合、こちらの動きを追いきれずに側面や背面を晒す。
通常のサテライト機動を取り入れて攻撃時間を延ばすのも良い。

相手の背後をとろうとするときに一番気をつけてほしいのは、とにもかくにも「レーダーを見る」こと。回りすぎ注意。
感覚がつかめないうちに画面の敵機だけに注目していると「回り込む距離が足りずに逆に側面や背面をさらす」「一周して逆に背後をさらす」ことになりかねない。
ストレートに「敵機の後ろに回り込む」と考えるより、「レーダーの敵影の背後に回り込む」と意識するとよい。

ポンピングブースト

ブースタを小刻みに吹かし、一定の高度を保ち続けるテクニック。
ACは重力の影響を受ける。一度落下速度がついてしまうと、元の高度に戻るには余計にブーストを吹かさなければならない。
EN消費効率が良くなるポンピングブーストは、長距離飛行や空中戦には欠かせない。

基本テクニック

移動・回避・防御編

下向き上昇

初心者は、特に上昇して上の足場へ移動することが苦手な人が多い。大抵は上方の着地点を向きながら上昇し、視点変更が上手く出来ずに上を向いたまま着地しようとしたり、下手に視点を変えている内に到達点を見失ったりチャージングしてしまうのが原因。
上手く着地するコツは「下を向きながらチャージングギリギリまで上昇し、下を向いたまま自由落下して到達点へ移動する」こと。こうすることで着地の安定性は格段に上がるはず。
特に初代と3の最終面では非常に有効。

射撃を回避する

鉄則は「相手の攻撃範囲=ロックサイトから出る」こと。障害物に隠れられればいいのだが、それが出来ない時はどうするか。

単純に横方向に動くと、その場で旋回した相手にすぐに捕捉される。自分は横移動と視点移動を並行しないといけないが、相手は旋回だけでいい。これでは一方的に撃たれてしまう。
ここは斜め前方向に前進してみよう。相手は旋回だけでは捕捉が追いつかなくなり、機体移動も合わせて行う羽目になる。こうすれば互いに互角の条件になる。
この「斜め前に移動する」というのは結構重要。サテライト機動もこの移動を発展させた戦術である。
他にもオーバードブーストで敵の頭上を飛び越えるのもいいだろう。

また、予測照準を狂わせる動き方を考えることも重要だ。
常に移動先に飛んでくる弾を避けるには、移動先(移動のベクトル)と速度を常に変えつづけ、的を絞らせないようにする必要がある。

ミサイルを回避する

ミサイルの種類によっては特殊なかわし方が求められるが、ここではミサイル全体に共通するやり方を記載する。

攻撃編

相手によって戦闘距離を変える

テクニックというより、アクションゲーマーとしての常識的な物だが、熱くなると忘れがちになる。

考えてみてほしい。自分がミサイルやスナイパーライフルを使っているとき、相手にされると嫌な行動は?
マシンガンと広角FCSを使っているときに相手にやられると鬱陶しくなる動きはなんだろう?
この嫌な行動を自分がすればいいのだ。敵がミサイルを撃って来るなら、ロックオンできないように近づいて回り込む。マシンガンを撃ってくるなら、距離をとってロック距離から逃げる。

大抵の機体には「得意とする距離」というものがある。例えば片方がバズーカを、もう片方がライフルを持っているとする。
2人のスキルにもよるが、2機が近距離で真っ向から打ち合えばバズーカ持ちが火力で押し切るだろう。
少し距離を離して打ち合えば、弾速の遅いバズーカは避けやすくなり、逆に連射速度と弾速で勝るライフル持ちが有利になる。

ミッションで「鈍いが、堅くてミサイルを雨あられと撃ってくる」敵が出た場合は、デコイをばら撒いて撃ち合うのもいいが、それよりは懐に潜り込んでブレードで突いた方が遥かに短時間かつ安上がり(勿論、無理に接近する途中に被弾しまくっては意味がないが…)。

敵の武装を観察し、機能不全を起こす距離を割り出し、そこに移動して的確な攻撃を加えよう
これはミッション・対戦を問わない。

引き撃ち

読んで字の如く、前を向いてバックしながら射撃すること。勿論ブーストダッシュと組み合わせる。
敵は逃げるこちらを真っ直ぐ追いかけることになるので動きが単調になり、ロックオンサイト内に捉えやすい。
更に敵機はこちらの攻撃との相対速度が大きくなるため、攻撃を避けづらくなる(=こちらの攻撃が当てやすくなる)。

難易度が低く初心者でも手軽に行える機動だが、夢中になって障害物に引っ掛かったり、エリアオーバーしないように注意。領域内をフルに使って輪を描くように後退しよう。

張り付き

引き撃ちとは逆に、敵機との距離を詰め、近距離戦を挑むスタイルのこと。
常にロックサイトの外へ外へと移動し、ロックお断りの勢いで動き続けることが求められる。
当然、それだけの高機動を可能とするアセンブルも行わないといけないので、引き撃ちに比べて難易度はかなり高い。

上手くはまれば、機動力に劣る敵機を一方的に蹂躙できる。
サテライトに逆旋回、ジャンプからのトップアタックなど、あらゆる戦法を駆使しよう。

左腕装備の仕様を理解する(3以降)

戦術編

レーダーをよく見る

特に初心者はレーダーの存在を忘れ、延々目前の敵を求めて彷徨ってしまうことが多い。
一対一の対戦ではともかく、ミッション中はレーダーを常に意識すること。
目の前の敵を排除したらとりあえず眺めてみよう。思わぬ奇襲を受けにくくしたり、効率の良い攻撃ルートを見極めることが出来る。

「何処に行けばいいかわからなくなった!」という事態も少なくなるだろう。

各個撃破に努める

ほとんどのミッションでは、自機一機で、下手をすると数十機の雑魚敵を相手にする必要がある。
もし複数の敵に出くわしたら、まずは距離を取って囲まれないようにしよう。それから倒すべき敵を見極め、確実に始末していくこと。
これも初心者にありがちなことだが、とにかく最初に目についた敵を倒そうとして突撃してしまうのは自殺行為に他ならない。

倒すべき敵を選ぶ目安は、以下を参考にしてほしい。


応用テクニック

移動・回避・防御編

地形を上手く使う

障害物に隠れれば、相手の攻撃は届かない。いわゆる「射線切り」というやつである。
逆に、障害物は自由な移動の妨げにもなる。戦闘中に引っ掛かってしまえば集中砲火を浴びるだろう。
戦闘中は常に間近の障害物を意識すること。障害物とはなにも、建物や岸壁だけを指すのではない。わずかな高低差の砂漠の稜線や、踊り場へ続くスロープも有効な障害物になる。

垂直ミサイルの発射は対CPUハメ技の常套手段。対戦ではあくまで嫌がらせにしかならないが、それでも十分嫌らしい。
障害物の裏に陣取る敵を叩くときは注意。飛び出しざまにグレネードをぶち込まれるかもしれない。怪しいところではさっと飛び出てすぐに戻る、フェイントを心がけるように。

また、室内の隅っこに引っ込んだり、下からは攻撃が当たらない高所に陣取る籠城戦術も有効な場合が多々ある。
弱い敵が無限沸きするミッションでは、部屋の隅っこに陣取り、視界に入った敵を片っ端から撃破していく戦法が単純にして強力。

敵機の上を取る

敵より高所に陣取ることは古来から兵法の常である。ACシリーズでもトップアタックは強力だ。
攻撃側は下を向いて滞空しながら撃ちまくるだけでいいが、地上側は上を見ると周囲がほとんどわからなくなるし、自機の背中で敵機も見づらくなる。
「上方向への引き撃ち」と考えると強さも理解しやすいだろう。実際、視点移動が難しいPSP作品の大会では無限飛行アセンが凶悪な強さを発揮した。
もちろん、飛び過ぎてチャージングしたというマヌケなオチをつけないように。

さて、対戦相手やCPUがこれをしてきたときはどうすればいいのか。
一番簡単なのは、相手に向かって突撃し、下を潜り抜ける股抜き。こうすれば相手は旋回に時間を取られる。

オーバードブーストを駆使する(2以降)

単純な長距離移動の他にも、様々な活かし方がある。どちらかといえば対戦用か。

ブースト余剰を使ったスライド機動(2以降)

OBやエクステンションブースタを使用した後に残る謎の慣性を利用した機動。どんなものかは実際に体験した方がわかりやすい。
OBを起動中にブーストジャンプを行い、空中でOBを切る。この時移動ボタンは押さず、ニュートラルの状態にすること。
すると、OB終了後も機体はそのままの速度で慣性移動し、着地後も少しの間滑る。これが俗にOB余剰とかOBスライドなどと呼ばれる現象である。これを使えば同じ移動距離分OBを吹かすよりもEN消費が少なくなる。

エクステンションブースタ、特に平行移動のできるバックブースタを使用した場合もごくわずかながら余剰が発生する。このスライド中にも素ジャンプをすることが出来る(スライドジャンプ)。OBの空中発動に繋げれば機動力を大幅に上げられる。
エクステンションブースタはあらゆる硬直を消すことができることも覚えておきたい。硬直消しとスライドジャンプを同時に行えれば行動の幅が広がるだろう。

余剰は旋回とジャンプ以外の移動動作を入力するとキャンセルされる。
逆に言えば旋回・ジャンプ・攻撃はいつも通りできる。OB余剰中にポンピングブーストをすればそれだけ飛距離を伸ばせる。ターンブースタと組み合わせれば高速移動→高速旋回→即攻撃も可能。
うまく使えばかなりの長距離をOBで飛ぶことができるようになる。対戦はもちろんミッションでも役立つ。

なお、LRではOB加速力が低いコアほど余剰が長持ちする。

フロートの無限ブースト(2以降)

フロート脚部の独特な仕様を利用した裏ワザ。
フロートは移動操作終了後に慣性が付く(滑る)。ブーストダッシュ終了後も僅かに滑り、それからブレーキ動作が入る。
エネルギーはブーストボタンを離した直後から回復するため、この「僅かな滑り」の間に再度ブーストダッシュを入力する事で、EN消費を押さえてダッシュを続けることができる。これを素早く繰り返せばENを殆ど消費しない連続ダッシュが行える。
OBとも組み合わせが出来る。特にN系ではOBの準備熱を無効化できる。

ただし、タイミングはとてもシビア。速いとブーストジャンプに移り、遅いとブレーキ硬直してしまう。
安定して連続ダッシュするためにはかなりの練習が必要となるが、フロートをガチ対戦で使用するならば習得は必須。

このテクニックをマスターしたならば「プラズマ特攻フロート」「超高速剣豪」といった面白い戦術も取れる。
ちなみにソフトバンク刊のAC3攻略本では平然とこの「プラズマフロート」が記載されていた。初心者になんてものを勧めるんだ。

攻撃編

「軸」を意識する

特に初代やLRで話題に上がる「軸」と言う概念。これは何を指すのだろうか?
実の所、この概念は多種多様な解釈や表現が入り混じり、レイヴン間での最大公約数的な見解が存在しない。
なので、本項での解説も絶対的な物ではなく、大まかなものであることを理解してほしい。

「軸」は大きく分けて2つある。

自機と敵機が真正面で向かい合っているなら、射撃すれば必ず命中する。自機の射線軸が、敵機の機体軸を正確に指しているからだ。
自機と敵機が、てんでバラバラな動き方をしているとしよう。この状態では自機の射線軸が敵機の機体軸に一致しないため、射撃してもまず命中しない。どうにかして射線軸を機体軸に合わせる必要がある。

ここで、ロックオン時の補正が重要になる。AC界では、補正が強い武器を「軸無視武器」、弱い武器を「軸武器」と呼んで区別する。
基本的に「軸武器」「軸無視武器」の概念はダブルロックオンが存在しないPS三部作特有のものだが、PS2以降のシリーズでも「2次ロック時の照準補正が悪い(2次ロックしても相手をあまり追わない)」という形で存在している。

軸無視武器は、ロックオンさえしていれば、敵機の未来位置を予測して非常に精度の高い偏差射撃を行う。これはすなわち「自機の射線軸を敵機の機体軸に勝手に合わせてくれる」と表現できる。
一方、軸武器は偏差射撃の精度が弱い。「自機の射線軸を敵機の機体軸に合わせてくれない」のだ。つまりはロケットを使うときのように、自分で細かい照準をしないといけない。ロックサイトの中央に目標を捉えるのではなく、例えば左平行移動をしている敵を撃つときは、サイトの右端に捉える必要がある。

2つの軸を合わせる、つまり射線軸を機体軸にしっかりと向けることを意識すると命中率がグンと上がる
軸は3Dゲーム全体に共通する概念でもある。『バーチャロン』でライデンを使った人なら「置きレーザーのことか」と思ってくれればいいし、『エースコンバット』を遊んだ人なら「後ろからミサイルを撃たないと当たらないのと同じか」と考えてくれればいい。
軸武器を使うときだけではなく、軸無視武器やミサイルを使うときにも軸を意識すると、無駄撃ちを抑えることにつながる。

ミサイルの性能を知る

パーツパラメータの射程距離は、あくまでも「ロックオンが可能な範囲」を示しているのであって「ミサイルが飛ぶ距離(航続距離)」そのものを示しているわけではない。 ものによっては航続距離が射程距離とほぼ等しいか、わずかに下回るものもある。
これを射程ギリギリから撃っても、敵機が後退してしまえば絶対に当てられない。
航続距離は実際に使って確認してみるしかない。

また、ミサイルは対処法を知っている相手には確実に回避される
機体の機動力が乏しい2系や、微妙な仕様変更でとにかく避け辛いLRPでも同じだ。
誘導性能を過信することなく、それぞれのミサイルごとに有効な撃ち方を知ることが大切。

レーザーブレード入門

地上でブレードを振ると、僅かに前進しながら切りつける。この時僅かに敵を追尾するブレードホーミングが発生する。
2以降は前進速度がかなり早くなり、踏み込む距離も長くなった。タンクでの緊急回避動作にも使える。
また、前進入力しながら振ると踏み込む距離が僅かに長くなり、リロードも少し早くなる。ミッションで便利。

空中で振ると、その場で振り払う。敵機を近距離でロックサイトに捉えていれば、縦方向も含めて敵を追尾する強力なブレホが発生する。
ブレホの動き方は頭部COM・腕部の追尾性能・FCS・ブースターの出力によって異なる。
作品ごとに癖も異なる。SLでは過剰に敵機の未来位置を参照するため、少々当てづらい。
NX、NB、FFでは完全に消滅したため、ブレードの使用自体がマゾい。LRで限定的に復活したが、正直違いが分からないレベル。

ブレードは一回の攻撃で複数回(3~4回)の攻撃判定が発生する。スペックシートの攻撃力は1Hitの物なので、実際のダメージはこれの2~4倍ほどになる。
また、作品によっては空中Hit時に更なるダメージ補正がかかる。初代・PPでは4倍、MoAでは3倍、2~SLでは1.5倍。NX以降は無し。

レーザーブレード上級編

2以降、機体構成によってブレードの攻撃モーションが変化する。当てやすさと多段Hit判定が変わってくる。

軽量二脚+中量コア+中量腕=水平斬り+前記以外の組み合わせ=振り下ろし
中量二脚+軽量コア+軽量腕=振り下ろし+前記以外の組み合わせ=水平斬り
重量二脚振り上げ気味構成問わず一種のみ
逆関節振り下ろし同上
四脚・タンク突き同上
フロート水平斬り同上

刃の長さ(攻撃範囲)もブレードによってピンきり。最短ブレードは突きがフルヒットしないこともある。
また、ブレード刃は障害物を貫通するため、ドアくらい薄い壁なら壁越しに切る・突くこともできる。
壁の向こうで敵MTが引っ掛かっている時などに有効。ドアに密着して左腕武器ボタンを押すと普通にドアが開いてしまうため、地上ブレホによる踏みこみを利用しよう。

反動の利用と対策

ここで言う「反動」とはキャノン発射時の後退(キックバック)ではなく、被弾時に受ける硬直のこと。

強い反動を持つ攻撃を喰らうと、僅かな時間だが機体が硬直する(固まる)。
シリーズによって差はあるが、ハンドガン、バズーカ、グレネードランチャーは概して反動が強い。
反動武器を連続HITさせ、敵機を思うように動けなくする「固め」はとても有効な戦術である。一度固められると抜けだす事は難しい。
PS三部作では自機の足元にグレネードやロケットなどの爆風が発生する武器を当て、その衝撃で抜ける苦肉の策がある。2系以降なら全ての硬直をキャンセルするエクステンションブースタを使うとよい。

壁出し撃ち・段差撃ち

ACの射撃攻撃は銃口部分から当たり判定が生じている。これを利用し、曲がり角やドアの陰から銃口だけを出して射撃すれば、自機を攻撃にさらすことなく安全に攻撃できる。あくまで銃口だけを出せばいいため、ロックマーカーが緑色の状態でも大丈夫。

基本的にはミッション用の小技。敵の密集地帯に入る時には出来る限りの敵をこれで片付けるといい。
「右手に銃・左肩にロケット」などの様に、左右どちらの方向からでも攻撃を行えるようにしておこう。

また、段差を利用した方法もある。崖っぷちから背中武器の砲口だけを出すことで、足元の敵を安全に攻撃できる。

当たり判定の利用

「グレネードを避けようとしたら、ギリギリで弾がすり抜ける位置まで動いたのに当たった」という状況は、レイヴンなら誰しも一度は経験するだろう。
これも3Dゲームや2D格闘ゲームでよくあることで、「攻撃の当たり判定は弾の大きさとぴったり同じ」と思ってはいけない
当たり判定は武器それぞれによって違うので、撃ったり当たったりしながら学ぶしかない。 ACシリーズではグレネードやミサイル、大型ロケットなどが当たり判定が大きい傾向にある。

特にグレネードはこの巨大な当たり判定を意識することで、戦術を広げられる。
グレネードはサイトが狭く、弾速も遅めなので、2次ロックして当てるのはなかなか難しい。
ここは発想を変えて、至近距離まで接近してからぶっ放してみよう。大きな当たり判定を相手に押し付けるのだ。

計器戦闘

豪雨・濃霧・砂嵐・暗所など、様々な理由で敵機が視認できない状況が発生する。
こうした時はレーダーとロックサイト、そしてインフォメーションメッセージを確認しよう。
インフォメーションを見れば、攻撃が命中したのか、敵機を撃破したのかをすぐ確認できる。

爆風武器の利用(PSシリーズ)

PS三部作では、グレネードや一部のミサイルで大きな爆風が発生する。爆風のダメージは直撃時と変わらないので、敵を爆風に巻き込んで倒していく武器になっている。

爆風は地形と障害物を貫通する。障害物に隠れている敵を一方的に炙ることができる。狭い通路の曲がり角や、高所から段差撃ちを狙ってくる相手にも有効。
また、ブレードを狙ってくる相手へのカウンター戦術として「グレネードバリア」も考案された。地面に向けて爆風武器を撃つことで、自機もろともに敵機を焼く戦法である。キャノンを運用する機体ならばそれなりの防御力は持っている筈なので、ブレードを阻止するとともにダメージ勝ちも狙える。

熱攻め(2以降)

高熱量の武器を当て続け、熱暴走を引き起こす対AC戦術。特にNシリーズで凶悪。

基本的にはハンドガンを当て続けたり、グレネードを叩き込めばいい。
3シリーズ以前の作品では、一度相手が熱暴走を起こし、緊急冷却を開始したら、攻撃の手を緩めるといい。熱量特化型のハンドガンは攻撃力が小さいため、熱ダメージも合わせないとAPを削りきれない。機体温度が下がり続ける緊急冷却中に撃ちこむのはもったいない。
Nシリーズでは構わず撃ちこみ、エネルギーを空にしてしまおう。

戦術編

装備解除を利用する(3以降)

武器・エクステンションのパージが導入され、重量超過状態でも出撃可能となったことで、主に対戦用の新戦術が生まれた。

◆必要な分よりも多くの武装を搭載しておき、相手とステージによって不必要な装備をパージする戦術◆

◆一発が強力な武器」を無理やり搭載し、数発撃ったらすぐパージする戦術◆


アーマード・コア シリーズ/AC若葉講座 PS・PS2タイトル編